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別れの始まり
6月23日(金)
ロンドン 多分晴れ

今日2件目のアップです。
今週は、夜更かしもしくは、朝に就寝する生活を送っています。

大学院での卒業試験が終了し、今月30日で大学の第三学期であるSummer Termが終了します。学校側が提供する「修士論文の書き方セミナー」が、来週24日から一週間行われますが、それが終われば、授業もなく、9月1日までに修士論文を書き上げ、学校側に提出して、全てが終了。あとは卒業できるかどうか発表される秋までをドキドキしながら過ごし、12月(昨年の場合は14日)の卒業式を待つのみです。…私は修士論文を終えたら、日本に戻るため、卒業できると判明しても、たぶん卒業式は出席しませんが、出席しなくても卒業証書は郵送で送られるそうです。

と言うわけで、今週から自分の帰国まで、別れを惜しむ期間となります。知人でも何人かの学生が今月中に母国へ帰国し、故郷で修士論文を書くそう。そういった人たちと一緒に食事したり、外出することが多くなりました。この一週間で、外食3回、寮でお料理2回、パブでサッカー観戦3回、人の部屋で語り2回、キッチンで朝まで語り1回と、何か毎日がお祭りみたいです。少なくとも今月中は、そんな調子が続きそうです…。

一番好きな人たちのうちの1グループである、日本人仲間の一人が今月末に帰国、来月にまた一人帰国します。異国にいて日本の知人自体少ないし、大学院にいる日本の友人はロンドンに3人しかいませんが、同郷の人と一緒に過ごす時間を少しでも持つことが、精神的にもちょっとした支えになってくれます。彼らは皆んな男性ですが、性別を全く気にしない友人たちで、人生について、人のあり方について、これまで語ることのできる人たちでした。

昨日も朝5時半まで、うちのフラットのキッチンで、互いの客観的に見た対人関係の問題点について率直に意見をし合ったり、将来のことを話したり、好みの女の子の話(私の場合は好みの男性。ちなみに年上好き、且つ福山雅治カッコイイ☆:笑)をしたり。大学の学部を卒業して数年が経っていたこともあり、こんなに自分や相手の内面に触れるような話ができる人たちに会えたのは本当によかったなぁと思います。

その中でも、特に面白かったことは、心理学を勉強している人から出てきた言葉。「自分の人生に、現時点で満足していると言えるか」との質問にyesかnoで答える、というもの。

4人中、現時点でyesと答えたのは1人。他の人は、以前はnoだったけれども、yesの割合が確実に増えているという人。noだし自分の人生は変えようと思えば変えられるけれど、変えることで周囲の人に与える影響を考えると、変えられないでこのまま進まなくてはならなさそうという人。また、yesかnoか判断をつけるのは難しいが多分no、という答えが出てきました。gwenがどれかは、内緒☆

そこで心理学を学んでいるアキさん曰く、現在yesかnoかは、自分の認識の中に置きつつも、その状況から、yesの方に向かうように自分で行動していくことが大切なんだということを話していました。

現状が満足でyesと答えられるなら、それはそれでOKの人生。答えがnoなら、noをyesの方向に向かわせるように行動することで、人生はより良くなるということみたい。

試験が終わると、一気に修士課程が終盤に差し掛かってきたという感じが出てきます。あと2か月ちょっとで帰国。今後どうなるか分かりませんが、いい方向に進むよう、yesの割合をより増やしていくよう、行動していかないとね。でもよりよい方向に進むには、結局明確な目的と意思が必要、つまりまずは気の持ちようと、自分のありたい姿を作ることかな、と思うのでした。

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The Anchor and Hopeで食事を終えた後、パブに立ち寄り、パブを追い出された後に、3人の仲間と写真撮影。後はタワーブリッジ☆
# by gwenlondon | 2006-06-24 09:34 | 生活
グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -
キャンパスの向かいには、国立海洋博物館(National Maritime Museum)があります。様々な船の模型から、津波やうずしおのでき方、大航海時代のお話、タイタニック号の客船について、などなど、船や海好きには良い場所かと思います。

グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -_a0055525_18501851.jpg
博物館。中は撮影禁止でした。

グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -_a0055525_18541155.jpg
外には、大きないかりから、

グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -_a0055525_18542923.jpg
英国海軍の戦闘機まで。

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この博物館の裏手も、緑が一杯。

グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -_a0055525_1858111.jpg


グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -_a0055525_18583549.jpg


グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -_a0055525_18593450.jpgまた、グリニッジ大学の隣には、フェリーが出ていて、タワーブリッジにはフェリーで帰れることが判明。
でも、往復で7ポンド(≒1,470円)、片道6ポンド(≒1,260円)という表示を見て、断念…。だって、値段の付け方が変ですもの。次回はフェリーで往復するというのもアリかもしれません。
ちなみに、こちらはフェリーではなくて、フェリー乗り場の近くにある展示されている船。

グリニッジマーケットに続く
# by gwenlondon | 2006-06-24 07:34 | グリニッジ
イングランド戦 3試合目を パブで観る
6月20日(火)
ロンドン 曇り

再びW杯のお話ですみませんが、イングランド第三試合を、学校内のパブで見てきました。試合後暴れる人たちをこれまで見たこともあり、危険かなと思いましたが、屈強そうなインドの学生が一緒に来てくれたので、観戦が実現しました。
イングランド戦 3試合目を パブで観る_a0055525_7351245.jpg
学内のパブは人がいないとこんな感じ。

今回は明らかに学生に見えない人たちもいたので、学内のパブとはいえ、一般の人がかなりいたように思えます。

初めてイングランド戦をパブで見ましたが…人々の一体感が強かったです。

イングランド戦 3試合目を パブで観る_a0055525_1929237.jpg
こちらは、上手く撮れていませんが、人で埋め尽くされています。

イングランド戦 3試合目を パブで観る_a0055525_1929014.jpg
こちらも。もう、歩けないくらい。

イングランド戦 3試合目を パブで観る_a0055525_19294287.jpg
何がすごいって、点数が入ればパブが揺れるほどの歓声が上がり、テレビのReplayで得点ゴールが再度テレビに流れれば、また歓声。抱きあがって跳ね上がって、それは忙しそうなのですが、皆んなが熱く一体なのです。

それ以外にも、相手チームのプレーヤーがイエローカードをもらえば、歓声が響き、その選手の名前がテロップに載れば、また歓声。

イングランド戦 3試合目を パブで観る_a0055525_1931344.jpg
ビールの名前が入った帽子を被る人。たぶんスウェーデンのチームのサポーターでしょうか(選手のシャツの色に似ているから)。でも、イングランドの紋章が入っているし…??

点数が2対2になったところで、もう試合は動かないだろうし、もしイングランドが負けたりして、色々と巻き込まれるのは怖いので、試合終了5分前にパブを後にしました。

イングランド戦 3試合目を パブで観る_a0055525_19312796.jpg
帰り道には酔っ払ってテムズ川に飛び込み、はしごで登ってくる人。

写真は撮りませんでしたが、鼻の骨が折れて血だらけの人がミレニアムブリッジをフラフラと歩いていたりして…。

イングランドを応援する人々の熱い思いを体感でき、良い経験になりました。
# by gwenlondon | 2006-06-21 19:34 | ワールドカップ 2006
グリニッジ探索 - 大学編 -
先日、グリニッジ(Greenwich)へチラリと出かけてきました。

学校近くを走る188番バスの行き先に「北グリニッジ(North Greenwich)」と見つけて以来、多大なる関心を持っていました。その日は卒業試験が終わって数日目だし、188番バスはタワーブリッジ近くを走っているし、と思い立ち、冷やしたミネラルウォーターを持って、バスに乗り込みました。

グリニッジといえば、世界標準時のグリニッジ天文台ですが、調べ物をせずに出かけたため、現地に到着しても、どこに何があるのか分からず、バス停の前のグリニッジ大学とその周辺をブラブラするにとどまりました…。次回クラスメートと行く予定なので、そのときには天文台を目指します。
グリニッジ探索 - 大学編 -_a0055525_18251279.jpg
グリニッジは、タワーブリッジから188番バスに乗ります。どれだけの時間がかかるか心配でしたが

グリニッジ探索 - 大学編 -_a0055525_19165935.jpg
実際、30分もせずに到着。そんなにご近所とはΣ( ̄□ ̄;)、ビツクリです。

グリニッジ探索 - 大学編 -_a0055525_18314710.jpg
グリニッジは、バス停の周辺に関して言えば、学生街の様子。少し離れると、キレイな建物が並んでいます。

グリニッジ探索 - 大学編 -_a0055525_18342980.jpg
バス停のそばに、グリニッジ大学があります。とても美しい場所と聞いていましたが、緑も建物も「イギリスの大学」的、つまり広大な緑に囲まれた、時代を感じる建物のあるキャンパスでした。

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そうよ、イギリスの大学は、緑がまぶしいものなのよ!

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私の通学する大学院に、芝生を半分ほど分けてもらいたいです。(ロンドンの街中にあり、緑と言っても、道路沿いの街路樹に囲まれているくらい…)

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広すぎてカメラに収まりません。

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こーんなに広くて、とてもキレイな場所で勉強できる、学生がウラヤマシイ。(T_T)

海洋博物館に続きます。
# by gwenlondon | 2006-06-20 19:03 | グリニッジ
「紛争は、必ずしも悪いものではない」…本当?
6月19日(月)
ロンドン 曇り

今日は久しぶりに1日涼しい日でした。気温も18℃~22℃くらいを前後していて、7分丈のシャツを着てちょうどよいくらい。

今日はカメラを持ち運び忘れて、ロンドン画像がなく、すみません…。

久しぶりに、指導をしてくださる先生であるスーパーバイザーにお目にかかりました。目的は、修士論文のアウトラインを作るための相談です。

修士論文について、紛争後の国の復興支援をする上で、現場国の文化があまりにおろそかにされている、ということについて書く予定です。

まだ草稿段階ですが、過去に、紛争後の平和構築として使われる計画書・工程表(?)・報告書を見ることがよくあったことがきっかけです。西側の文化をそのまま、西側ではない国にもたらそうとしている?という疑問がありました。紛争後の平和構築を行う際に、計画を作る側と、計画を実行する国との、文化の違いがあまりに意識されていないし、それが復興支援に悪影響をもたらしているのでは、という意見が私の中にあります。

西側の文化は素晴らしいものだと思いますが、それをいきなり異なる文化にもたらしても、いっそうの混乱を招くだけの可能性があるのでは。そこで、もう少し他国の文化や、そこにいる人のこと考えて、国の建て直しについて考えましょうよ、ということを修士論文に書きたいと思います。

もうちょっと読んでもいいかな、と思われた方はこちらからどうぞ。
# by gwenlondon | 2006-06-20 10:16 | 勉強
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
by gwenlondon