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ロンドンのバレンタインデー
このところお買い物に行くと、バレンタイン・デーのお菓子が、店頭に並んでいます。マークス・アンド・スペンサー(M&S)のチョコレートもとても可愛らしいし(クリスマスの時からの金色の箱のチョコレートもまだ置いてあったけど…)、ロンドンのバレンタインデー_a0055525_3363111.jpgテスコ(TESCO)もなかなか。トワイニング・ティー(Twinings Tea)の店頭に紅茶と一緒に並んでいた、大きな赤いハートの箱に入ったチョコレートもステキ(なので買ってしまいました。写真は7日にUP)。Bootsには手頃なチョコレートがたくさんありました。むしろ自分用に欲しい☆

ロンドンでも、バレンタイン・デーにはチョコレートをプレゼントするようですね。知りませんでした。カナダで働いていたときは、男性が(←強調!)女性にプレゼントをするものでした。バレンタイン・デー当日のランチタイムには、職場の敷地内にあるバーにスタッフが集められ、オフィスから全員にワインが振舞われたのを思い出します。周囲を見た限り、チョコレートのやり取りはありませんでした。

ということで、ロンドンのバレンタイン・デーはどういうものなのだろう。例によって、寮の近所の喫茶店のご主人に質問してみました。

ロンドンのバレンタインデー_a0055525_1252134.jpgバレンタイン・デーは1000年以上前からの伝統で、この日に好意のある人に、告白する日だったとのこと。女性に限らず、男性からもカードやお花、プレゼントを好きな人に渡したりするそう。でも、同性にプレゼントをしてはだめですって。これは厳しい規則ですね。
(2月10日追記:クラスメートによると、義理チョコ制度も存在しないことが判明。これは純粋に恋人や夫婦同士のイベントで、友達や同僚にプレゼントをすることもないそう。)

贈るものとしては、伝統的にはカードや贈り物をプレゼントしていたそう。カードにメッセージを託したり、詩を作って渡したり、小さな贈り物(お花束が多い)を好きな人に手渡するのが一般的な模様です。ロンドンのバレンタインデー_a0055525_714263.gifチョコレートのプレゼントは、ここ数年増えてきたとおっしゃっていました。なお、カードには何を書いてもよいけれども、多くの場合は、受け取る人に対する好意の気持ちを書きます。その際にとても重要なことは、差出人は自分の名前をカードに書いてはならず、受取り側に差出人を推測させなくてはならないこと。ゲームみたいです。

そこで喫茶店のご主人に、日本は女性が男性にチョコレートを渡すことを伝えたら、「それはいけない、男性がもらうほうだって?! なんてこった!」と驚いていました。日本の英字紙にでも、ご意見を投稿してくださいとお話しておきました(笑)。もちろん、ちゃんと3月14日にはホワイトデーがあって、そこでお返しがされることもお伝えました。

カナダとロンドンに関して言えば、双方向のやり取りなのに、日本では女性から。↓下の民主主義ではありませんが、ひとつのイベントが時を経て色々な国に普及していく際に、独自の進化を遂げているから、祝い方も国によって変わってくるのでしょうね。
by gwenlondon | 2006-02-07 02:26 | ロンドン一般
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
by gwenlondon