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Dissertation - 修士論文 -
ロンドンにある、とある大学院の修士課程を修了するためには、卒業試験を通過し、Dissertationと呼ばれる学位論文を書かなくてはなりません。大学院が始まって5か月目、そろそろ修士課程のお題目を決めなくてはならない時期になりました。

修士論文は、まず学生が題目を決めて、スーパーバイザーと相談します。その際にスーパーバイザーが、10,000ワードで書ける内容かどうか、あまりに漠然としていて、内容の幅が広すぎないか、国際関係に関連したものかなどを判断し、学生に許可を与えます。許可を得たら、5行ほどの概略を追加して、3月1日までに当学科の事務局に提出します。それから、4~5ページの概略を5月初めまでにスーパーバイザーに提出し、さらにコメントを受けます。そして、スーパーバイザーや、そのお題目の専門家に相談しつつ、無断引用(plagiarism)に注意しながら書き上げ、9月1日17時までに提出します。

修士論文は10,000ワード程度。これはいつも書いているエッセーが2000~3000ワードであることから、その4, 5倍ということ。今書いているエッセーだけでもヒーヒー言っているのに、先が思いやられますが、何を書こうか悩んでいるところです。

今、単に関心を持っている分野を列挙すると;
・第三国主導による、非民主主義国の民主化プロセスが失敗するケース
・人道支援の背後にある国際政治のロジック
・紛争後の平和構築における文民と軍隊の協力はどこまで可能か
・台湾のナショナリズムの高まりと東アジアの安全保障に与える影響

…と、列挙しようと思えばまだまだ出てきそうで、まだ絞りきれていません。修士論文は、卒業後の進路を考えるときにとても大切なものであると(私は)認識しているため、3月1日の期限まで、沢山考えないと。

どうして大切と思うか、これは組織にもよりますが、仕事の申込要綱(application form)に、修士論文のテーマを書かなくてはならない場合があります。それを意識して、就職を希望する組織が現在、どんなことに関心があって、この数年間で何を達成したいか、課題としているかを調べてから、論文の題目を考え、書いてもいいかなと思うわけです。

こう言うと、修士過程への進学は、純粋に自分の知的好奇心や関心を満たすためのものではないように聞こえますが、元々ある分野(私の場合は国際関係)に関心を持っていたから、大学院への進学を決めたのですし、その関心につながっている組織に就職を希望しているわけだから、論文のタイトルを決めるときにも、関心分野と、そうかけ離れることはないと思います。それに、1年という時間と、進学資金、勉強の労力を投資して修士課程に進むということは、純粋に自分の関心だけを満たすことだけではなく、修士課程修了後の進路も視野に入れての決断ですからね。

とは言え、周囲の学生と修士論文の話をすると、ヨーロッパで就職する場合、修士論文の内容や成績は大して重要視されていない、とにかく卒業すればOK、とのこと。このコメントを額面どおりに受け取ると、上記は一般的ではないのかも…。実際の一般企業はどうなのだろう…。

ともかく、成績はずーっと残るし、良い成績を収めることができればそれに越したことはないので、とりあえず気合い入れないとね。
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# by gwenlondon | 2006-02-10 08:32 | 勉強
毎朝の野菜スープ
ロンドンで学生生活を始めてから、自炊しなくてはならなくなり、食事には気をつけるようになりました。自分の健康は自分で管理しないとなりません。

そこで、野菜の栄養をすべていただけるスープが私の健康をキープしてくれています。留学中に食べているもののレシピを記録。超簡単です。ちなみに、これを食べ始めて以来、風邪知らず!

簡単 一日の初めの 野菜スープ(朝食約2~3回分)

材料a0055525_20485725.jpg
・にんじん 1本
・たまねぎ 1コ
・カブ 1コ
・芽キャベツ 12コ
・にんにく 1~2片
・ハム3枚 もしくは 鶏のもも肉(ドラム)2本 もしくは ソーセージ2本
(前回はドラムだったから、今日はソーセージでトライ)
・水 950cc
・スープストック(固形、細粒、何でも可)

調理法
1. にんじん、たまねぎ、カブの皮をむきます。にんじんを輪切りに、たまねぎを4等分に、カブは8等分に切ります。芽キャベツはよく洗って固い部分に十文字の切り込みを入れる。にんにくもスライスする。a0055525_2054832.jpga0055525_21322034.jpg

2.鍋に(1)の野菜、ソーセージを入れる。水も入れる。
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3.クノール・スープのキューブを入れる。(今日は"野菜"をセレクト)
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4.弱火で好きな時間だけ火にかける(私の場合はだいたい5時間くらい。IHの一番弱い火力で)にんにくは上に浮かせています。
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5.出来上がり☆
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ロンドンの場合は、芽キャベツが300gで60p(≒120円)、バラで購入すればさらに安くなるので、日本と比べたらお手ごろですね。ソーセージを入れてみましたが、中々のお味。温かくなるし、オススメです。何よりも、固形スープを使っているので楽にできてしまいますが、こちらのクノールは、鶏、魚、豚、牛、羊、野菜、ハムの7種類のストックを販売していて、(牛以外の)ストックを購入し、取り替えながらスープを作っています。

最初はハムを入れていましたが、ライさんからドラムとにんにくを、あたさんからソーセージを入れることをお勧めいただき、初期のスープよりも一段とパワーアップできました。
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# by gwenlondon | 2006-02-08 21:16 | 生活
ロンドンのバレンタインデー
このところお買い物に行くと、バレンタイン・デーのお菓子が、店頭に並んでいます。マークス・アンド・スペンサー(M&S)のチョコレートもとても可愛らしいし(クリスマスの時からの金色の箱のチョコレートもまだ置いてあったけど…)、a0055525_3363111.jpgテスコ(TESCO)もなかなか。トワイニング・ティー(Twinings Tea)の店頭に紅茶と一緒に並んでいた、大きな赤いハートの箱に入ったチョコレートもステキ(なので買ってしまいました。写真は7日にUP)。Bootsには手頃なチョコレートがたくさんありました。むしろ自分用に欲しい☆

ロンドンでも、バレンタイン・デーにはチョコレートをプレゼントするようですね。知りませんでした。カナダで働いていたときは、男性が(←強調!)女性にプレゼントをするものでした。バレンタイン・デー当日のランチタイムには、職場の敷地内にあるバーにスタッフが集められ、オフィスから全員にワインが振舞われたのを思い出します。周囲を見た限り、チョコレートのやり取りはありませんでした。

ということで、ロンドンのバレンタイン・デーはどういうものなのだろう。例によって、寮の近所の喫茶店のご主人に質問してみました。

a0055525_1252134.jpgバレンタイン・デーは1000年以上前からの伝統で、この日に好意のある人に、告白する日だったとのこと。女性に限らず、男性からもカードやお花、プレゼントを好きな人に渡したりするそう。でも、同性にプレゼントをしてはだめですって。これは厳しい規則ですね。
(2月10日追記:クラスメートによると、義理チョコ制度も存在しないことが判明。これは純粋に恋人や夫婦同士のイベントで、友達や同僚にプレゼントをすることもないそう。)

贈るものとしては、伝統的にはカードや贈り物をプレゼントしていたそう。カードにメッセージを託したり、詩を作って渡したり、小さな贈り物(お花束が多い)を好きな人に手渡するのが一般的な模様です。a0055525_714263.gifチョコレートのプレゼントは、ここ数年増えてきたとおっしゃっていました。なお、カードには何を書いてもよいけれども、多くの場合は、受け取る人に対する好意の気持ちを書きます。その際にとても重要なことは、差出人は自分の名前をカードに書いてはならず、受取り側に差出人を推測させなくてはならないこと。ゲームみたいです。

そこで喫茶店のご主人に、日本は女性が男性にチョコレートを渡すことを伝えたら、「それはいけない、男性がもらうほうだって?! なんてこった!」と驚いていました。日本の英字紙にでも、ご意見を投稿してくださいとお話しておきました(笑)。もちろん、ちゃんと3月14日にはホワイトデーがあって、そこでお返しがされることもお伝えました。

カナダとロンドンに関して言えば、双方向のやり取りなのに、日本では女性から。↓下の民主主義ではありませんが、ひとつのイベントが時を経て色々な国に普及していく際に、独自の進化を遂げているから、祝い方も国によって変わってくるのでしょうね。
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# by gwenlondon | 2006-02-07 02:26 | ロンドン一般
ネットで被害届(ロンドン警視庁)
土曜日の午後、同じ寮にいる学生から電話がかかってきました。
何でも、クレジットカードを取られた上、勝手に使われたとのこと。

金曜日の夜、知り合いに誘われてバーに飲みに行った際、お財布から現金30ポンドとカード1枚を抜き取られ、一緒にいた知り合いはサイフごとなくしたみたい。

サイフにあった、学生証や母国の銀行のカードは手付かず。現金とカード一枚だけを抜き取って、ズボンの後のポケットにサイフをもどしたということだから、何と鮮やか!

それを土曜日の午後に気づき、即カード会社に連絡したら、すでに50ポンドほど使われていたそうです。カードの使用を停止し、そして私に電話をくれました。あと、ロンドン警視庁(the Metropolitan Police)にも盗難届けを出すようカード会社より言われたそうです。

一緒にロンドン警視庁のサイトを見ていたら、インターネットで被害届を出すことができることが判明、それで届けを出していました。

インターネットで被害届が出せるなんて!

サイトによると、届出できる事件にも条件があり、緊急事態ではない窃盗(Theft)や、公共物などの破壊行為(Criminal Damage/Vandalism)、車上荒らし(Theft from a motor vehicle)、車の損傷(Damage from a motor vehicle)に限られます。交通事故(Road Traffic Accidents)もしくは衝突事故(Collisions)、落し物(lost property)については対象外です。

上記の緊急対応の必要が低い犯罪の他に、憎悪犯罪(Hate crime:日本でもヘイト・クライムという?)も、インターネットで届出を出せるそう。ヘイト・クライムには、怨恨による犯罪・事件、人種の違いや、同性愛者、性同一性障害、信仰、(英国の)非国教徒、障害者などの理由によって犯罪が行われたと、被害者が認識した事件のことを言うそうです。その他にも、人に相談しずらい犯罪に巻きこまれた、もしくは目撃した場合の通報情報もありました。

ただ、犯罪が深刻、現在進行形である、犯罪者が近くにいる、犯行現場を目撃した、現場に証拠が残っている場合は、インターネットではなく、緊急連絡「999」を利用すること、ともあります。

ロンドン警視庁サイトより、緊急性のない犯罪もしくは憎悪犯罪の被害報告サイト(Non-Emergency Crime and Hate Crime/Incident Report)へ移動、そこで、1. あなたの名前と犯罪との関係、2. 犯罪の種類、3. 被害者・加害者の情報、4. 被害者情報、5. 犯罪現場の名称、6. 犯罪が行われた日時、7. 被害情報、8. その他情報、9. これまで書き込んだ情報の確認 を記入して、被害届の提出が終了します。

ネットで被害届が出せるのは便利ですね。お世話になりたくないけれど…。

そういえば、「2月14日からデビットカードを使用する際には必ず暗証番号(PIN)を入れることになります」、というお知らせを最近いたるところで見ます。これまで暗証番号を入れないで買い物ができていた場所で思い出すのは、大学図書館、M&S、TESCO、Sainsbury's、Tube…沢山あります。これまで、暗証番号を入れないでいいという状態が続いていたこと自体おかしなことです。そんなカードが盗難にあったらそれこそ悲惨ですもの。
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# by gwenlondon | 2006-02-05 23:23 | ロンドン一般
選挙権の行使の仕方
今日のロンドンはうす曇り+0℃をうろうろしていたみたい。

今日やっと! 今週締め切りのエッセーを提出しました。
書き上げたのは、セミナーが始まる1時間半前。そう難しい内容ではなかったのですが、書くべき情報が膨大であったため、読書量が多く、そしてそれをまとめるのが大変で1週間かかりました。睡眠も4時間くらい…。今日は沢山寝ます!

今日のセミナーは批判主義についてでした。オーソドックスな国際関係の理論は、国や安全保障などに焦点を当てて国際関係を説明しようとしています(代表的なものとして、ネオ・リアリズムとかネオ・リベラリズムとか)が、批判主義は、そういった既存の枠組みを批判し、歴史と歴史から現在に至るまでの流れと、全体的な世界秩序に着目しています。それに関連していくつかの理論があり、例えば歴史的物質主義(日本語は拙訳 historical materialism)なんかは、発展した国が発展途上国を搾取しているため、途上国の発展を妨げているという考えを持ち、国際政治経済関係を、世界の中のコアな国(Core, centre)と周辺国(Periphery)という視点で国際関係を見ています。

なのに、セミナーでは民主主義についての議論が大半を占めていました。
きっかけはギリシアから来た学生の質問。

「セミナーとは関係ないのですが、イギリスにきて驚いたことがあります。こちらでは選挙に行くのが義務ではなく、行きたい人がいけばいいのですよね。これは私にとって、大きな疑問です。民主主義国家であるのに、なぜイギリスやアメリカの人々は選挙の権利を行使しようとしないのでしょうか。」

全然セミナーと関係ないし!! とはいえ、興味深い質問です。

彼女曰く、ギリシアでは、投票権を行使することが法律で義務付けられており、もし正当な理由を提示せずに選挙へ行くのを怠れば、刑罰に処せられるそう。罰とは、罰金もしくは数か月(!)投獄を意味するそうです。最近法律が改正され、身分証さえ提示すれば国内のどこででも投票ができるようになったとのこと。

イギリスからの学生の返答は「各政党が本当に一般の人々の利益に乗っ取って政治を行っているという意識が一般の人々に普及していない。特に、フランスなんて、アフリカから来た人たちの利益を代表する政党、ムスリムの政党、その他色々な政党があるが、かれらは自分たちの利益を守ることだけ考えていて、個々人の幸福という観点で物を見ていない」ということ。

アメリカからの学生の返答は「選挙で大統領を選んだり、州知事を選んだりすることで、一般の人々は日々の問題を解決するのに直接つながっているとは考えていない。そのため、選挙に関心を持たないのではないか。アメリカには、各地域に地方の協議会(Council)があるが、そこへ行けば議会の人と直接話をして問題を提示できるし、電話すれば、そこの職員が話を聞いてくれて、解決を図るよう努力してくれる。しかし、州政府に連絡しても、職員が話を聞いてくれるかもしれないが、それが解決につながるわけではなく、さらに州知事に電話しても、留守電が対応するだけで、残したメッセージがどうなっているかなんて見えない。コミュニティーにつながっている団体が結局問題を解決するのだからね。
イスラエルとか台湾になると、民主主義を享受しているとはいえ、国のトップがその国の存亡の鍵を握るので、選挙率は格段に高いが。(注1)」

民主主義とは、国民が主権を持ち、国民の意思をもとにして政治を行う主義のことを言うとすると、私にとって成熟した民主主義というのは、自由民主主義を意味するのですが、ギリシアの民主主義には自由が付かないのかもしれません。個人の自由な活動を重んじるという意味での自由主義がない、つまり選挙権を行使しない自由がないということでしょう。ちなみにギリシアとは関係なく、色々な種類の民主主義があるのだなー、という意味で言うと、ヒットラーも民主的な手法で選ばれており、ナイジェリアでは、選挙で民主主義を否定する政党が選ばれたり、先日のパレスチナ選挙でも、強硬派が選挙で選ばれていますね(=市民はイスラエルに対する強硬派の政策を支持している!)。

「日本の場合は、(一般的ですが)政治に無関心の人が多い。その背景には、日々の生活の基本的なニーズが満たされていることから、国政に関心を持たなくてもそれなりの水準で生活ができるし、外国からの攻撃という意味での安全に対する危機感があまりないことから、安全保障に対する関心も低いのでしょう。そして、国政に対する関心の低さが、その国の安定さを多少なりとも表していると思う。」

と、授業の後にギリシアの学生に話したら、権利があるのに行使しないなんて信じられない。生活に満足するなんてことがありえるの? 政府を監視できるのは、一般の国民の義務であり、彼らが間違った方向に行かないように見るためには、選挙に参加しなくてはならないはずよ。と言っていました。まさに正論、その通りです。同意。絶対にそうあるべきだと私も思います。

でも、それを多くの人が理解して、政治について考えるようにつなげるには、どうすればよいのでしょう。日本では選挙が行われる数か月前に、タレントや有名人がポスターで「投票に行こう!」とか呼びかけているわけですが、これはこれで、何となく変な感じ~とも思いました。政治について考えさせるというよりも、投票率を上げることを目的にしているように見えますもの。投票率をあげるためだけの広告なんて、意味なし。
もちろん、有名人ポスターについては、ギリシアの学生に言わないでおきました…。

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注1:アメリカの学生の意見は一部誤っています。2000年の台湾の国民投票の投票率は45%。これは高いとはいえないと思う…。以前台湾の人に台湾の安全保障についての台湾の人の関心の高さってどうなのと聞いたところ、「結局ずーっと現状維持状態が続くのでしょうし、こんな政治の話を毎日のように聞いていて、若い人は正直うんざりなのよ。それに選挙に行っても行かなくても、今の生活が変わるわけではないし」、という返答が帰ってきました。つまり台湾の人の多くは、今の安定した経済状況=生活に満足していて、さらには特に若い世代は、中国大陸による侵攻ということを想像できないような安全な環境で育ったから、国の安全に対する関心の度合いが薄いのかもしれません。
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# by gwenlondon | 2006-02-04 10:59 | 勉強
フラットメート
今日のロンドンはこの冬一番と言うくらい寒かったです。日中でも1℃前後だったと思います。2月はどの国でも寒いのでしょうね。

最近エッセーに追われた生活をしています。一週間一本の割合で書いている気がします(涙)。この書き上げる苦しみが、自分を成長させてくれているのだろうと、強く願って止みません。

そしてフラットメートの行動がさらに追い討ちをかけています。一例を挙げると;

・冷蔵庫の扉を閉めない。
・冷蔵庫に湯気の立っている食べ物を入れる。
・お風呂は水浸し。
・夜中2時までドンちゃん騒ぎ(毎日ではないが)。
・共用部分を使って汚しても、絶対に洗わない。
・夜中に彼らの友人がフラットを訪問する際、平気でドアベルを鳴らす。夜中3時でも。

これはいかんでしょう?
・冷蔵庫の扉を閉めない、湯気の経っている食べ物をしまう、というのは、冷蔵庫をだめにし、さらに中の他人のものまでだめにする。
・バスタブのカーテンの使い方を知らないらしい。
・パーティーを開くときは前もって、事前に人に知らせるというルールを決めたのに守らない。これは、他のフラットメートの共用部分の利用を制限するから、と言ったのに。
・そしてほぼ毎日、夜中にベルが鳴る。しかも誰も出ないと、そのお友達は何度もあきらめずに鳴らし続ける。(ちなみに、他のフラットに住む私の友人が夜遅くに来るときは、前もって電話してくれるし、それによって古新聞を扉にはさんで、建物内のフラット入口の自動ロックがかからないようにしておくことで、ベルを鳴らさずに済むようにしている。)

もう子どもじゃないのだから、こんなことを私に言わさせないでください、と泣きたくなるのですが、あと8か月近く滞在することを考えると、何らかのアクションを取ったほうが良いのでしょう。快適な生活環境を作るには、自分から動かないとなりませんよね…。エッセーを書き終えた辺りに、ミーティングを開いて意見交換をしようと思います。

うちのフラットは他の比べてとても特別です。私以外全員、中国から4人と台湾から1人、と中華圏から来ています。他のフラットは少なくても、3か国、平均4か国からきている学生で構成されているのに、何故?!
と、寮長に聞いたら、民族構成を考えて振り分けることで、人種差別と思われてもいけないるから、男女比だけを考慮して、学生を適当に各フラットに振り分けているとのこと。

そのおかげで私のフラットは、他のフラットの人々からコッソリ「アジアのバルカン半島」と呼ばれています。悪い人たちではないのですが…。

フラットで生活すると言うことは、他人が一緒にお風呂、キッチン、お手洗い、入り口を共有すること。いつも周囲に誰かがいるということで、1人暮らしより安心感がある反面、互いに異なる常識や生活習慣を持っていることで直面する問題もあるのですね。彼らの、母国の文化を忘れない生活を続けている様子には敬意を表しつつも、それが私の生活や文化を尊重しないことにつながるのならば、問題です。

エッセーだけではなく、こういった日々の生活での経験も、私をより大人にさせてくれている気がします。
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# by gwenlondon | 2006-02-02 09:53 | 生活
大学院生って、若い…
月曜日は9時から国際関係理論の授業があります。これは国際関係の大学院生全員が参加する唯一のレクチャーなので、多くの学生に会えます。人間ウォッチをしながら、おなかをだした服装から会話の内容まで、まだまだ皆んな若いな、とほほえましく彼らを見つめる、ちょっと大人の視線となる時でもあります。ちなみに「若い」って単語を、いい意味で使っています。

欧米の大学院は、就業経験者が来るものだと思っていたのですが、実際のところ、大半は学部から直接きているか、学部から直接大学院に来て2度目の修士課程(ダブルマスター)の人のよう。彼らの学生らしい明るさを見て、私も学生時代はこんな感じだったのかしらと思うと、ちょっと寂しいですね…。もう戻れない日々…(とはいえ、学生時代を大変満喫しましたが)。

このクラスではいつも私の隣に座るロシア系アメリカ人の学生がいます。ひょうきんで面白く、いつも笑いをもたらしてくれるのですが、論文を公に発表したりと、なかなかすごい人です。24歳にしてここまでできることに感心しつつ。

レクチャーが始まる前、2人で「週末はどうだった?」などと会話をしていたら、彼の隣に同じくロシアから来た学生が座りました。2人のロシア語の会話を聞き、私にとっては音でしかないロシア語で、意思疎通を図れているなんてすごいなぁと当たり前のことに感心したりして。それからレクチャーが始まり、教授の講義に耳を傾けていたら、ロシアの学生が彼にモニョモニョと何かを話し、ずーっと彼はテレながらフフフって笑っていました。

10分たってもウフフ、ウフフと繰り返し、嬉しそうなので、先生の講義内容で何か問題があるのかと思い、ノートの端に、「どうしたの?」と聞いたら、走り書きで「隣の彼が、ぼくたちがいつ結婚するかロシア語で聞いてきたんだよ」だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

えええええ?!?!?!?!? 何に考えてるの?!?!?!?!

最初の数秒は、何を言っているのか全く理解できませんでした。
というか、あなたとは、このレクチャーで隣同士で座ったことと、一度一緒に学校の公開講座に参加したことがあるだけじゃない!

どうして彼ら2人の中でこんな話になっているのか全然理解できず。ロシアンジョーク? 彼は1時間の授業中半分は、こっそり思い出し笑いをしたり、吹き出したりして、嬉しそうだったのですが、それを横目に見て、訳の分からない勘違いをしている彼が面白い、と私も笑いをこらえるのに必死でした。でもここで私も笑い出したら、よけい勘違いされるし、それはまずいと思い、先生の講義に集中したため、今日の授業はよく理解できました(笑)。また何も言うこともないので、授業の終了後、心の中に笑いを隠して、普通に「see you later」と分かれました。しばらくこの人に近づかないでおこうと心に誓ったのでした。

その後、月曜日の定例会議のように、クラスメートと学食で3時間くらい話していたのですが、その途中で、1人が「私、もしかしたら一生結婚できないかもしれない。」と、真剣に話していました。「周囲にいる学生で、私と近い趣味を持っている人なんてそういないもの。出会いの機会がないし。母国の人口は300万人しかいないけれど、1億2000万人もいる日本の人には、私の悩みを理解できないわー」などなど、とのこと。

真面目に語る彼女がかわいらしく、本気で吹き出しそうになりました。(失礼?)

彼女は学部時代の3年間、一週間に最低2本のエッセーを書く生活をしていて、3年で100本以上書いたと言っています。そこからも垣間見えるように、毎日勉強だけの生活を送ってよう。遊びに行くこともほとんどなかったと思われます。

性格上たくさんの友達を作る方ではなく、気の合う控えめの友人数人を作るタイプ。趣味は、休日は勉強の本を読むか、小説を読んだり、映画を見たり、外出するとしても美術館や博物館へ行くことの好きな人です。こういった趣味を持っていることもあり、話す内容も、自分の考えもしっかり持っていて、本当にとっても優秀な人。

ともかく彼女には「大学院の私たちのクラスメートはまだまだ若いから、社会に出て働き出したらいっぱい出会いはあるって! 保証する!」とか励ましていたのでした。

学部からきたばかりの大学院生って、まだまだいい意味で若いのですね。私の周囲にいる大学院生は、純粋で素朴な人が多いのですよ。22~24歳って、結婚を考える年なのかなと思うと、ちょっと早い気がするけれど、かわいいなぁと思いつつ、自分は彼らが今いるような段階をもう通り過ぎたことに気づいてしまったのでした。
Σ( ̄□ ̄;)はっ、いつの間に!!

ちなみに、当フラットの男性のフラットメートも若く、今もキッチンで大人数の男友達とパーティー中(夜中2時現在)。モンキーのような奇声を上げていて、見に行くのも怖くてキッチンに行けないため、カップラーメンを夕食としながら、今週金曜日に〆切が迫るエッセーを書いていたのでした。
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# by gwenlondon | 2006-01-31 11:29 | 生活
春節のチャイナタウン
今日は旧暦のお正月。ロンドンにしては珍しく、青空の広がる日曜日でした。
散歩したいと思いつつも、そうは言え、金曜日にエッセーの提出期限があるため、図書館に行く"途中"で、ロンドンのチャイナタウンへ行ってきました。場所はLeincester Street駅の近くです。

a0055525_70853.jpgバスを降車後、まずトラファルガー・スクウェアー(Trafalghar Square)へ向かったのですが、その向かう途中から人だかりがすごくて、道路も渋滞気味。やっとトラファルガー・スクウェアーに着いたものの、広場で中国舞踊か何かをしていて、人・人・人。大変な賑わいで、道も歩けないくらいです。そのため、道路を歩く人もいて、おまわりさんが神経を尖らせていました。春節はロンドンでも大人気なのですね。屋台まで出ていました。

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そこで、干支の戌(中国では"狗"らしい)の飾り物を探したのですが、片足や首がもげかかっているとか、目がないとか、普通の犬が見当たらなかったため、泣く泣くドラゴンを購入。これはこれでかわいらしくもあります。口の中には玉が入っています。

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途中で爆竹の音を聞きながら、中華街に向かいました。火事のように空が真っ白。音も大きかったです。フラットメートによると、大きな音で悪いものを払うという意味があるそう。

中華街へ到着。春節と言ったら、獅子舞を見ないと! と思っていたら、やっていました。黄色、ピンク、緑色の獅子3頭が分かれて色々なお店の前で飛び跳ねて踊っています。

フラットメートによると、獅子舞には、悪いお化け(霊?)を追い払うという意味があるだそうです。太鼓やシンバル、爆竹の賑やかな音で悪いものを払い、しめくくりに獅子がキャベツを食べるそう。そして獅子は商売繁盛をもたらしてくれるそうです。

飛び跳ねて踊っているところは、動きが激しかったため撮影できませんでしたが、肝心の、お店の前に飾られているキャベツと紅包(お年玉袋みたいなもの?)をキャッチするところはよく見えました
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おいしそうなキャベツと紅包を見つめる獅子

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辺りを気にして見回す獅子。

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そして一思いに!!

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パクリ。むしゃむしゃむしゃ…。

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さぁ、次のお店に福を運びに行こう~。

素晴らしかったです。こういう伝統芸能をずーっと守ってきて、しかも異国にいようがどこにいようが、こういうイベントを必ずするって、すごいことですね。横浜の中華街で獅子舞を見たことがありますが、その時のリズムや音楽と、そのまま同じだったのも感動しました。受け継いでいる若者も偉いですね。

中華街は、メインストリートも大にぎわいでした。春節のお祭りだというのに、中華街にいる人たちの半数以上は、英国もしくは欧州の方といった雰囲気でした。(ちなみに、昨日の春節大晦日に開催された、フラットメートの所属する法学部春節パーティーには総勢80人が参加。その大半が中国の学生以外だったそう。)もちろん、ここは英国なので、英国や欧州の方が多いのでしょうが、中国の文化にこれだけの関心を寄せているのか、それとも休日だから遊びに行こうかというノリなのか。肉まんをほおばっている彼らを見てまた、何だか嬉しい気持ちになりました。

その後、サツマイモのお饅頭と緑豆のお饅頭、カリフォルニア米を購入して、大学院へ向かいました。途中ZARAがあり、そこでセーターを購入。このセールシーズンで初めての服のお買い物をしました♪ありえないくらい安かった☆☆☆ALDOでステキなロングブーツも見つけたのだけど、マイサイズは一般的なため売り切れ。

コベントガーデンから歩いて5分程の場所にある大学院へ戻り、課題図書を借りたり読んだりして、帰宅したのでした。

帰宅後、フラットメートが各自部屋に閉じこもっていたようなので、外出中の1人を除いた全員をキッチンに誘って、買ってきたお饅頭を切り分けて、お茶しながらお話したのでした。春節は彼らにとって、家族や友人と温かく過ごすものなのだからね。私も一緒に団欒できて、楽しかったです。フラットメートが5人も集まってお茶をするのは、こちらに引っ越して来て以来、初めてのことでした。

春節について詳しいサイトがBBCにありました。こちらから。
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# by gwenlondon | 2006-01-30 07:56 | ロンドン一般
過年(旧暦の年越し)
今日(1月28日)は旧暦の大晦日です。
フラットメートが全員中国系なので、今晩はフラットの人たち+そのお友達(全員大陸から来た人)で、餃子パーティーでした。

餃子は、春節を過ごすのに欠かせないものだそうです。春節には、出稼ぎに出ている人も皆んな帰省し、家族みんなで餃子を包み、テレビを見ながら過ごすそう。

a0055525_9502182.jpg餃子は2種類。
・白菜、豚肉、マッシュルーム
・にんじん、豚肉、マッシュルーム
聞くところによると、具の中身は各家庭により違うそう。湖南省出身の女性によれば、中国で餃子屋さんへ行くと、100種類以上の餃子があるそうです。
皆と一緒に白菜やにんじんをみじん切りにして、買ってきた餃子の皮で包み、茹でて、いただきました。

にんじん入りは美味しくなかった~(正直)。
でも、白菜入りの定番の方は美味しかったです。

水餃子よりも焼き餃子が私の好みではあるのですが、本場は水餃子とのこと。しかも茹で汁まで飲むことを知りました。

a0055525_954353.jpg餃子を一通り食べ終え、会話を楽しんだ後、トランプゲームをして、一部解散。しばらく一緒にいたけれど、中国の方が台湾の人に、台湾の政治について熱心に質問していて、お先に失礼してしまいました。
(食事中の写真。壁には、中華街でよく見るような赤い紙でできた飾り付けがなされています。皆んな中国の人たち)

ちょっと面白いな、と思ったことを1つ。
私の部屋の隣の部屋にいる男性が、この寮内の中国ソサエティーのリーダー格なのですが、今回の年越しであれ、何であれ、何かイベントがあるとこのフラットに友人を連れてきます。それも沢山。そして、餃子の具材、飲み物、お菓子、壁の飾りつけのものなど、何もかも自分で買ってきて、皆んなにお金を出させないのです。

a0055525_10504.jpg不思議。学生なのにね。まぁ、お金持ちなのだとは思いますが、そういう問題ではなく、リーダー格の人は何もかもお金を出してゆったり過ごすのが中国的なのでしょうか。日本で学生がクラブ活動で集まっても、たいていが(傾斜割とか均等割りとか色々あるでしょうが)割りかんでしょう。だけど、誰も彼がお金を出すことに対して、疑問を持っていなくて、「いくらか出したほうが良い?」とか聞く人もいない。これは文化なのか、それとも私の周りの中国の方だけかしら。と、関心を持ったのでした。

明日29日は旧暦のお正月、周囲の人の雰囲気がお祭り騒ぎなので、この前の2006年1月1日よりもずーっと特別な雰囲気です。フラットメートから、ラッキーチャームみたいなものももらい、ちょっぴり私も春節を楽しんでいるのでした。このラッキーチャームの中心の飾りは双魚なのですが、いつでもつながっていますようにという意味ですって。
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# by gwenlondon | 2006-01-29 09:50 | 生活
Asian Values セミナー
今日のロンドンは変わらず曇りですが、時々青空がのぞき、少し幸せな気持ち☆
夜の体感気温は確実に零下。(((+_+)))ブルブル

今日は、先日参加したアジア太平洋のセミナーの「Asian Values」セミナーに参加した復習をしていました。
アジアの国際政治を考える上で確実に考慮に入れるべき(と私は思う)アジアの価値観に関する講義。先日、これはちゃんと聞きに行かないとと張り切って参加したのですが…。

面白くなかったです。というか、全然Asian Valueとは何かという、ゲストスピーカーのアイディアを聞かせてもらえませんでした。1時間近くのプレゼンテーションで話されていたことは、アジアの各国で普及している宗教は何かとか、アジアの価値観は家族に重きを置く、つまり国家元首が「父」で、その他の一般の人は「兄弟」であるとか、「あなたの人生において家族はどれくらい大切か」というアンケートをアジア各国とヨーロッパ各国で行ったら、「とても大切(Very)」と答えたのは中国の60%という最低数値以外、どの国の回答も75%以上だったので、アジアの家族主義は世界的にみたら特殊なものではないとか、日本の世襲議員の割合が年々増えているとか、…ともかく情報に一貫性がなく、結局スピーカーは、何が言いたかったのか分からないで終わってしまいました。1人の学生がスピーカーに、おっしゃるポイントが分からないのですが…とコメントしていたのが大いに納得という感じ。

セミナーが終わった後、ユーとお話したときも、「ゲストスピーカーは、シンガポールの社会システムは奇怪(bizarre)だと言っていたけど、シンガポール人はそう思っていないのにそんな風に決め付けて何事! 持っている視点も、植民地時代のヨーロッパが植民地主義の建前として持っていたと思われる「未開人(Barbarian)を啓蒙するために、ヨーロッパのシステムをもたらしてあげよう」という意識で話をしている」と憤慨気味。アジアン・バリューを語る先生が、アジアのことを理解していないという結論に達したのでした。

~~~~~~~~~~
明日はエッセーの提出期限であり、国際関係理論でディスカッション素材を提供する役目を果たす予定です。エッセーは書き上げたし☆ ディスカッサント(Discussant)は、発表を行うプレゼンターの意見の不足している部分や、反論、ウィークポイントを指摘をすることが求められており、プレゼンターは、授業の始まる24時間前に詳しい資料をディスカッサントにメールで送付することになっているのに、15時間前になってもまだ届いていません。さてどうなることやら…(でも何故か気持ちに余裕が…泣きを見るのは明日?)。
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# by gwenlondon | 2006-01-27 07:14 | 勉強
今年の春節 1月29日
今年の春節(=旧正月, Chinese New Year, Lunar New Year)は1月29日。ロンドンの中華街は人でにぎわい、イベントもあるそうです。

ここ数日、フラットメートとキッチンでばったり出会うと、開口一番「もう年越し(過年)だねぇ」と挨拶してくるため、ついこのまえ、年を越したばかりの私の意識には、上っていました。

次に出てくる言葉は「なぜか今回は、年を越すという感じがしないのよ。」それはそうでしょう。西暦カレンダーで日々を過ごしているのだから。あと大学院の勉強も、暦に関わりなくじゃんじゃんありますし、町の雰囲気は平常どおりなのだもの。

友人のユンは、シンガポールにいるお母さまより届いた、伝統的なお菓子を分けてくれたので、やはり中国系の人たちにとって、春節はとても大切なイベントなのだなぁと思っているところです。

フラットメートとユン双方とも「日本では春節をどう祝うの?」と、春節を祝うことを前提に、質問してきます。「東京について言えば、春節を大々的に祝わないよ。むしろ意識にもないし。ただ中華街に行ったら獅子舞があるかもね。新聞によっては、中国のお祭り騒ぎの写真が一枚、掲載されるかな。」と答えると、たいてい「え、何で祝わないの?」驚かれます。興味深くも、考えさせられる反応です。

旧暦は、農作業にも深く関係するので農業暦とも言うそうです。
シンガポールは農業国ではないのに、今でも春節付近は休暇シーズンになるそうです。中国はまだ農業国かな、台湾はITプラス農業国でしょうか(大雑把)、でも1週間のお休みに入り、有給休暇を使って休みをさらに延ばし、故郷へ帰るそう。

どちらの国々も、通常の業務では西暦を使っているのに、春節を祝うという習慣が、時代の変遷に見舞われても風化されず、残っているのですね。フラットメートは皆んな若いのに、素晴らしいと思います。

日本だって、明治維新以前は、西暦を使っていなかったのだから、全国的に祝われていたのではないかと思います。でも、現在は多くの地域で祝わないのでは?(事実は分かりませんが…)。140年も経つと、そういったお祝いを忘れてしまうのかしら。それとも、西暦の新年が代替となったということで、そのまま忘れてしまったのかしら…。

それとももしかしたら、中国・台湾・シンガポールとも、国の発展が進んだら、もしくは西洋文明の流入から140年くらいしたら、日本と同じように忘れてしまうのかしら。

ちなみにフラットメートによると、中国大陸では「春節聯歓晩会」という、日本の紅白のようなテレビ番組があるそう。家族皆んなが集まり、それを見て年を越すのが伝統だとのことですが、この歌合戦番組があまりに定番化してしまい、しかも国が作っていて不自然な感じの番組ということで、若者にはあまり人気がないとのこと。日本の紅白と似か寄ってますね。
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# by gwenlondon | 2006-01-26 11:18 | 生活
今年の冒険 第一弾
ロンドンに来てから、様々な業種の人々との交流やイベントの参加ということを全くしないでいたのですが、ある方からのご助言に勇気を得て、今年は各種イベントに参加したいと思っているところです。その第一弾が今日のレクチャー。

日本に赴任していた某国の大使が日本と某国との関係についてレクチャーをするということで、オックスフォード・サーカス近くの会場へ。友人のジーンと一緒に参加してきました。

参加者は、日本人が3分の一を占めていたので、色々な名称は伏せさせてください。
その大使は日本の経済、政治、外交の現状についてと、日本と某国との二国間関係についてお話をしていました。内容は…、日本語の新聞でよく見る問題をブリーフに列挙・説明している感じでしょうか。限られた時間でもありましたし、日本の近況を知らない人にとっては良いレクチャーだったと思われます。

質問タイムで出てきた質問といえば、郵政民営化について、日本の移民受け入れ基準は今後緩和されるだろうかとか、日本にラグビーやオリンピックなどのイベントを誘致するコツを教えてというものでした。

ジーンは、北朝鮮の核兵器問題についておっしゃっていたが、6カ国協議に北朝鮮を引き戻し、事態を改善するためにはどうすべきかと質問、私からは、EUの対中武器禁輸措置の解除を推進したいとおっしゃっていたが、解除された場合、東アジアの安全保障に対しどういったインパクトを与えるとお考えであるかについて伺いました。

ちなみに私の質問に対する返答は、インパクトは「Zero」だそうです。それじゃ答えとしては足りないからということで、EUはもし武器禁輸措置を解除したとしても、EUの行動規範(倫理綱領?:Code of conduct)に乗っ取って輸出をするから、特に影響はないと考えているというご返答。

会合後、某国大使にもっとお話を伺おう!と、二人でお会いしに行ったら、某氏は私たちの顔を見るなり、笑顔で逃げました…。でも日本人の参加者(Big shot!)の方から、ヤマハのような日本企業だって、軍事目的に転用可能な無人ヘリコプターを輸出しているじゃない(22日付日経・読売・朝日各紙参照)、現在だってEU以外の国から武器の輸入は簡単にできるんだ。EUの対中武器禁輸措置の解除なんて、大したことではない。ボクも某国大使と同じ考えだよ、とおっしゃっていました。

確かに武器禁輸措置の裏で、昨年1年だけでも、軍事目的に転用可能な技術がEUから中国に流入していると先日どこかの記事にありましたが、でもですね、EUからのハイテク武器の輸出という直接の動きだけではなく、先進諸国のEUが公に禁輸措置の解除の立場を取ることによる、EU以外の国の行動や思考に与える影響も考えるべきかと。つまり、EUがOKを出しているのだから、という理由で、これまでアメリカの目を気にして、悪いことだと思いつつ細々と技術を売っていた国々が、公に、堂々と技術・武器販売をできるようになるでは。これまで武器輸出をしていない国々であっても、EUがOKと言っているのだから、私たちもと、追従する事だってありうると思う。そして、EUからのハイテク武器の流入や、EU域外国に与える影響が総じて、アジア太平洋地域の軍事バランスを崩すことになる可能性があると思う。これって、他ならぬ日本の安全保障に関わる問題では? ネオリアリストの考えによると、ある国が軍事力を伸ばしたとき、近隣諸国がそれに対して脅威を感じ、自国の軍事力を高めることでバランスを取ろうとするそうです。この理論が正しいかどうかは実際に起こってみないと証明できないけれども、東アジアであっても世界のどこであっても、そんな軍拡競争なんて起こってほしくないものです。

ちなみに、仮に東アジアで軍事バランスが崩れても、EUの安全保障には何ら影響を及ぼさないでしょうね。アジアと国境を接しているわけでもなし。

会合終了後、英国の人々からジーンと私に対し「Excellent questions! Double blows!」と声を掛けられ、単純ながら嬉しかったです。主に時事問題について意見を交わし、色々な人から名刺をいただきました。知らない人とのこういった会話がこんなに楽しいものだとは! でも、日本の方々とはあまりお話できなかったー。そんな思いを持って、会場を後にしたのでした。
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# by gwenlondon | 2006-01-25 08:56 | Experience UK
新しい行きつけ"Waitrose"
今日のロンドンは日中最高5℃、最低1℃(or less)くらいでした。

午前から午後まで、集中して勉強した後、タワーブリッジ(Tower Bridge)やセント・キャサリン・ドック(St Katharine Docks)付近を散歩しました。タワーブリッジの中央付近には、橋の完成年や橋に関する説明があってそれを楽しんだり、また、寒い中、元気に飛び回るカモメを観察し、いたずらっ子でひょうきん者の顔立ちをしていることを確認したり、橋の近くに停留しているHMS Belfastという第二次大戦で活躍した巨大戦艦を眺めたり、テムズ川北岸にあるロケット型のビルがSwiss Reという会社のビルだということを知ったり。ご近所は、目をつぶっても歩けるくらい慣れてきたと思っていたのですが、まだまだ知らないところが、寮の近所にもたくさん残っているものなのだということを発見し、嬉しかったです。ご近所さんについて、いずれサイトに説明を載せたいものです。

タワーブリッジからほど近い場所に、昨年12月7日、Waitroseというスーパーができたと聞いていたのですが、これまで道路沿いを25分ほど歩くのがいやで行ったことがなく、今日ついでに行ってきました。セント・キャサリン・ドックの中を通って、スーパーまで行ける事も発見したのでした。

スーパーといえば、TESCO、Sainsbury's、M&Sしか使ったことがありませんでしたので、Waitroseは初耳です。そちらは元々、Morrisonsというお店だったのが閉店となり、Waitroseが移転してきたとのこと。フラットの学生から、品質と値段は、Sainsbury's と M&Sとの間ぐらいと言われていったのだけど、とても良かったです。

まずは、スーパーの中。とってもキレイでした。品物が整然と並んでいて、品数もタワーブリッジやSt. Pauls Cathedral前のM&S、Cannon Street沿いのTESCOとは比べ物にならないくらい。品物の鮮度もよく、TESCOの疲れきった雰囲気の野菜とも違い、ピチピチでした。トマトlooseも燃えるような赤色でした。リコピンがたくさん含有されていそう☆ そして野菜の種類の多いこと。白菜やチンゲン菜を見て懐かしいと思ったり、スープ用にカブを買ったり。

固形スープといえば、これまでどこへ行ってもチキンコンソメしか見当たらなかったのが、こちらには多数の固形コンソメ・キューブがありました。ビーフ、チキン、ポーク、ハム、ベジタブルの5種類をクノールは出しているのですね。ビーフ以外を一通り購入、この冬を色々な味の野菜スープで乗り切れそうです。

もちろん、鮮魚などのフードカウンターも充実。チーズの量り売りコーナーの種類の豊富なこと。そして、ケーキコーナーもありました。これは初めて。ケーキコーナーなんて、Harrods以来です。

品数の豊富さと品質の高さと同時に、ポイントが高かったのは、店員さんがとても丁寧だったこと☆鮮魚コーナーで立ち往生すれば、色々な魚の調理方法を教えてくれたり、親しみやすかったです。

お値段的にはSainsbury's と同じくらい。でも清潔感と野菜の鮮度は格段上です。Waitroseブランドの品物の包装はなかなか可愛らしいので、むしろ日本に、小さなお土産として持って帰ってもよさそう。新たな行きつけスーパーができました♪

帰りには寮から30秒くらいのところにある喫茶店で、そこのご主人にチョコレートドリンクをご馳走になり、45分ほど油を売って寮へ、その後アキさんが、このところ沢山の洋服を買い込んでいたということで、ファッション・ショーをしつつ服のコーディネートを考えたり、ワインとチーズをいただいたのでした。

勉強もしっかりできたし、リラクシングにも過ごせた、満足な日曜日でした。
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# by gwenlondon | 2006-01-23 07:35 | 生活
社会人が大学院生に戻るということ
このところ気持ち的にも余裕のない生活を送っています。本を読んでも、文字が上滑りしているというか、頭に入らず、壁に貼られた絵をみると、目がぐるぐる回りだすようになってきたことから、木曜日、金曜日の夜は早く寮に戻り、10時前に眠っていました。

おかげで、かなり元気になりました♪今日こそ昨日終わらせられなかったエッセーを書き上げたいと思います。

ロンドンに来るまで、大学院生ってけっこうのんびりと勉強できるのかなぁと思っていたのですが、とんでもない。想像以上に追い詰められた生活を強いられます。
寮の友人、アキさんも、冬休みを返上して論文を書いていたため、気持ち的に辛くなり、今週は勉強をしないと決めてすごしているそう。皆んな同じなんだーとちょっとほっとしてもいます。

ただ、これは当大学院のカリキュラムの問題だけではなくて、社会人経験者であることが影響しているのかもしれません。

ロンドン(イギリス)の多くの大学院は1年間で修士号を取らせるということで、中身が非常に濃いとは聞いていました。私の所属する国際関係専攻では、今学期10週間でエッセーを6本提出しなくてはなりません。2週間で1本強、まだ学んでもいないことを、1本のエッセー当たり、推奨図書50冊以上の中から、好きなだけ本を読んで考えをまとめるのは大変です。同時平行で毎週レクチャー3つ、セミナー3つに参加するのですが、予習をしないと、口を固く閉めた貝みたいにしてそのクラスに座っているだけになってしまう。1年の高等教育で、ある分野の修士号(Master 's degree)を取る(≒マスターする)ためには、それなりのものを大学院側も課さなくてはならないのは、ある意味当然のことではあります。それに、このカリキュラムは、学生全員にとってキツイはず。

社会人を経験した後大学院へ行くというのは、1年の労働機会を捨て、なおかつ金銭的・時間的な自己投資をするという決断をし、強い目的意識を持って、はるばる勉強する環境に来るということ。ここから自由に学べるという嬉しさを得られますが、学生生活が進むにつれて、留学前に持っていた勉強に対する希望や気負い(ex. ある分野の専門家になれるくらいがんばらないと!とか。実際1つの科目を極めるには1年では無理)が壮大な野望であったことに気づき、語学のハンディーを否が応でも感じ(英語を母国語とする人たちと比べたらね~)、セミナーに参加して発言できないとここに居る意味がないという意識を常に持ち、時間が刻々と進むにもかかわらず、自分がほんとうに前進しているのか分からないという気持ちが焦りに変わり、自分で自分を追い込み始めます…。

つまりは、社会人が学生に戻る時に持つ、強い目的意識がこうさせるのではないかと思います。ちなみに、学生しか経験していない人に目的意識がないという意味ではありませんよ。学部から直接来た学生を見ると、国籍の違いに関わらず、自分のペースで勉強できているようです。このバランスが、ウラヤマシイ。

とはいえ、そんなときに、周囲の方々から色々ご助言をいただいたり、助けられたりするのですね。

元同僚から、「『今、何をすべきか?』という必要性と『自分で何ができるか?』という可能性を天秤にかけて、そのとき、自分にとって『楽』な方を選ぶとちょうど良いですよ。そうすればきっと、修士も取りつつ、心に残る1年となることでしょう。」とのこと。ロンドンにいらっしゃる方から、大学院生としてロンドンにいる間は、各種イベント行事への参加を通じて、将来を見据えた活動のできる貴重な機会であることを教えていただいたり。

修士号に進む社会人は、前の職よりもステップアップを図りたいなどなど、各々の目的があると思います。他の社会人留学生も、きっと私と同じ大変な思いをしているでしょうが、持っている目的があるおかげで、卒業後の自分をぼんやりとした形として見ることができていると思うし、先を見失わないで一歩一歩進めるのだと思う。そして修士課程を終えたときには、いいことが待っているに違いない、と信じないとね。まだ半分も過ごしていないのだもん、負けるもんですか(←弱い自分に)!
おーぅ ヾ(`o´)ノ

と、こう勢いづいていられるのも、温かいご助言や励ましをくださる周囲の方々のおかげ。そんな方々への感謝の気持ちを忘れずに、そしてできるだけ「気負い」や「目的意識」にとらわれ過ぎないように過ごすことを心に留めておかないと、と思う、ロンドンの午後でした。
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# by gwenlondon | 2006-01-21 23:56 | 勉強
Microsoft Wordが英語力の低下に寄与?
このところロンドンはずーっと曇り時々雨。毎日薄暗くて、カーテンを開けなくてもあけてもあまり変わらない気がします。

昨日、馬英九氏が来ると思ったセミナー。意気揚々と、いつもより少しおしゃれまでして大学にいったのに、実は2月に来ると言うことが判明。友人数人と私、集団で勘違いしていました!! 本当にハズカシイ(/\)。何故勘違いしたのだろう。未だに不明。

その後、「修士論文の書き方講座」に参加。もう修士論文のことを考えなくてはならないなんて、一年なんてあっという間ですね。
そこで先生が言っていた言葉でとても納得したものがありました。

「Microsoft Wordが、学生の英語力の低下の原因となっている。」

先生曰く、Wordが普及する前までは、文章を手で書いていたので、文章を書いていて誤りがあれば、紙ごと捨てて書き直さなくてはならない、そういった誤りと書き直しの繰り返しが、必然と文章を書く能力を鍛え、知識を覚えるようになり、学生の力が備わったものだったとのこと。いまや間違えがあれば、その箇所だけをバックスペースで削除して打ち直せばよい。そういった楽をするから、英語の書く力が、英語を母国語とする人しない人に関わらず、低下しているのである、とのこと。

確かに大学受験時代は、手書きで勉強していたなーと思い出しました。いまやエッセーを書く時に、ある文章を引用したければ、電子化されたジャーナルやインターネットからコピーアンドペーストしてしまえばよい。これだって、良くない!

ということで、昨日からエッセーの草稿は、手書きでしています。影響受けやす過ぎ? (笑)

ともかく本日水曜日は部屋で悶々とエッセーに取り掛かっておりました。明日くらいには書き上げられそう。

夕方くらいに、同じ寮の日本人アキさんから、カツどんを作るから食べにおいでとのこと。今日の夢にまで出てくるくらい食べたかったそう。カツどんなんて、数年ぶりではないでしょうか(日本にいてもあまり食べなかったから)。諸手を挙げてあきさんのフラットへ。食べてきました。

a0055525_10125935.jpgアキさん手製カツどん。カツ揚げもあり。マグカップに入っているのはお味噌汁。

お料理上手~。もうとっても美味しかった~。ロンドンでカツどん屋さんを開けば?とオススメしておきました。お味噌汁もいただき、ホッと一息。ほぼ毎日イギリス食(≒スーパーTESCOで得られる食材を使った料理)で、炊飯器を持っておらず、ご飯を鍋で"はんごうすいさん"するのも面倒だし、楽しかったです。
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# by gwenlondon | 2006-01-19 10:18 | 勉強
少し悲しい、ロンドン生活に「慣れる」こと
ここのところ週7日、毎日図書館の閉館(23時)まで図書館にいてエッセーの情報集めに苦心しているわけですが、今日は15時には切り上げました。

この前まで、ロンドンは15時にはもう薄暗くて、16時過ぎには夜に近い空色だったのに、15時代はまだ明るさがあり、嬉しかったです。春に少しづつ近づいている感じで☆せっかく明るいしと、道草を食いながら帰宅したのですが、帰宅途中に、ちょっと悲しくなりました。

ロンドンにあまり新鮮味がなくなってきたみたい。

以前だったら、色々なものを見ては日本と違うけど何故とか、鳥がきれいとか、タワーブリッジが毎日見れて幸せ~とか、感じていたのに、普段東京で生活していたときと変わらない感覚になってきています。

まだ4か月しかここにいないのに! これはどうしたことだろう。

簡単に言えば、生活に慣れてきたと言うことなのでしょう。
日々の生活がルーティン化していることも一因かしら。毎日同じような道を歩いて大学院へ行き、授業が終われば図書館へ直行し、閉館間近になれば出て行ってバスに乗って帰宅する、の繰り返しが、感覚を鈍化させているのかしら。
エッセーの提出、セミナーでの発表など、毎日が勉強で精一杯で、気持ちの余裕がないのかもしれない。
それとも単に冬の景色が長く続いているので、見飽きただけで、春が来たらまた違うのかしら。

でも、1年しかここにいない予定なので、もっとロンドンのことを、日本の視点から見つめたい! と言うのが心情です。異文化生活に慣れる=感覚の鈍化という風に捕らえている訳ですが、これは良いことなのかどうかと悩む、冬の夜でした。
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# by gwenlondon | 2006-01-17 09:37 | ロンドン一般
勉強大変です…
24日火曜日に一本、27日金曜日に一本、そして27日にセミナーで、プレゼンテーションをする人とディスカッションを展開しなくてはならない役目が回ってくるのですが、毎日きついです。

しかも来週火曜日17日には、現台湾の台北市長で、2008年の台湾総統選挙の最有力候補である、国民党の馬英九(Ma Ying Jeou)氏が「アジア太平洋国際政治」にゲストスピーカーとしてやってきます。次の総統になるかもしれない人! もうそれだけで大興奮で、セミナー参加の学生は30人弱しかいないし、質問時間も45分ほどあるから、これから何を聞こうか、寝ても覚めてもそればかり考えています。(←単純?)

台湾関係って面白いのですよ。台湾は東アジアの地理的にもすごく要地で、日本の輸入している石油やその他南アジアより向こうから来る輸入品は、台湾の近くバシー海峡を通ってくるし、アジアで数少ない新日派の台湾が中国に実質的に吸収され、そこが軍事要塞みたいになってしまったら、そこから飛行機で30分弱の距離にある沖縄を初めとする日本の領土が、この要塞と面と向かうことになるわけです。(今は台湾は中国と日本との間にあるクッションみたいなものと考えています。)そしたら、日本はどうなるのだろうという問題。日本の安全保障に猛烈に関わってくるようです。

そこで、次の総統になりそうだという下馬評の方が大学院に来る。もう、どうしよう☆日本から来たものとして、質問しない手はないという感じです。

台湾は国かどうかと考えについて、
台湾島を実効支配し、その土地に住む人が選挙で代表である総統を選び、税収システムを持ち、独自の軍隊を持ち、最近の統計では(セミナーの先生によると)「自分は台湾人である」と「自分は中国人であり台湾人でもある」などを含めて84%が、ある程度「台湾人」意識を持っているところからして、これは実質的な「国」に見える、と思っているところです。ただ、国連に入っていないだけ? でも、国連に入っていないイコール国じゃないという図式は成り立つの?? ちなみに、蒋介石と一緒に国共内戦で敗れて1949年以降台湾に来た外省人と、1949年以前にいた本省人とよばれる台湾人との人口比率は13対87。

うちのフラットメート(ほとんどが中国大陸出身者)にさらりと「台湾ってあなたたちから見たらどう? 国?」と、彼らの反応が分かりきっているアホな質問をしたら、「台湾は中国の一部。台湾が独立したらそれは裏切り行為。台湾の"国歌"なるものを台湾の歌手が歌うことさえも許さない」と、いつもは穏やかな人から、強い怒りの込もった反論を受けました。中国で大人気だった台湾人歌手が、台湾で台湾の「国家」を歌ったことで、即座に中国市場から締め出されたという過去の事例を出し、「この考えは中国人の総意である」とも言っていました。

この怒りの源泉は何なのだろう。ナショナリズム? 昨年中国で発生した反日暴動の時に見せ付けてくれたあのエネルギーと同じ源泉なのかしら。あと、同じ寮の人から、「正直言って中国人全般は、口には出さないが日本が嫌い。日本人は中国人をどう思っているか、誰にも言わないから正直に言って」と初対面で言われたことがあるのですが(もちろん、こんな質問に返答無用)、彼らは日本のアニメやファッションなどポップカルチャーを愛してやまないので、この辺りの彼らの心情を理解したいものです。あと、「中国人の総意」という言葉が気になりました。「日本人の総意」って言葉、私は使ったことないと思う。

それに、私の寮の中にいる中国の学生で、こちらと道で出会えば自転車から降りて挨拶をしてくる人もいるし、中国人全般が日本の人を嫌いという考えはちょっと違うと信じたいところです。

ともかく、台湾問題は、中国との関わりを考えるとき、アジアの安全保障という枠だけでは捉えきれず、各々の国内事情も含めて考えなくてはならないのだと知らされたのでした。
こわっ。

1月22日追加の上記関連興味深いサイト:http://mitsuhiro.exblog.jp/3404926
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# by gwenlondon | 2006-01-15 04:08 | 勉強
Asian Values、Western Values
現在、アジアの価値感(Asian Values)に多大なる関心を寄せています。

きっかけは「アジア太平洋国際政治」のエッセーを書くときに題材を探していたのですが、そこに「Asian values」についての情報を見つけたためです。また、自分がイギリスに生活しだして、自分が物事を考えるときのベースにある価値観がどこから生まれてきたのかを意識する時がけっこうあって、それをより理解したいからという、自己理解を深めるという理由もあります。

それと、他の授業「紛争と平和研究」で議論がされるときに、イギリスにいるという事情も手伝って、Western valuesで議論が進むため、西洋的価値観から生まれている自由や民主主義などが、他の文化の中で必ずしも受け入れられないこともあるのではという疑問を持ちつづけていたこともあります。

今日のセミナーのメインのテーマは、「平和とは何か?」で、その中の議論のひとつに、紛争後の平和構築を考える際、非民主主義国家に、民主主義や自由をどうやって広め、国家の機能させるかというものがありました。ご覧の通り、「どうやって民主主義や自由を持ち込むか」「国家の働きを強化させるか」という西側の考えを、違う文化を持つ国々に導入するという話が前提になっているわけですが、これって相手国のことを考えていない。別に民主主義を否定しているわけではないのですよ。私の価値観からすれば、現在のところ自由民主主義が最良のものであると認識しています。他に変わる価値観はないし。ただ、西洋的価値観がかならずしも世界共通の価値観ではない、という認識から話を進めなくてはならないと思うわけです。

そこで、最近読んだ、シンガポールの元首相であったリークワンーユーのインタビュー(Foreign Affairs Volume 73 No.2)で取り上げられていた「アジアの価値観」を思い出したのでした。

彼曰く、社会や政府に対する概念の西洋と東アジアの違いがある。東アジアの社会では、個人が家族、そして友人関係や、家族から範囲を広げたコミュニティーや社会とのつながりと言う文脈の中に存在していること。そして指導者や政府は家族やコミュニティーが提供してくれる以上のものを提供してくれないと言う認識があるということ。でも、西洋は逆で、政府に大衆からの権限を受け、政府が社会のあらゆる問題を解決するというもの。

家族が中心となっている社会といって思い出すの国(純粋にアジアと言い切れるかは…疑問ですが)にアフガニスタンがあります。民主主義国家を作るべく、アメリカを中心として「支援」を進めていますが、長老を筆頭とした大きな家族の一群であるコミュニティーがいくつもあるこの国、難民として隣国パキスタンに逃れても、難民キャンプの中で長老社会がそっくりそのまま生き残っているというこの文化に、西洋の価値観である民主主義を持ち込んで成功するのかしら。となると、西洋が考える「平和」をそのままこの国に持ち込んで、選挙をおこなって西側(ある程度国連・国際機関は西側的価値観をひきづっていると思われる)が満足して立ち去ると言う図式が成り立ってしまうのでは。そうだとしたら、結局誰にとっての平和なのか分からなくなってしまう。国や社会のあり方、特に紛争後の平和構築を、異文化にいる第三者が関わり、「解決」していくのを考えるときに、各々の国が脈々と引き継いできた独自の文化を無視して、進めることは無理でしょうよ。

ということで、平和構築を考えるときに、国や社会のあり方をも考えなくてはならないと思うが、日本は民主主義が広く長い間浸透しているから別として、それ以外の東洋の国の持っている考え方は、西洋のものとは違うかもしれませんよ~。と上記の意見をセミナーで発言してしまいました。スッキリー。しかも、この議論が長く続いたので、ちょっと貢献できたかなと嬉しい♪(でもドキドキしちゃってどういった議論がその後続いたのか、よく覚えていません。西アフリカのリベリアも、家族社会だという意見を誰かが言っていたのは覚えているけど。)

紛争後の平和構築という話はさておき、日本の場合は、明治時代からの近代化政策と、民主主義や自由に対する考えが百年以上かけて広げられてきたことから、現在の日本に、東アジアの「家族的価値観」や「長老社会」の全てを適用できないとは思います。しかし、江戸時代以前に存在していた村社会ってこんな感じだったのでは、というのは容易に推察できるし、こういう文化はすぐに消し去ることはできないこと、つまり今の日本に生まれ育った人たちの多く(私も含む)にも、多かれ少なかれこの価値観は引き継がれているのではないかなということ、これが自分の意見の形成や行動に多少なりとも影響を及ぼしているのかもしれないということを思ったのでした。
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# by gwenlondon | 2006-01-13 09:45 | 勉強
なぜ、誕生日を祝うの?
そういえば、昨日ユーと語っていた時に出てきた話題で、すごく疑問が残っていることがあります。

それは、「新年やクリスマス、はては誕生日を祝うことは、形式的なものであって、別にそれらを特別な日とする意義が理解できないという」彼女の意見。

ユー曰く:「新年や誕生日は何故特別な日なのかしら。なぜプレゼントを交換したり、しなくてはならないの。私は特別なことを何もしない。だいたい、ロンドンの大晦日にカウントダウンのために人が沢山集まり、大騒ぎをする人の気が分からない。何が嬉しくてギューギュー詰めの人だかりの中に入らなくてはならないのか。そのようなイベントに参加することは苦痛である。」

私:「個人差は確かにあるでしょうが、そのような考え方は少数派では。ユーの母国ならば、旧暦のお正月を祝うことを風習としていると思うが、こういう日を大切な日だと思って、過去の人たちが引き継いできたのだと思う。毎年あるそういった記念日は、自分の生活を振り返ったり、季節を感じたり、自分のターニングポイントになったりするよ、少なくても私にとってはね。」

ユー:「まぁ結婚記念日は大切ね。結婚は生活の中でも重要なターニングポイントであるから。でも誕生日は、ただこの世界に生まれてきただけじゃない。その前から母親のおなかの中に存在していたのよ。誕生日がどうして特別なの。もし友人や家族が誕生日を祝ってくれない環境にあったら、あなた自分で祝うの? 何が理由で祝うのよ。」

私:「Ummm、そうねぇ。誕生日はもしかしたら社会的な要素もあるかもしれない。イギリスにいる間、私は誕生日を1人で迎えることになると思うが(社会人経験者だし、何となく人には言わないでおこうかと…)、その日にはきっと小さなケーキを買って、1人であっても、寮で食べて自分で祝うと思う。私は季節ごとのイベントに敏感でいたいと思うが、それは、日本には四季があって、それを肌身で感じながら生活するのが週間となっていることもあると思う。でも、ユーの故郷は常夏の国で季節がないから、その時々のイベントに対する考え方は、ユーと私とは違うのかもね。誰もが自分のことを自分では特別な存在であると考えていると思うが、それは感情的なものも入ってくると思うし、自分の誕生日が特別であることは、似たようなものなのでは。そして、あなたが言うように、全ての物事を理由をつけて説明することは不可能である。」

ユー:「自分の存在は特別ではあるが、それと生まれたことは別。また、人によっては、新年をターニングポイントとすることで、『では、勉強は新年から始めよう』とか『ダイエットはクリスマスの後から』という説明をする人がいるが、そのように日にちに依存しすぎるのは危険である。だいたいクリスマスは、キリストが生まれた日じゃない。キリスト教徒ならまだしも、なぜあなたが祝うの。それに、全ての物事は説明可能だわ。」

私:「まぁ、クリスマスをお祝いするのは、お祭りみたいなものではあるけれど…。私は全ての物事を説明できるとは思わない。人を愛することなんて説明できないじゃない。」

ユー:「人を好きになることについては、説明可能。あなたも分かっているはずよ。なぜなら、その人がniceだから好きになるのよ。場合によっては、相手が私を好きだから、私も好きになるってことがあるかもね。」だって。

私:「違うよー、好きになるのは理屈じゃないよ。だいたいniceって概念自体非常にとらえがたい定義で説明になっていないじゃない。まぁ、時には好きになった理由を説明できる人もいるよ。でも…」とここで口を閉ざしてしまいました。

彼女に自分の考えを上手く説明し、説得できなかったけれど、私にとって、誕生日は特別です。新年も。でも、これについて理由をつけることができません。ただ心の中で、その日がスペシャルだと思っているだけです。このような考えが生まれたのは、どうしてなのでしょう。生まれた時から現在に至るまで、周囲の環境がそれを祝っているのを見てきて、小さい頃から心に自然と植えつけられたものなのか、それとも他の理由があるのでしょうか。ユーの言い分も理解できるし、筋は通っていると思います。でも、彼女の考え方で日々を生活していたら、味も素っ気もない毎日になってしまう気がしました。もちろん、個人個人によって感じ方は異なると思いますが…。

自分の心さえも説明できず、ちょっと不完全燃焼な議論だったのでした。
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# by gwenlondon | 2006-01-11 04:25 | 自己認識
第2ラウンドの始まり+初Wagamama
今日のロンドンも相変わらずの曇り。

本日1月9日から大学院の第2学期が始まりました。4週間のクリスマス休暇、あっという間でした。4週間もある、沢山復習しよう! と意気込みは強く、クリスマスまでは「勉強、食事、寝る、ブログ更新」だけのストイックな生活を送り、「こんなに頑張っている!」と自分に軽く陶酔していたものの、それ以降は「ロンドン散策、食べる、寝る、ブログ更新」というリラクシングな生活に早変わり。楽に流れる時は、あっという間ですね。最後の1週間には緩やかに勉強生活に戻りつつ、今日の第2ラウンドの始まりに至ります。

月曜9時からある「国際関係理論」のレクチャーに参加し、「伝統的な英国理論(Classical English Theory)」を聴きました。私の通学する大学院がこの理論発祥の地、ということで、どんな小話が聞けるのか、目覚まし時計よりも早く目が覚めて、学校へ行ったのに、講師の先生は、先人の教授方が、西暦何年にこの学校で教えていたかとか、どういう本やジャーナルを書いていたか、と理論よりも、事実を延々と話していて…。あまり試験にも関係なさそうだしと何気に流しながら聞いていたりして…。

そして、久しぶりに会うジーンと、母が持ってきてくれたみかんを一緒に食べたり、ユーと学食で語ってすごしました。

そして、自宅へもどり、昼寝をした後勉強し、寮の友人のアキさんから電話がかかり、一緒に日本食レストラン「Wagamama」デビューを果たしました。

アキさんが注文したのは、鶏から上げと焼きそば、アサヒビール中ビン。
私がいただいたのは、海老ぎょうざと鶏うどん、梅ワイン。

これまで、Wagamamaはイギリス人の口には合うが、日本人向けではないという噂を聞いていましたが、鶏からあげにハーブのセージが入っていたのは以外だったものの、全般的に美味しかった~。おもわず店員さんに、料理はどうだった?と聞かれ、「美味しい」という日本語の言葉を教えてあげました。でも、梅ワイン(Plum wine)は、フィッシュアンドチップスのバター味だったのが、気がかりでしたが…。その後帰宅し、少し勉強して、サイトの更新をしています。

新学期の始まり。今学期は重要です。前学期は初めての学期であったから、勝手がわからずに数週間が過ぎ去ったりしましたが、今学期はそうは行きません。何せ成績の100%が付いてしまう試験が次の学期に控えているので、試験を視野にいれば勉強をしなくてはならないからです。先人の留学生だってできたのだから、私だって、と励ましつつ、大切な第2ラウンドを闘います。
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# by gwenlondon | 2006-01-10 12:06 | 勉強
母、ロンドンに来る!
昨日、母がロンドンにやってきました!
約4ヶ月ぶりの再会。友人と一緒に参加した旅行のツアーの最初の訪問地がロンドンだったのですが、4か月ぶりの再会で、感動もひとしおでした。

昨日午後は、急いでサイトをUPした後、滞在先のホテルで母と友人を出迎え、その後タワーブリッジ(Tower Bridge)ロンドン塔(Tower of London)、寮を見せて周り、寮から歩いて1分のところにあるカンティナ・デル・ポンテ(Cantina del Ponte)で食事を(2人にご馳走になり大満足☆)し、セント・キャサリン・ドック(St. Katharine Docks)をサラリと散歩して、ホテルで一緒に泊まりました。

キャンティーナ・デル・ポンテは、日本にもあるThe Conran Shop(コンラン・ショップ)の創設者テレンス・コンラン卿が開いたものです。バトラーズワーフの川沿いには、コンラン系のレストランが3軒ありますが、そのうちの一軒で、1997年にクリントン夫妻がイギリスを訪問した際、ブレア首相が最後の夕食の場所として選んだお店ということで有名になったそうです。あと、映画『ブリジット・ジョーンズの日記(Bridget Jones's Diary (2001))』で、ブリジットがダニエルと食事をしたレストランでもあります。

値段もそれなりのものなのですが、サイトを見ていたら、事前予約をすることで値段が安くなることが判明。

2人で訪問した場合、1人2皿+ワイン1グラスで16ポンド、3人以上で訪問する場合、1人3皿+ワイン1グラスで20ポンドとなります。

私たちは訪問直前5分前に電話で予約したのですが、快く受け入れられ、受け取ったメニューを見ると、前回訪問したときに見たメニューとほとんど同じでした。値の張る料理が数品なくなっていた気もしましたが、それは問題ではありません。

つまり、予約せずに来た人がみるメニューとほぼ同じメニューから、スターター、メイン、デザートを選べるのです。しかも出されたお料理も、前回注文したのと全く同じ量。何もかも同じならば、ネットもしくは電話予約をすべしと理解しました。

次の日は朝9時から、大英博物館(The British Museum)へ向かい、ロゼッタストーンやパルテノン神殿の壁画、ミイラなどを見て感動。その後、大学院をチラッと見せて、ウェストミンスター聖堂(Westminster Cathedral)ビッグ・ベン(The House of Parliament)ロンドン アイ(London Eye)を見て周り、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)へ。そしてタクシーでハロッズ(Harrods)へ。

大英博物館って、最初は「侵略・略奪の戦利品を飾っている」と、ちょっと皮肉な印象を持っていましたし、事実としてはそうだと思います。しかし、今回訪問した際、内装や保存、警備のために多額の費用を投入している印象を受けました。結果論ではあるけれども、現地で盗掘者に盗まれて闇で売られるとか、保存技術がなくて劣化してしまうとか、そういった問題点を解決している、とポジティブに思えました。

ハロッズはまだまだセール中。変わりなく大変な賑わいでした。ドディー・アルファイド氏がダイアナ元妃に渡そうとした指輪が飾られていて、それをみてまた「ほほぅ」と思い、ユーロスターで食べるための昼食をフードコートで買おうと思ったのですが、時間切れに…。残念。

それからホテルに戻って、集合時間の13時半から2分遅刻し、添乗員さんとガイドさんにこっぴどく叱られながら、お別れしました。こちらはもちろん、平謝り。

4時間半でよくもまぁ、こんなに回れたと思います。本当はじっくりみて回りたかったのですが、時間も限られていたこと、二人ともロンドンは初めてだったため、とりあえず世界遺産や有名な場所をサッと見て回り、次回じっくり訪問したいという計画だったので、早足のロンドン散策となりました。

私自身、留学にロンドンに着てから、初めて大英博物館に行き、ウェストミンスター聖堂とビッグベンを目の当たりにし、とても良い経験になりました。大英博物館は、大学院から徒歩圏内にあることも分かり、しかも入場料無料!ということなので、学校帰りに行ってみたいなぁとおもいます。むしろ、行かないともったいないですね。

お友達と一緒ということであまり込み入ったお話はできませんでしたが、変わらず元気な様子の母を見ることができて、よかったです。また、トランクに20kgほど日本食を持ってきてくれた母の愛情に感謝。食糧だらけだったので、成田空港の検査でトランクの中身を見られたという話に笑いつつ。だって普通、出発ロビーで荷物検査はないじゃない!

おかげで大好物の、茨城県産の「干しイモ」を食べながら、今日の日記が書けるのでした☆
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# by gwenlondon | 2006-01-08 07:04 | 生活
統計から垣間見るイギリス
「イギリスの人々は1ポンド=100円感覚で生活しているらしい」、という話を以前から伺っていたこと(実際は1ポンド≒202円前後)、またロンドン地下鉄の初乗りは3ポンド(≒600円)にまでつりあがったことから、では、イギリスの所得水準ってどれくらいなのか疑問が出てきたため、国家統計省(拙訳。英文ではOffice of National Statistics)の統計資料「社会動向 2005年版(拙訳:Social Trends No.35 2005 edition)」をみてみました。

フルタイムに限定された情報なので、パートタイムを含むイギリス全体の数値を表せないのが残念です。でも、ないよりはイイということで…。所得以外にも、人種別人口や、通勤時に利用する交通手段まで、色々な情報がありました。

3部構成になっています。

1. 統計から垣間見るイギリス― 前編 ―
2. 統計から垣間見るイギリス― 中編 ―
3. 統計から垣間見るイギリス― 後編 ―
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# by gwenlondon | 2006-01-07 04:30 | 統計から垣間見るイギリス
統計から垣間見るイギリス - 後編 -
今回は給与とは関係ありませんが…。
人種別人口の項目は少し驚きでした。

項目は、
白人(White):イギリス白人(White British)、アイルランド白人(White Irish)、その他(others)
アジア人(Asian):アジア人もしくはアジア系イギリス人(Asian or Asian British)
黒人(Black)黒人もしくは黒人系イギリス人(Black or Black British)
中国人(Chinese)
その他の国・民族の人(Ethnic groups)
に分かれていて、各々人口数が掲載されていました。
なお、人種別給与差の情報はなかったです…。これも次回への課題に…。

この人口項目でまず、ここで白人(White)、黒人(Black)とはっきりと書いているところが驚きでした。今でも色分けしているの?! 公的資料に記載してもいいの??(でも何らかの社会政策を取る際には、人種別数値が必要となるかしら。)あと、中国人が、単独で項目に掲載されているのが驚き。元植民地からの移民ではないのに、沢山いるということなのでしょう(ちなみに、私のフラットメート5人全員が中国・台湾出身。実に6分の5! おそるべし)。なお、アジア人項目で一番多いのが、インド人、その次にパキスタン、バングラデシュが続いていましたが、元イギリス植民地だった国が上位を占めるのも当然ですね。

そして、通勤時の交通手段(2003年)別 利用者比率。
徒歩、自転車、車、バス、鉄道、その他の5項目があり、いづれも性別ごとに分けられています。

男性で1位は車(75%)、2位は徒歩(7%)、3位は鉄道(6%)、以下バス、自転車、その他と続きます。
女性で1位は車(68%)、2位は徒歩(14%)、3位はバス(10%)、以下鉄道、自転車、その他となっていました。

確かに自転車は道路を走らなくてはならなくて、怖いため、女性の比率が少ないのも分かる気がします。あと、2003年現在ですでに鉄道、バス利用者がそう多くないのが納得でした。あと、私が45分かけて通学するように、徒歩で通勤する人も多いのね…。

2005年7月の爆破テロ以降、自転車の売り上げが急激に伸びたという記事をどこかで目にしたことがあること、(ロンドンですが)地下鉄の値段が上がったことから、この統計の2005年版が発表される時には、さらに大きく変わっているかもしれません。

~~~~~
平均所得水準に戻って…
フルタイム勤務の情報しか得られませんでしたが、女性の労働人口が、女性の全人口の73%にあたり、そのうちの5分の4がパートタイムであることから、実際のイギリス全体の平均給与は下がると思います。となると、1ポンド100円感覚で生活するのは、誰もができることではないと思いました。

ただこれは、ものの見方の違いなのかもしれません。
つまり、TESCOで買う生活必需品の価格は、物によっては安いと思いあります。チーズ類は信じられないくらい安いし、マッシュルーム類、牛乳、お肉、野菜、果物、パスタ類に関して言えば、1ポンド100円で計算しても大丈夫カナと思うときがあります。

翻ってロンドンの地下鉄の料金や、タバコ、お酒類などになると、とても高い。タバコは(私は吸いませんが)、近所のパブにある自動販売機でで5ポンド48ペンスで売っていましたし、近所のコンビニ(?)ロンディス(Londis)でも3ポンドで売っていました。地下鉄は初乗り3ポンド(600円)。もちろん、地下鉄はオイスターカードを使えば、初乗り1.5ポンド(300円)に、ゾーン1内の1日乗車券は4.8ポンド(960円)ですが、そうは言え、300円あれば、営団地下鉄線内なら、片道でどこへでも行けるから高いといったら高いのですけれど。

でも、これって日本の価格基準でみたときの話で、実はここの人たちの常識でいうと、地下鉄の値段は「こんなものだ」という常識を持っていて、これくらいの値段は許容範囲だったりするのかもしれないですね。ゆえに、「この国の人は1ポンド100円で生活しているのだろう」と、日本から来た人は感じるのかもしれません。
~~~~~

ちなみに図書館で統計資料を調べているときに、統計資料の本棚には、人種差別に関する統計とか、性差に基づいた統計とか、種類が豊富で、イギリスの現状にあった統計なのだと思いました。将来的に日本にも外国人労働者が入ってきたら、こういった統計が出てくるのかもしれません。
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# by gwenlondon | 2006-01-07 04:15 | 統計から垣間見るイギリス
今日の食事(24品目!)
今日はロンドン生活を始めて、おそらく最も沢山の品目(24品目!:キャラメル含む)を食べたと思われる日でした。嬉しいので記録まで。

:卵、トマト、ブリー(チーズ)、ほうれん草、パン、牛乳
:野菜スープ(たまねぎ、にんじん、芽キャベツ、にんにく、ハム
おやつ:キャラメル、紅茶
:牛肉、ブロッコリ、絹さや、ごはん、マッシュルーム、マカロニ、ツナ、パセリ
デザート:カットフルーツ(ブドウ、メロン、スイカ)

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参照:~6つの食品群~ 主食半分、副食半分が目安
1群……魚、肉、大豆製品[主として、良質のたんぱく質の供給源]
2群……牛乳、乳製品、骨ごと食べられる魚[カルシウムの供給源]
3群……緑黄色野菜[カロチンの供給源]
4群……その他の野菜、果物など[ビタミンCとミネラルの供給源]
5群……米、パン、めん、芋[糖質系エネルギーの供給源]
6群……油脂など[脂肪系エネルギーの供給源]
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今日の主食は3分の一以下ですね…反省。明日は魚を食べようと思います(多分缶詰のサーディーン)。
ロンドンに来てから、何から何まで自分で管理しなくてはならなくなり、特に食生活に気を使うようになりましたが、1日30品目を食べるのは大変ですね。特に授業が始まったら…(嗚呼、来週9日の朝9時から授業…)。

親元を離れ、初めて分かる両親のありがたみ。

さてさて、引き続き勉強をしなくては…。......φ(。。;)あくせく
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# by gwenlondon | 2006-01-06 07:24 | 生活
統計から垣間見るイギリス - 中編 -
あと、当然ながら業種・職種によっても、週当たりの中間総給与所得は変わってきます。上位と下位3職種を書き表してみると、

上位
1位 主要組織の重役(Directors and chief executive of major organization):1791ポンド(36万3021円)
2位 政府上級官吏(Senior officials in National Gov't):1168ポンド(23万6744円)
2位 開業医(Medical Practitioner):1168ポンド(23万6744円)

この後、パイロット&航空エンジニア、銀行マネージャー、弁護士・法務関係者、などが続きます。

下位
1位 レジャー施設やテーマパークの接客係(Leisure and theme park attendants):191ポンド(3万8714円)
2位 フラワーアレンジメント、お花屋さん(Floral arrangers and flourists):197ポンド(3万9930円)
3位 洗濯屋・ドライクリーニング業(Launderers, dry clearners):204ポンド(4万1349円)
その後は、Elementary personal service occupation(これってどういう意味でしょう??)、小売店のレジ打ち、ウェイター、バースタッフと続きます。

最上位と最下位の給与所得の差は約10倍! 驚きです。
それもそうですが、こんなに幅広い業種を対象に統計を取っていることも、新鮮でした。ただ、フルタイムのフラワーアレンジメント業って…あるのかしら?

所得ギャップが大きすぎると考えるが、生活を快適に思っている割合(2003年)は74%、そしてギャップを何とかするのは困難であると考える人の比率(2003年)は83%もいるとのこと。

所得格差は認識しているものの、それでも人口の約3分の4が満足した生活を送っているのは、あきらめの境地なのか、それともお金が沢山あればよいというものではなく、温かい家族でつつましくという感じなのでしょうか。でも、確かにお金は沢山あるよりも、こちらの方がイイナ…。

統計って面白いですね。社会の一端を見ている気がします。

この統計資料の中でも人種別項目には、驚きの発見が。(長すぎたので…さらに続く)
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# by gwenlondon | 2006-01-06 00:32 | 統計から垣間見るイギリス
統計から垣間見るイギリス - 前編 -
イギリスの人々は1ポンド=100円感覚で生活しているらしい、という話を以前から伺っていたこと(実際は1ポンド≒202円前後)、またロンドン地下鉄の初乗りは3ポンド(≒600円)にまでつりあがったことから、では、イギリスの所得水準ってどれくらいなのか疑問が出てきたため、国家統計省(拙訳。英文ではOffice of National Statistics)の統計資料「社会動向 2005年版(拙訳:Social Trends No.35 2005 edition)」をみてみました。ただ、フルタイムに限定された情報なので、パートタイムを含むイギリス全体の数値を表せないのが残念です。でも、ないよりはイイということで…。所得以外にも、人種別人口や、通勤時に利用する交通手段まで、色々な情報がありました。

2002年4月~2003年4月の、週当たりの常勤労働者の平均総給与額(税込み)は、476ポンド(9万6481円相当)。単純に52倍(52週=1年間)してみれば、1か年で2万4752ポンド(501万7037円相当)ということになります。

税額は平均18%ということなので、本当に単純に税額控除してみると、約2万1781ポンド(441万4838円)くらいになります。

この、フルタイムワーカーの平均総給与額は、税込みであり、国家公務員も含まれる給与額なので日本の国税庁が出している民間給与の実態調査とは単純比較できないのは残念。でも、世界的にみてもこの所得水準は高いといえると思いますが、パートタイムの給与所得は見当たらず…。女性の16~59歳の労働人口は73%であり、労働者の3分の4がパートタイムという記載があったので、こちらを含めたら、実際のイギリス国内の所得水準は変わるかと思います。次回なんとか見つけ出したいです。

(ちなみに、国税庁サイトの「民間給与の実態調査結果より」によると、2004年12月末現在の、日本の民間平均給与所得額は439万円。)

しかし、イギリス(イングランド(England)、ウェールズ(Wales)、スコットランド(Scotland)、北アイルランド(North Ireland)の4つから構成)内の地域によっても給与所得に差があるようで、各地域の週当たりの給与所得の中間額で最も高い水準を保っているのは、イングランドの西部、ブリストル(Bristol)からエセックス(Essex)とケント地方を帯状にのばした場所付近だそう。一番高いのは、ブラックネル・フォレスト(Bracknell Forest)で579ポンド(11万7358円)、第二位はすぐ隣のウォッキンガム(Wokingham)で572ポンド(11万5939円)、ロンドンは第三位の541ポンド(10万9656円)であることが分かりました。

というか、Bracknell ForestとWokinghamって、初めて聞いたのですが、有名なのかしら…。

(長すぎたので…続く)
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# by gwenlondon | 2006-01-05 08:29 | 統計から垣間見るイギリス
ロンドン地下鉄、電車賃値上げ!
前々からロンドン地下鉄(UndergroundもしくはTube)が1月2日から値上げをすると、地下鉄のサイトで確認はしていましたが、今日のBBCニュースを見てビックリ。イギリス中の電車の運賃が平均3.9%アップ、ところにより8.8%アップとのこと。

現在私が生活しているロンドンの地下鉄は、初乗り料金が2ポンド(約400円)でしたが、本日1月2日からは3ポンド(約600円)に跳ね上がりました。33%アップ! 初乗り600円! 日本でこれが起こったら、きっとデモが起こるはず。バスも初乗り料金が1.2ポンド(約240円)から1.5ポンド(約300円)に。

ただ、ロンドンの地下鉄とバスに関して言えば、オイスターカード(Oyster card:日本のスイカ(Suica)みたいなもので、事前にお金をチャージ(Top up)して使うカード)を持っている場合、1月2日以前は、初乗り1.7ポンド(約340円)でしたが、値段が下がり、1.5ポンド(約300円)になりました。バス料金は以前と変わらず80p(約160円)。歩いて45分~50分かけて通学していますが、少し値段が下がったといえども、電車の初乗りはまだ300円。遅刻しそうになったときの 必殺の奥の手 としてキープしながらも、奥の手が日の目を見ないで済むよう、引き続き早起きの努力を怠れません。

BBCのサイトの副題にもあったけれど、本当にお金のある人しか使えない公共交通機関(Richman's railway)になってしまっているし(Tubeの乗客層とバスの乗客層を比較すれば一目瞭然)、公共交通機関が、一般の人たちの日々利用できるような料金設定をしないって、おかしい。値上げすれば車の利用者が増えるでしょうし、政府が提唱している車の使用を減らすという政策と相反するのでは? 民営化されているけれども一部の会社数社が、政府から補助金を得て、寡占状態でイギリス中の鉄道を運営しているのだから、どうして補助金を出している政府が口をはさまないのだろう。だいたい補助金は税金からきていてるのに、納税者が交通機関を気軽に使えない状態なんて、筋が通っていないですよ。

これまで時々Tubeを利用していましたが、ほぼ毎回、必ず地下鉄のどこかで「ポイント故障(points failure)」、「技術的問題(technical difficulties)」、「渋滞(congestion)」、「電車の故障(broken down train)」、「人が電車と線路の間にはさまった(stuck between a car and rail)」という理由をアナウンスで聞いたり、地下鉄入り口の掲示板に書かれているのを見てきたけれども、値段が上がればこれらが減るのか、ちょっと懐疑的。でも様子を注視する必要がありますね。

あと、値段を上げれば需要が減るから、利用者も減るでしょうし、そしたら収益が減って、再び値上げということになりかねないでしょうよ。

東京メトロだって大掛かりな値上げをせずに、サービスの向上と定刻どおりの運行ができているでしょう。この15年くらいの間であった値上げで覚えているのは、初乗りが120円から160円になったことくらい。これはこれで大変な値上げでしょうけれど、全ての駅に車椅子の人が利用できるエスカレーターや昇降機が設置され、駅の内装がきれいになり、目に見えた変化が見える。それに何よりも、以前から、誤差の範疇でスケジュールどおりに動いているもの。あと、車椅子の人が地下鉄を利用する場合は、職員が最低2人がかりで電車に乗せてあげて、下車駅では、またまた職員が待機していて、車椅子の人の降車を支援している場面を数々見てきました。

Tubeも、安易に運賃の値上げせず、東京メトロに、職員を研修に派遣してノウハウを学んだり、業務の改善方法に関するアドバイスを求めればいいのに~と思いました。これまで何も考えずに使っていた東京メトロを、少し誇りに思えた今日一日でした。
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# by gwenlondon | 2006-01-03 11:22 | ロンドン一般
SU DOKU(数独)in ロンドン
ロンドンに到着後すぐに、電車内の乗客や、大学院の学食にいる人で、ペンを片手に新聞を持って夢中になって取り掛かっているものがあることに気づきました。

それは、SU DOKU。日本語では「数独」といいます。

ルールは簡単。9×9の大きなマスの中にある3×3の小さなマスがありますが、すでに小さなマスの中に入っている数字を元に、マスを1~9までの数字で満たすこと。でも、ただ入れるのではなく、たてと横の列にも同じように1~9までの数字だけを入れることで、最終的には、小さなマスと、縦の列、横の列の3つの方向に1~9までの数字を一度だけ入れることになります。

a0055525_11155246.jpg学食で出会った、イギリス在住歴数年のアメリカ人講師に初めて話しかけたのも、この「SU DOKU」に取り掛かっているその人に、このパズルは何かを聞きたいがためでした。
その方によると、SU DOKUは、香港在住のニュージーランド人が、日本の半分しか完成していないパズルを見てインスピレーションを受け、イギリスのメディア The Timesに売り込んで、紙面に掲載したところ大人気となり、本まで売り出されたということ。SU DOKUという名前は日本から来たが、その由来は小さなマス、縦横の列に"single number"を入れていくから数独=SU DOKUと言うようになったそう。

何が面白いのかとご本人に聞いたところ、普段仕事で使う脳と違う部分の脳を使って、頭の体操ができるし、時間つぶしにはもってこいということです。いまや色々な新聞のすみっこに、この「SU DOKU」は掲載されているとのこと。

(ちなみに、学食でこの講師の先生に声を掛けたおかげで、いまやこの方は、学食では欠かせない会話相手になっています。(笑))

日本発祥なのに、日本にいたときにこのパズルのことを聞いたことがない! それはイカンと思い、イギリスに展開している本屋さんで、構内にもある「WHSmith」で、一番小さな本を購入しました。…むむむ、これは始めるとやめられないくらい楽しいです。

ネットでも無料でできるSU DOKUサイトがありましたので、ご参照までに。
Web SuDoku
ゲームデザイン
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# by gwenlondon | 2006-01-02 11:17 | ロンドン一般
Greed and Grievance(貪欲と不満)
今週読み始めた本「Greed and Grievance(貪欲と不満)」には、紛争の本当の原因を探求するという目的に沿った、複数の著者の論文が掲載されています。
より具体的に説明すると、「戦争の歴史の中で、経済的な動機や商業的な利益が存在するのは新しい現象ではない。しかし国際機関やNGOは、現在の内戦が発生し持続している原因として、経済的な動機が大きな役割を果たしていることにあまり注意を向けていないのが現実。」それゆえ、「内戦で敵対しているグループにとっての経済的利害に焦点をあてて紛争の原因に対する理解を深め、「グローバリゼーション」が紛争当事者にどういった経済的機会を提供するか調べ、そして第三者(政府・国際機関、NGO、一般企業など)が、内戦の当事者であるエリートの経済的な利害を戦争の中ではなく、平和の中で見出せるようにシフトさせる政策はどういったものかを検証する」のを目的としています。

まだ読み終わっていないのですが、少し読んだだけでも、けっこう面白いことが書いてあります。かいつまんで内容を説明すると:
これまで伝統的に紛争の原因については、「古くからの民族間の憎しみ」について言われてきたし、これはメディアやNGOがまことしやかに語り続けてきたことにより、定着していった。でも、古くからの憎しみがあったのならば、なぜ20世紀に入ってからこういった紛争が発生するようになったのか、つまり、なぜその前の時代に発生しなかったのかが説明できない。そこで著者たちは、現在の紛争は、勝つか負けるか、政権をとるかどうかといった植民地からの独立時代の紛争の目的よりも、紛争は様々な種類の暴力を正当化させるために、また自分の経済的、精神的欲望を満たし、それを継続させるために紛争が利用されていると説明しています。例を挙げれば、紛争の発生により、それが市民から搾取をする正当(に聞こえる)な理由にもなるし、戦争は市場での価格の変動を引き起こすから、それにより利益を得る人もいる(特に軍需産業)、それに武器を持つ強い者が弱い者を労働力として搾取することで利益を得る人もいる。また、国際社会からの支援物資を抜き取って利益を得ることも可能である。
とのこと。まだ一章しか読んでいないから、何の結論も書けませんが…。

紛争の発生には人間の醜い部分が多分に関わっていると思います。上記の経済上の目的が紛争を長期化させているという議論もそう。そして、そんな醜い部分をさらけ出さなくてはならない状況に置かれた人は誰であれ、今も紛争下で戦っている人たちと同じような状況に陥らざるを得なくなるのだろうと思います。

人間のそういった醜い部分を直視し、解決法を模索するという意味では、社会心理学と国際関係学の学問の根底では、つながりがあるのかもしれません。社会心理学を学ぶ人は、人間の心をより深く理解したいと思っているのではないかと推察しますが、国際関係を学ぶ人も同じような心理を持っているのかも、と思いました。

ちなみに、寮のインターネットの工事があるとかで、26日朝から30日まで、インターネットが利用できません~。工事終了後、またメッセージ残します。
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# by gwenlondon | 2005-12-26 12:09 | 勉強
今日のクリスマス - 15 -
ロンドンの中心の方にある、Fleet Street(フリート・ストリート)にあるパブ「Ye Olde Cock Taven」の窓を這い上がるサンタ人形。センスが光っていました。a0055525_8301932.jpgこのパブは、100年以上前に、以前反対側の道に構えていたパブから引っ越してきたものだそうで、とても長い歴史があるそう。内装も300年くらい前に作られたものを使用していたそうですが、1990年に火災に見舞われた後、大規模に改装されて、様子が変わったそうです。一度入ってみないとね☆

a0055525_8462445.jpgフリート・ストリート自体は300年もの歴史があり、その通り沿いの建物の多くもかなり古いように見受けられます。その中でも、王立裁判所(Royal Court of Justice)は大きくてとても豪華です。
この裁判所は離婚や名誉毀損、国民の義務、嘆願などを含む国内裁判を統括しており、犯罪については別の場所で取り扱われているとのこと。1882年にオープンされ、ポートランド石を使用した3500万ものレンガで作られたこの裁判所には、1000部屋と3.5マイル(5.6km)もの回廊があるそう。…これまで何も考えずにこの前の道を歩いて大学院へ通っていました。
余談ですが、この裁判所の真向かいに、トワイニングのお店があります。
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# by gwenlondon | 2005-12-24 08:56 | クリスマス2005
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
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