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大学院生って、若い…
月曜日は9時から国際関係理論の授業があります。これは国際関係の大学院生全員が参加する唯一のレクチャーなので、多くの学生に会えます。人間ウォッチをしながら、おなかをだした服装から会話の内容まで、まだまだ皆んな若いな、とほほえましく彼らを見つめる、ちょっと大人の視線となる時でもあります。ちなみに「若い」って単語を、いい意味で使っています。

欧米の大学院は、就業経験者が来るものだと思っていたのですが、実際のところ、大半は学部から直接きているか、学部から直接大学院に来て2度目の修士課程(ダブルマスター)の人のよう。彼らの学生らしい明るさを見て、私も学生時代はこんな感じだったのかしらと思うと、ちょっと寂しいですね…。もう戻れない日々…(とはいえ、学生時代を大変満喫しましたが)。

このクラスではいつも私の隣に座るロシア系アメリカ人の学生がいます。ひょうきんで面白く、いつも笑いをもたらしてくれるのですが、論文を公に発表したりと、なかなかすごい人です。24歳にしてここまでできることに感心しつつ。

レクチャーが始まる前、2人で「週末はどうだった?」などと会話をしていたら、彼の隣に同じくロシアから来た学生が座りました。2人のロシア語の会話を聞き、私にとっては音でしかないロシア語で、意思疎通を図れているなんてすごいなぁと当たり前のことに感心したりして。それからレクチャーが始まり、教授の講義に耳を傾けていたら、ロシアの学生が彼にモニョモニョと何かを話し、ずーっと彼はテレながらフフフって笑っていました。

10分たってもウフフ、ウフフと繰り返し、嬉しそうなので、先生の講義内容で何か問題があるのかと思い、ノートの端に、「どうしたの?」と聞いたら、走り書きで「隣の彼が、ぼくたちがいつ結婚するかロシア語で聞いてきたんだよ」だって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

えええええ?!?!?!?!? 何に考えてるの?!?!?!?!

最初の数秒は、何を言っているのか全く理解できませんでした。
というか、あなたとは、このレクチャーで隣同士で座ったことと、一度一緒に学校の公開講座に参加したことがあるだけじゃない!

どうして彼ら2人の中でこんな話になっているのか全然理解できず。ロシアンジョーク? 彼は1時間の授業中半分は、こっそり思い出し笑いをしたり、吹き出したりして、嬉しそうだったのですが、それを横目に見て、訳の分からない勘違いをしている彼が面白い、と私も笑いをこらえるのに必死でした。でもここで私も笑い出したら、よけい勘違いされるし、それはまずいと思い、先生の講義に集中したため、今日の授業はよく理解できました(笑)。また何も言うこともないので、授業の終了後、心の中に笑いを隠して、普通に「see you later」と分かれました。しばらくこの人に近づかないでおこうと心に誓ったのでした。

その後、月曜日の定例会議のように、クラスメートと学食で3時間くらい話していたのですが、その途中で、1人が「私、もしかしたら一生結婚できないかもしれない。」と、真剣に話していました。「周囲にいる学生で、私と近い趣味を持っている人なんてそういないもの。出会いの機会がないし。母国の人口は300万人しかいないけれど、1億2000万人もいる日本の人には、私の悩みを理解できないわー」などなど、とのこと。

真面目に語る彼女がかわいらしく、本気で吹き出しそうになりました。(失礼?)

彼女は学部時代の3年間、一週間に最低2本のエッセーを書く生活をしていて、3年で100本以上書いたと言っています。そこからも垣間見えるように、毎日勉強だけの生活を送ってよう。遊びに行くこともほとんどなかったと思われます。

性格上たくさんの友達を作る方ではなく、気の合う控えめの友人数人を作るタイプ。趣味は、休日は勉強の本を読むか、小説を読んだり、映画を見たり、外出するとしても美術館や博物館へ行くことの好きな人です。こういった趣味を持っていることもあり、話す内容も、自分の考えもしっかり持っていて、本当にとっても優秀な人。

ともかく彼女には「大学院の私たちのクラスメートはまだまだ若いから、社会に出て働き出したらいっぱい出会いはあるって! 保証する!」とか励ましていたのでした。

学部からきたばかりの大学院生って、まだまだいい意味で若いのですね。私の周囲にいる大学院生は、純粋で素朴な人が多いのですよ。22~24歳って、結婚を考える年なのかなと思うと、ちょっと早い気がするけれど、かわいいなぁと思いつつ、自分は彼らが今いるような段階をもう通り過ぎたことに気づいてしまったのでした。
Σ( ̄□ ̄;)はっ、いつの間に!!

ちなみに、当フラットの男性のフラットメートも若く、今もキッチンで大人数の男友達とパーティー中(夜中2時現在)。モンキーのような奇声を上げていて、見に行くのも怖くてキッチンに行けないため、カップラーメンを夕食としながら、今週金曜日に〆切が迫るエッセーを書いていたのでした。
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by gwenlondon | 2006-01-31 11:29 | 生活
春節のチャイナタウン
今日は旧暦のお正月。ロンドンにしては珍しく、青空の広がる日曜日でした。
散歩したいと思いつつも、そうは言え、金曜日にエッセーの提出期限があるため、図書館に行く"途中"で、ロンドンのチャイナタウンへ行ってきました。場所はLeincester Street駅の近くです。

a0055525_70853.jpgバスを降車後、まずトラファルガー・スクウェアー(Trafalghar Square)へ向かったのですが、その向かう途中から人だかりがすごくて、道路も渋滞気味。やっとトラファルガー・スクウェアーに着いたものの、広場で中国舞踊か何かをしていて、人・人・人。大変な賑わいで、道も歩けないくらいです。そのため、道路を歩く人もいて、おまわりさんが神経を尖らせていました。春節はロンドンでも大人気なのですね。屋台まで出ていました。

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そこで、干支の戌(中国では"狗"らしい)の飾り物を探したのですが、片足や首がもげかかっているとか、目がないとか、普通の犬が見当たらなかったため、泣く泣くドラゴンを購入。これはこれでかわいらしくもあります。口の中には玉が入っています。

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途中で爆竹の音を聞きながら、中華街に向かいました。火事のように空が真っ白。音も大きかったです。フラットメートによると、大きな音で悪いものを払うという意味があるそう。

中華街へ到着。春節と言ったら、獅子舞を見ないと! と思っていたら、やっていました。黄色、ピンク、緑色の獅子3頭が分かれて色々なお店の前で飛び跳ねて踊っています。

フラットメートによると、獅子舞には、悪いお化け(霊?)を追い払うという意味があるだそうです。太鼓やシンバル、爆竹の賑やかな音で悪いものを払い、しめくくりに獅子がキャベツを食べるそう。そして獅子は商売繁盛をもたらしてくれるそうです。

飛び跳ねて踊っているところは、動きが激しかったため撮影できませんでしたが、肝心の、お店の前に飾られているキャベツと紅包(お年玉袋みたいなもの?)をキャッチするところはよく見えました
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おいしそうなキャベツと紅包を見つめる獅子

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辺りを気にして見回す獅子。

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そして一思いに!!

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パクリ。むしゃむしゃむしゃ…。

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さぁ、次のお店に福を運びに行こう~。

素晴らしかったです。こういう伝統芸能をずーっと守ってきて、しかも異国にいようがどこにいようが、こういうイベントを必ずするって、すごいことですね。横浜の中華街で獅子舞を見たことがありますが、その時のリズムや音楽と、そのまま同じだったのも感動しました。受け継いでいる若者も偉いですね。

中華街は、メインストリートも大にぎわいでした。春節のお祭りだというのに、中華街にいる人たちの半数以上は、英国もしくは欧州の方といった雰囲気でした。(ちなみに、昨日の春節大晦日に開催された、フラットメートの所属する法学部春節パーティーには総勢80人が参加。その大半が中国の学生以外だったそう。)もちろん、ここは英国なので、英国や欧州の方が多いのでしょうが、中国の文化にこれだけの関心を寄せているのか、それとも休日だから遊びに行こうかというノリなのか。肉まんをほおばっている彼らを見てまた、何だか嬉しい気持ちになりました。

その後、サツマイモのお饅頭と緑豆のお饅頭、カリフォルニア米を購入して、大学院へ向かいました。途中ZARAがあり、そこでセーターを購入。このセールシーズンで初めての服のお買い物をしました♪ありえないくらい安かった☆☆☆ALDOでステキなロングブーツも見つけたのだけど、マイサイズは一般的なため売り切れ。

コベントガーデンから歩いて5分程の場所にある大学院へ戻り、課題図書を借りたり読んだりして、帰宅したのでした。

帰宅後、フラットメートが各自部屋に閉じこもっていたようなので、外出中の1人を除いた全員をキッチンに誘って、買ってきたお饅頭を切り分けて、お茶しながらお話したのでした。春節は彼らにとって、家族や友人と温かく過ごすものなのだからね。私も一緒に団欒できて、楽しかったです。フラットメートが5人も集まってお茶をするのは、こちらに引っ越して来て以来、初めてのことでした。

春節について詳しいサイトがBBCにありました。こちらから。
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by gwenlondon | 2006-01-30 07:56 | ロンドン一般
過年(旧暦の年越し)
今日(1月28日)は旧暦の大晦日です。
フラットメートが全員中国系なので、今晩はフラットの人たち+そのお友達(全員大陸から来た人)で、餃子パーティーでした。

餃子は、春節を過ごすのに欠かせないものだそうです。春節には、出稼ぎに出ている人も皆んな帰省し、家族みんなで餃子を包み、テレビを見ながら過ごすそう。

a0055525_9502182.jpg餃子は2種類。
・白菜、豚肉、マッシュルーム
・にんじん、豚肉、マッシュルーム
聞くところによると、具の中身は各家庭により違うそう。湖南省出身の女性によれば、中国で餃子屋さんへ行くと、100種類以上の餃子があるそうです。
皆と一緒に白菜やにんじんをみじん切りにして、買ってきた餃子の皮で包み、茹でて、いただきました。

にんじん入りは美味しくなかった~(正直)。
でも、白菜入りの定番の方は美味しかったです。

水餃子よりも焼き餃子が私の好みではあるのですが、本場は水餃子とのこと。しかも茹で汁まで飲むことを知りました。

a0055525_954353.jpg餃子を一通り食べ終え、会話を楽しんだ後、トランプゲームをして、一部解散。しばらく一緒にいたけれど、中国の方が台湾の人に、台湾の政治について熱心に質問していて、お先に失礼してしまいました。
(食事中の写真。壁には、中華街でよく見るような赤い紙でできた飾り付けがなされています。皆んな中国の人たち)

ちょっと面白いな、と思ったことを1つ。
私の部屋の隣の部屋にいる男性が、この寮内の中国ソサエティーのリーダー格なのですが、今回の年越しであれ、何であれ、何かイベントがあるとこのフラットに友人を連れてきます。それも沢山。そして、餃子の具材、飲み物、お菓子、壁の飾りつけのものなど、何もかも自分で買ってきて、皆んなにお金を出させないのです。

a0055525_10504.jpg不思議。学生なのにね。まぁ、お金持ちなのだとは思いますが、そういう問題ではなく、リーダー格の人は何もかもお金を出してゆったり過ごすのが中国的なのでしょうか。日本で学生がクラブ活動で集まっても、たいていが(傾斜割とか均等割りとか色々あるでしょうが)割りかんでしょう。だけど、誰も彼がお金を出すことに対して、疑問を持っていなくて、「いくらか出したほうが良い?」とか聞く人もいない。これは文化なのか、それとも私の周りの中国の方だけかしら。と、関心を持ったのでした。

明日29日は旧暦のお正月、周囲の人の雰囲気がお祭り騒ぎなので、この前の2006年1月1日よりもずーっと特別な雰囲気です。フラットメートから、ラッキーチャームみたいなものももらい、ちょっぴり私も春節を楽しんでいるのでした。このラッキーチャームの中心の飾りは双魚なのですが、いつでもつながっていますようにという意味ですって。
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by gwenlondon | 2006-01-29 09:50 | 生活
Asian Values セミナー
今日のロンドンは変わらず曇りですが、時々青空がのぞき、少し幸せな気持ち☆
夜の体感気温は確実に零下。(((+_+)))ブルブル

今日は、先日参加したアジア太平洋のセミナーの「Asian Values」セミナーに参加した復習をしていました。
アジアの国際政治を考える上で確実に考慮に入れるべき(と私は思う)アジアの価値観に関する講義。先日、これはちゃんと聞きに行かないとと張り切って参加したのですが…。

面白くなかったです。というか、全然Asian Valueとは何かという、ゲストスピーカーのアイディアを聞かせてもらえませんでした。1時間近くのプレゼンテーションで話されていたことは、アジアの各国で普及している宗教は何かとか、アジアの価値観は家族に重きを置く、つまり国家元首が「父」で、その他の一般の人は「兄弟」であるとか、「あなたの人生において家族はどれくらい大切か」というアンケートをアジア各国とヨーロッパ各国で行ったら、「とても大切(Very)」と答えたのは中国の60%という最低数値以外、どの国の回答も75%以上だったので、アジアの家族主義は世界的にみたら特殊なものではないとか、日本の世襲議員の割合が年々増えているとか、…ともかく情報に一貫性がなく、結局スピーカーは、何が言いたかったのか分からないで終わってしまいました。1人の学生がスピーカーに、おっしゃるポイントが分からないのですが…とコメントしていたのが大いに納得という感じ。

セミナーが終わった後、ユーとお話したときも、「ゲストスピーカーは、シンガポールの社会システムは奇怪(bizarre)だと言っていたけど、シンガポール人はそう思っていないのにそんな風に決め付けて何事! 持っている視点も、植民地時代のヨーロッパが植民地主義の建前として持っていたと思われる「未開人(Barbarian)を啓蒙するために、ヨーロッパのシステムをもたらしてあげよう」という意識で話をしている」と憤慨気味。アジアン・バリューを語る先生が、アジアのことを理解していないという結論に達したのでした。

~~~~~~~~~~
明日はエッセーの提出期限であり、国際関係理論でディスカッション素材を提供する役目を果たす予定です。エッセーは書き上げたし☆ ディスカッサント(Discussant)は、発表を行うプレゼンターの意見の不足している部分や、反論、ウィークポイントを指摘をすることが求められており、プレゼンターは、授業の始まる24時間前に詳しい資料をディスカッサントにメールで送付することになっているのに、15時間前になってもまだ届いていません。さてどうなることやら…(でも何故か気持ちに余裕が…泣きを見るのは明日?)。
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by gwenlondon | 2006-01-27 07:14 | 勉強
今年の春節 1月29日
今年の春節(=旧正月, Chinese New Year, Lunar New Year)は1月29日。ロンドンの中華街は人でにぎわい、イベントもあるそうです。

ここ数日、フラットメートとキッチンでばったり出会うと、開口一番「もう年越し(過年)だねぇ」と挨拶してくるため、ついこのまえ、年を越したばかりの私の意識には、上っていました。

次に出てくる言葉は「なぜか今回は、年を越すという感じがしないのよ。」それはそうでしょう。西暦カレンダーで日々を過ごしているのだから。あと大学院の勉強も、暦に関わりなくじゃんじゃんありますし、町の雰囲気は平常どおりなのだもの。

友人のユンは、シンガポールにいるお母さまより届いた、伝統的なお菓子を分けてくれたので、やはり中国系の人たちにとって、春節はとても大切なイベントなのだなぁと思っているところです。

フラットメートとユン双方とも「日本では春節をどう祝うの?」と、春節を祝うことを前提に、質問してきます。「東京について言えば、春節を大々的に祝わないよ。むしろ意識にもないし。ただ中華街に行ったら獅子舞があるかもね。新聞によっては、中国のお祭り騒ぎの写真が一枚、掲載されるかな。」と答えると、たいてい「え、何で祝わないの?」驚かれます。興味深くも、考えさせられる反応です。

旧暦は、農作業にも深く関係するので農業暦とも言うそうです。
シンガポールは農業国ではないのに、今でも春節付近は休暇シーズンになるそうです。中国はまだ農業国かな、台湾はITプラス農業国でしょうか(大雑把)、でも1週間のお休みに入り、有給休暇を使って休みをさらに延ばし、故郷へ帰るそう。

どちらの国々も、通常の業務では西暦を使っているのに、春節を祝うという習慣が、時代の変遷に見舞われても風化されず、残っているのですね。フラットメートは皆んな若いのに、素晴らしいと思います。

日本だって、明治維新以前は、西暦を使っていなかったのだから、全国的に祝われていたのではないかと思います。でも、現在は多くの地域で祝わないのでは?(事実は分かりませんが…)。140年も経つと、そういったお祝いを忘れてしまうのかしら。それとも、西暦の新年が代替となったということで、そのまま忘れてしまったのかしら…。

それとももしかしたら、中国・台湾・シンガポールとも、国の発展が進んだら、もしくは西洋文明の流入から140年くらいしたら、日本と同じように忘れてしまうのかしら。

ちなみにフラットメートによると、中国大陸では「春節聯歓晩会」という、日本の紅白のようなテレビ番組があるそう。家族皆んなが集まり、それを見て年を越すのが伝統だとのことですが、この歌合戦番組があまりに定番化してしまい、しかも国が作っていて不自然な感じの番組ということで、若者にはあまり人気がないとのこと。日本の紅白と似か寄ってますね。
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by gwenlondon | 2006-01-26 11:18 | 生活
今年の冒険 第一弾
ロンドンに来てから、様々な業種の人々との交流やイベントの参加ということを全くしないでいたのですが、ある方からのご助言に勇気を得て、今年は各種イベントに参加したいと思っているところです。その第一弾が今日のレクチャー。

日本に赴任していた某国の大使が日本と某国との関係についてレクチャーをするということで、オックスフォード・サーカス近くの会場へ。友人のジーンと一緒に参加してきました。

参加者は、日本人が3分の一を占めていたので、色々な名称は伏せさせてください。
その大使は日本の経済、政治、外交の現状についてと、日本と某国との二国間関係についてお話をしていました。内容は…、日本語の新聞でよく見る問題をブリーフに列挙・説明している感じでしょうか。限られた時間でもありましたし、日本の近況を知らない人にとっては良いレクチャーだったと思われます。

質問タイムで出てきた質問といえば、郵政民営化について、日本の移民受け入れ基準は今後緩和されるだろうかとか、日本にラグビーやオリンピックなどのイベントを誘致するコツを教えてというものでした。

ジーンは、北朝鮮の核兵器問題についておっしゃっていたが、6カ国協議に北朝鮮を引き戻し、事態を改善するためにはどうすべきかと質問、私からは、EUの対中武器禁輸措置の解除を推進したいとおっしゃっていたが、解除された場合、東アジアの安全保障に対しどういったインパクトを与えるとお考えであるかについて伺いました。

ちなみに私の質問に対する返答は、インパクトは「Zero」だそうです。それじゃ答えとしては足りないからということで、EUはもし武器禁輸措置を解除したとしても、EUの行動規範(倫理綱領?:Code of conduct)に乗っ取って輸出をするから、特に影響はないと考えているというご返答。

会合後、某国大使にもっとお話を伺おう!と、二人でお会いしに行ったら、某氏は私たちの顔を見るなり、笑顔で逃げました…。でも日本人の参加者(Big shot!)の方から、ヤマハのような日本企業だって、軍事目的に転用可能な無人ヘリコプターを輸出しているじゃない(22日付日経・読売・朝日各紙参照)、現在だってEU以外の国から武器の輸入は簡単にできるんだ。EUの対中武器禁輸措置の解除なんて、大したことではない。ボクも某国大使と同じ考えだよ、とおっしゃっていました。

確かに武器禁輸措置の裏で、昨年1年だけでも、軍事目的に転用可能な技術がEUから中国に流入していると先日どこかの記事にありましたが、でもですね、EUからのハイテク武器の輸出という直接の動きだけではなく、先進諸国のEUが公に禁輸措置の解除の立場を取ることによる、EU以外の国の行動や思考に与える影響も考えるべきかと。つまり、EUがOKを出しているのだから、という理由で、これまでアメリカの目を気にして、悪いことだと思いつつ細々と技術を売っていた国々が、公に、堂々と技術・武器販売をできるようになるでは。これまで武器輸出をしていない国々であっても、EUがOKと言っているのだから、私たちもと、追従する事だってありうると思う。そして、EUからのハイテク武器の流入や、EU域外国に与える影響が総じて、アジア太平洋地域の軍事バランスを崩すことになる可能性があると思う。これって、他ならぬ日本の安全保障に関わる問題では? ネオリアリストの考えによると、ある国が軍事力を伸ばしたとき、近隣諸国がそれに対して脅威を感じ、自国の軍事力を高めることでバランスを取ろうとするそうです。この理論が正しいかどうかは実際に起こってみないと証明できないけれども、東アジアであっても世界のどこであっても、そんな軍拡競争なんて起こってほしくないものです。

ちなみに、仮に東アジアで軍事バランスが崩れても、EUの安全保障には何ら影響を及ぼさないでしょうね。アジアと国境を接しているわけでもなし。

会合終了後、英国の人々からジーンと私に対し「Excellent questions! Double blows!」と声を掛けられ、単純ながら嬉しかったです。主に時事問題について意見を交わし、色々な人から名刺をいただきました。知らない人とのこういった会話がこんなに楽しいものだとは! でも、日本の方々とはあまりお話できなかったー。そんな思いを持って、会場を後にしたのでした。
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by gwenlondon | 2006-01-25 08:56 | Experience UK
新しい行きつけ"Waitrose"
今日のロンドンは日中最高5℃、最低1℃(or less)くらいでした。

午前から午後まで、集中して勉強した後、タワーブリッジ(Tower Bridge)やセント・キャサリン・ドック(St Katharine Docks)付近を散歩しました。タワーブリッジの中央付近には、橋の完成年や橋に関する説明があってそれを楽しんだり、また、寒い中、元気に飛び回るカモメを観察し、いたずらっ子でひょうきん者の顔立ちをしていることを確認したり、橋の近くに停留しているHMS Belfastという第二次大戦で活躍した巨大戦艦を眺めたり、テムズ川北岸にあるロケット型のビルがSwiss Reという会社のビルだということを知ったり。ご近所は、目をつぶっても歩けるくらい慣れてきたと思っていたのですが、まだまだ知らないところが、寮の近所にもたくさん残っているものなのだということを発見し、嬉しかったです。ご近所さんについて、いずれサイトに説明を載せたいものです。

タワーブリッジからほど近い場所に、昨年12月7日、Waitroseというスーパーができたと聞いていたのですが、これまで道路沿いを25分ほど歩くのがいやで行ったことがなく、今日ついでに行ってきました。セント・キャサリン・ドックの中を通って、スーパーまで行ける事も発見したのでした。

スーパーといえば、TESCO、Sainsbury's、M&Sしか使ったことがありませんでしたので、Waitroseは初耳です。そちらは元々、Morrisonsというお店だったのが閉店となり、Waitroseが移転してきたとのこと。フラットの学生から、品質と値段は、Sainsbury's と M&Sとの間ぐらいと言われていったのだけど、とても良かったです。

まずは、スーパーの中。とってもキレイでした。品物が整然と並んでいて、品数もタワーブリッジやSt. Pauls Cathedral前のM&S、Cannon Street沿いのTESCOとは比べ物にならないくらい。品物の鮮度もよく、TESCOの疲れきった雰囲気の野菜とも違い、ピチピチでした。トマトlooseも燃えるような赤色でした。リコピンがたくさん含有されていそう☆ そして野菜の種類の多いこと。白菜やチンゲン菜を見て懐かしいと思ったり、スープ用にカブを買ったり。

固形スープといえば、これまでどこへ行ってもチキンコンソメしか見当たらなかったのが、こちらには多数の固形コンソメ・キューブがありました。ビーフ、チキン、ポーク、ハム、ベジタブルの5種類をクノールは出しているのですね。ビーフ以外を一通り購入、この冬を色々な味の野菜スープで乗り切れそうです。

もちろん、鮮魚などのフードカウンターも充実。チーズの量り売りコーナーの種類の豊富なこと。そして、ケーキコーナーもありました。これは初めて。ケーキコーナーなんて、Harrods以来です。

品数の豊富さと品質の高さと同時に、ポイントが高かったのは、店員さんがとても丁寧だったこと☆鮮魚コーナーで立ち往生すれば、色々な魚の調理方法を教えてくれたり、親しみやすかったです。

お値段的にはSainsbury's と同じくらい。でも清潔感と野菜の鮮度は格段上です。Waitroseブランドの品物の包装はなかなか可愛らしいので、むしろ日本に、小さなお土産として持って帰ってもよさそう。新たな行きつけスーパーができました♪

帰りには寮から30秒くらいのところにある喫茶店で、そこのご主人にチョコレートドリンクをご馳走になり、45分ほど油を売って寮へ、その後アキさんが、このところ沢山の洋服を買い込んでいたということで、ファッション・ショーをしつつ服のコーディネートを考えたり、ワインとチーズをいただいたのでした。

勉強もしっかりできたし、リラクシングにも過ごせた、満足な日曜日でした。
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by gwenlondon | 2006-01-23 07:35 | 生活
社会人が大学院生に戻るということ
このところ気持ち的にも余裕のない生活を送っています。本を読んでも、文字が上滑りしているというか、頭に入らず、壁に貼られた絵をみると、目がぐるぐる回りだすようになってきたことから、木曜日、金曜日の夜は早く寮に戻り、10時前に眠っていました。

おかげで、かなり元気になりました♪今日こそ昨日終わらせられなかったエッセーを書き上げたいと思います。

ロンドンに来るまで、大学院生ってけっこうのんびりと勉強できるのかなぁと思っていたのですが、とんでもない。想像以上に追い詰められた生活を強いられます。
寮の友人、アキさんも、冬休みを返上して論文を書いていたため、気持ち的に辛くなり、今週は勉強をしないと決めてすごしているそう。皆んな同じなんだーとちょっとほっとしてもいます。

ただ、これは当大学院のカリキュラムの問題だけではなくて、社会人経験者であることが影響しているのかもしれません。

ロンドン(イギリス)の多くの大学院は1年間で修士号を取らせるということで、中身が非常に濃いとは聞いていました。私の所属する国際関係専攻では、今学期10週間でエッセーを6本提出しなくてはなりません。2週間で1本強、まだ学んでもいないことを、1本のエッセー当たり、推奨図書50冊以上の中から、好きなだけ本を読んで考えをまとめるのは大変です。同時平行で毎週レクチャー3つ、セミナー3つに参加するのですが、予習をしないと、口を固く閉めた貝みたいにしてそのクラスに座っているだけになってしまう。1年の高等教育で、ある分野の修士号(Master 's degree)を取る(≒マスターする)ためには、それなりのものを大学院側も課さなくてはならないのは、ある意味当然のことではあります。それに、このカリキュラムは、学生全員にとってキツイはず。

社会人を経験した後大学院へ行くというのは、1年の労働機会を捨て、なおかつ金銭的・時間的な自己投資をするという決断をし、強い目的意識を持って、はるばる勉強する環境に来るということ。ここから自由に学べるという嬉しさを得られますが、学生生活が進むにつれて、留学前に持っていた勉強に対する希望や気負い(ex. ある分野の専門家になれるくらいがんばらないと!とか。実際1つの科目を極めるには1年では無理)が壮大な野望であったことに気づき、語学のハンディーを否が応でも感じ(英語を母国語とする人たちと比べたらね~)、セミナーに参加して発言できないとここに居る意味がないという意識を常に持ち、時間が刻々と進むにもかかわらず、自分がほんとうに前進しているのか分からないという気持ちが焦りに変わり、自分で自分を追い込み始めます…。

つまりは、社会人が学生に戻る時に持つ、強い目的意識がこうさせるのではないかと思います。ちなみに、学生しか経験していない人に目的意識がないという意味ではありませんよ。学部から直接来た学生を見ると、国籍の違いに関わらず、自分のペースで勉強できているようです。このバランスが、ウラヤマシイ。

とはいえ、そんなときに、周囲の方々から色々ご助言をいただいたり、助けられたりするのですね。

元同僚から、「『今、何をすべきか?』という必要性と『自分で何ができるか?』という可能性を天秤にかけて、そのとき、自分にとって『楽』な方を選ぶとちょうど良いですよ。そうすればきっと、修士も取りつつ、心に残る1年となることでしょう。」とのこと。ロンドンにいらっしゃる方から、大学院生としてロンドンにいる間は、各種イベント行事への参加を通じて、将来を見据えた活動のできる貴重な機会であることを教えていただいたり。

修士号に進む社会人は、前の職よりもステップアップを図りたいなどなど、各々の目的があると思います。他の社会人留学生も、きっと私と同じ大変な思いをしているでしょうが、持っている目的があるおかげで、卒業後の自分をぼんやりとした形として見ることができていると思うし、先を見失わないで一歩一歩進めるのだと思う。そして修士課程を終えたときには、いいことが待っているに違いない、と信じないとね。まだ半分も過ごしていないのだもん、負けるもんですか(←弱い自分に)!
おーぅ ヾ(`o´)ノ

と、こう勢いづいていられるのも、温かいご助言や励ましをくださる周囲の方々のおかげ。そんな方々への感謝の気持ちを忘れずに、そしてできるだけ「気負い」や「目的意識」にとらわれ過ぎないように過ごすことを心に留めておかないと、と思う、ロンドンの午後でした。
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by gwenlondon | 2006-01-21 23:56 | 勉強
Microsoft Wordが英語力の低下に寄与?
このところロンドンはずーっと曇り時々雨。毎日薄暗くて、カーテンを開けなくてもあけてもあまり変わらない気がします。

昨日、馬英九氏が来ると思ったセミナー。意気揚々と、いつもより少しおしゃれまでして大学にいったのに、実は2月に来ると言うことが判明。友人数人と私、集団で勘違いしていました!! 本当にハズカシイ(/\)。何故勘違いしたのだろう。未だに不明。

その後、「修士論文の書き方講座」に参加。もう修士論文のことを考えなくてはならないなんて、一年なんてあっという間ですね。
そこで先生が言っていた言葉でとても納得したものがありました。

「Microsoft Wordが、学生の英語力の低下の原因となっている。」

先生曰く、Wordが普及する前までは、文章を手で書いていたので、文章を書いていて誤りがあれば、紙ごと捨てて書き直さなくてはならない、そういった誤りと書き直しの繰り返しが、必然と文章を書く能力を鍛え、知識を覚えるようになり、学生の力が備わったものだったとのこと。いまや間違えがあれば、その箇所だけをバックスペースで削除して打ち直せばよい。そういった楽をするから、英語の書く力が、英語を母国語とする人しない人に関わらず、低下しているのである、とのこと。

確かに大学受験時代は、手書きで勉強していたなーと思い出しました。いまやエッセーを書く時に、ある文章を引用したければ、電子化されたジャーナルやインターネットからコピーアンドペーストしてしまえばよい。これだって、良くない!

ということで、昨日からエッセーの草稿は、手書きでしています。影響受けやす過ぎ? (笑)

ともかく本日水曜日は部屋で悶々とエッセーに取り掛かっておりました。明日くらいには書き上げられそう。

夕方くらいに、同じ寮の日本人アキさんから、カツどんを作るから食べにおいでとのこと。今日の夢にまで出てくるくらい食べたかったそう。カツどんなんて、数年ぶりではないでしょうか(日本にいてもあまり食べなかったから)。諸手を挙げてあきさんのフラットへ。食べてきました。

a0055525_10125935.jpgアキさん手製カツどん。カツ揚げもあり。マグカップに入っているのはお味噌汁。

お料理上手~。もうとっても美味しかった~。ロンドンでカツどん屋さんを開けば?とオススメしておきました。お味噌汁もいただき、ホッと一息。ほぼ毎日イギリス食(≒スーパーTESCOで得られる食材を使った料理)で、炊飯器を持っておらず、ご飯を鍋で"はんごうすいさん"するのも面倒だし、楽しかったです。
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by gwenlondon | 2006-01-19 10:18 | 勉強
少し悲しい、ロンドン生活に「慣れる」こと
ここのところ週7日、毎日図書館の閉館(23時)まで図書館にいてエッセーの情報集めに苦心しているわけですが、今日は15時には切り上げました。

この前まで、ロンドンは15時にはもう薄暗くて、16時過ぎには夜に近い空色だったのに、15時代はまだ明るさがあり、嬉しかったです。春に少しづつ近づいている感じで☆せっかく明るいしと、道草を食いながら帰宅したのですが、帰宅途中に、ちょっと悲しくなりました。

ロンドンにあまり新鮮味がなくなってきたみたい。

以前だったら、色々なものを見ては日本と違うけど何故とか、鳥がきれいとか、タワーブリッジが毎日見れて幸せ~とか、感じていたのに、普段東京で生活していたときと変わらない感覚になってきています。

まだ4か月しかここにいないのに! これはどうしたことだろう。

簡単に言えば、生活に慣れてきたと言うことなのでしょう。
日々の生活がルーティン化していることも一因かしら。毎日同じような道を歩いて大学院へ行き、授業が終われば図書館へ直行し、閉館間近になれば出て行ってバスに乗って帰宅する、の繰り返しが、感覚を鈍化させているのかしら。
エッセーの提出、セミナーでの発表など、毎日が勉強で精一杯で、気持ちの余裕がないのかもしれない。
それとも単に冬の景色が長く続いているので、見飽きただけで、春が来たらまた違うのかしら。

でも、1年しかここにいない予定なので、もっとロンドンのことを、日本の視点から見つめたい! と言うのが心情です。異文化生活に慣れる=感覚の鈍化という風に捕らえている訳ですが、これは良いことなのかどうかと悩む、冬の夜でした。
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by gwenlondon | 2006-01-17 09:37 | ロンドン一般
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
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