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Asian Values、Western Values
現在、アジアの価値感(Asian Values)に多大なる関心を寄せています。

きっかけは「アジア太平洋国際政治」のエッセーを書くときに題材を探していたのですが、そこに「Asian values」についての情報を見つけたためです。また、自分がイギリスに生活しだして、自分が物事を考えるときのベースにある価値観がどこから生まれてきたのかを意識する時がけっこうあって、それをより理解したいからという、自己理解を深めるという理由もあります。

それと、他の授業「紛争と平和研究」で議論がされるときに、イギリスにいるという事情も手伝って、Western valuesで議論が進むため、西洋的価値観から生まれている自由や民主主義などが、他の文化の中で必ずしも受け入れられないこともあるのではという疑問を持ちつづけていたこともあります。

今日のセミナーのメインのテーマは、「平和とは何か?」で、その中の議論のひとつに、紛争後の平和構築を考える際、非民主主義国家に、民主主義や自由をどうやって広め、国家の機能させるかというものがありました。ご覧の通り、「どうやって民主主義や自由を持ち込むか」「国家の働きを強化させるか」という西側の考えを、違う文化を持つ国々に導入するという話が前提になっているわけですが、これって相手国のことを考えていない。別に民主主義を否定しているわけではないのですよ。私の価値観からすれば、現在のところ自由民主主義が最良のものであると認識しています。他に変わる価値観はないし。ただ、西洋的価値観がかならずしも世界共通の価値観ではない、という認識から話を進めなくてはならないと思うわけです。

そこで、最近読んだ、シンガポールの元首相であったリークワンーユーのインタビュー(Foreign Affairs Volume 73 No.2)で取り上げられていた「アジアの価値観」を思い出したのでした。

彼曰く、社会や政府に対する概念の西洋と東アジアの違いがある。東アジアの社会では、個人が家族、そして友人関係や、家族から範囲を広げたコミュニティーや社会とのつながりと言う文脈の中に存在していること。そして指導者や政府は家族やコミュニティーが提供してくれる以上のものを提供してくれないと言う認識があるということ。でも、西洋は逆で、政府に大衆からの権限を受け、政府が社会のあらゆる問題を解決するというもの。

家族が中心となっている社会といって思い出すの国(純粋にアジアと言い切れるかは…疑問ですが)にアフガニスタンがあります。民主主義国家を作るべく、アメリカを中心として「支援」を進めていますが、長老を筆頭とした大きな家族の一群であるコミュニティーがいくつもあるこの国、難民として隣国パキスタンに逃れても、難民キャンプの中で長老社会がそっくりそのまま生き残っているというこの文化に、西洋の価値観である民主主義を持ち込んで成功するのかしら。となると、西洋が考える「平和」をそのままこの国に持ち込んで、選挙をおこなって西側(ある程度国連・国際機関は西側的価値観をひきづっていると思われる)が満足して立ち去ると言う図式が成り立ってしまうのでは。そうだとしたら、結局誰にとっての平和なのか分からなくなってしまう。国や社会のあり方、特に紛争後の平和構築を、異文化にいる第三者が関わり、「解決」していくのを考えるときに、各々の国が脈々と引き継いできた独自の文化を無視して、進めることは無理でしょうよ。

ということで、平和構築を考えるときに、国や社会のあり方をも考えなくてはならないと思うが、日本は民主主義が広く長い間浸透しているから別として、それ以外の東洋の国の持っている考え方は、西洋のものとは違うかもしれませんよ~。と上記の意見をセミナーで発言してしまいました。スッキリー。しかも、この議論が長く続いたので、ちょっと貢献できたかなと嬉しい♪(でもドキドキしちゃってどういった議論がその後続いたのか、よく覚えていません。西アフリカのリベリアも、家族社会だという意見を誰かが言っていたのは覚えているけど。)

紛争後の平和構築という話はさておき、日本の場合は、明治時代からの近代化政策と、民主主義や自由に対する考えが百年以上かけて広げられてきたことから、現在の日本に、東アジアの「家族的価値観」や「長老社会」の全てを適用できないとは思います。しかし、江戸時代以前に存在していた村社会ってこんな感じだったのでは、というのは容易に推察できるし、こういう文化はすぐに消し去ることはできないこと、つまり今の日本に生まれ育った人たちの多く(私も含む)にも、多かれ少なかれこの価値観は引き継がれているのではないかなということ、これが自分の意見の形成や行動に多少なりとも影響を及ぼしているのかもしれないということを思ったのでした。
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by gwenlondon | 2006-01-13 09:45 | 勉強
第2ラウンドの始まり+初Wagamama
今日のロンドンも相変わらずの曇り。

本日1月9日から大学院の第2学期が始まりました。4週間のクリスマス休暇、あっという間でした。4週間もある、沢山復習しよう! と意気込みは強く、クリスマスまでは「勉強、食事、寝る、ブログ更新」だけのストイックな生活を送り、「こんなに頑張っている!」と自分に軽く陶酔していたものの、それ以降は「ロンドン散策、食べる、寝る、ブログ更新」というリラクシングな生活に早変わり。楽に流れる時は、あっという間ですね。最後の1週間には緩やかに勉強生活に戻りつつ、今日の第2ラウンドの始まりに至ります。

月曜9時からある「国際関係理論」のレクチャーに参加し、「伝統的な英国理論(Classical English Theory)」を聴きました。私の通学する大学院がこの理論発祥の地、ということで、どんな小話が聞けるのか、目覚まし時計よりも早く目が覚めて、学校へ行ったのに、講師の先生は、先人の教授方が、西暦何年にこの学校で教えていたかとか、どういう本やジャーナルを書いていたか、と理論よりも、事実を延々と話していて…。あまり試験にも関係なさそうだしと何気に流しながら聞いていたりして…。

そして、久しぶりに会うジーンと、母が持ってきてくれたみかんを一緒に食べたり、ユーと学食で語ってすごしました。

そして、自宅へもどり、昼寝をした後勉強し、寮の友人のアキさんから電話がかかり、一緒に日本食レストラン「Wagamama」デビューを果たしました。

アキさんが注文したのは、鶏から上げと焼きそば、アサヒビール中ビン。
私がいただいたのは、海老ぎょうざと鶏うどん、梅ワイン。

これまで、Wagamamaはイギリス人の口には合うが、日本人向けではないという噂を聞いていましたが、鶏からあげにハーブのセージが入っていたのは以外だったものの、全般的に美味しかった~。おもわず店員さんに、料理はどうだった?と聞かれ、「美味しい」という日本語の言葉を教えてあげました。でも、梅ワイン(Plum wine)は、フィッシュアンドチップスのバター味だったのが、気がかりでしたが…。その後帰宅し、少し勉強して、サイトの更新をしています。

新学期の始まり。今学期は重要です。前学期は初めての学期であったから、勝手がわからずに数週間が過ぎ去ったりしましたが、今学期はそうは行きません。何せ成績の100%が付いてしまう試験が次の学期に控えているので、試験を視野にいれば勉強をしなくてはならないからです。先人の留学生だってできたのだから、私だって、と励ましつつ、大切な第2ラウンドを闘います。
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by gwenlondon | 2006-01-10 12:06 | 勉強
Greed and Grievance(貪欲と不満)
今週読み始めた本「Greed and Grievance(貪欲と不満)」には、紛争の本当の原因を探求するという目的に沿った、複数の著者の論文が掲載されています。
より具体的に説明すると、「戦争の歴史の中で、経済的な動機や商業的な利益が存在するのは新しい現象ではない。しかし国際機関やNGOは、現在の内戦が発生し持続している原因として、経済的な動機が大きな役割を果たしていることにあまり注意を向けていないのが現実。」それゆえ、「内戦で敵対しているグループにとっての経済的利害に焦点をあてて紛争の原因に対する理解を深め、「グローバリゼーション」が紛争当事者にどういった経済的機会を提供するか調べ、そして第三者(政府・国際機関、NGO、一般企業など)が、内戦の当事者であるエリートの経済的な利害を戦争の中ではなく、平和の中で見出せるようにシフトさせる政策はどういったものかを検証する」のを目的としています。

まだ読み終わっていないのですが、少し読んだだけでも、けっこう面白いことが書いてあります。かいつまんで内容を説明すると:
これまで伝統的に紛争の原因については、「古くからの民族間の憎しみ」について言われてきたし、これはメディアやNGOがまことしやかに語り続けてきたことにより、定着していった。でも、古くからの憎しみがあったのならば、なぜ20世紀に入ってからこういった紛争が発生するようになったのか、つまり、なぜその前の時代に発生しなかったのかが説明できない。そこで著者たちは、現在の紛争は、勝つか負けるか、政権をとるかどうかといった植民地からの独立時代の紛争の目的よりも、紛争は様々な種類の暴力を正当化させるために、また自分の経済的、精神的欲望を満たし、それを継続させるために紛争が利用されていると説明しています。例を挙げれば、紛争の発生により、それが市民から搾取をする正当(に聞こえる)な理由にもなるし、戦争は市場での価格の変動を引き起こすから、それにより利益を得る人もいる(特に軍需産業)、それに武器を持つ強い者が弱い者を労働力として搾取することで利益を得る人もいる。また、国際社会からの支援物資を抜き取って利益を得ることも可能である。
とのこと。まだ一章しか読んでいないから、何の結論も書けませんが…。

紛争の発生には人間の醜い部分が多分に関わっていると思います。上記の経済上の目的が紛争を長期化させているという議論もそう。そして、そんな醜い部分をさらけ出さなくてはならない状況に置かれた人は誰であれ、今も紛争下で戦っている人たちと同じような状況に陥らざるを得なくなるのだろうと思います。

人間のそういった醜い部分を直視し、解決法を模索するという意味では、社会心理学と国際関係学の学問の根底では、つながりがあるのかもしれません。社会心理学を学ぶ人は、人間の心をより深く理解したいと思っているのではないかと推察しますが、国際関係を学ぶ人も同じような心理を持っているのかも、と思いました。

ちなみに、寮のインターネットの工事があるとかで、26日朝から30日まで、インターネットが利用できません~。工事終了後、またメッセージ残します。
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by gwenlondon | 2005-12-26 12:09 | 勉強
今年の図書館生活もあと3日
大学院の図書館は23日までです。24日から来年の1月3日までクリスマス休暇で閉館になるためです。とても残念。お休みに入ってからも、勉強を強制的にでも続けるためには、寮でまどろんでいてはいけないと、私の性格上分かっていたので、日曜日の休館日と一日を除く毎日、図書館へ行っていました。

とはいえ、倹約をモットーに日々を過ごす学生として、外食を避けるべくキッチンでブランチを作り食べてから外出します。歩いて45分かかるのですが、毎日同じ道を歩き続けるのもつまらないので違う道を歩いてみたり、新たな発見をすれば寄り道をし、テムズ川沿いでかもめとにらめっこしたり、と45分では図書館に到着しない日も多々あります。大学院に到着するのはだいたい13時~14時。閉館が20時であるため、図書館に居る時間は6時間ちょいくらいです。2時間に一度、15分程度の居眠りをしては勉強を再会するという感じ。

そして夜も更けているので帰りはバスで帰宅します。帰宅後すぐに夕食を作り、勉強を少し続けた後、友人からのメールに答えたり、ブログを書いたり、皆さんのブログを拝見したりするわけです。

でもこんな単調ながらもリズムのある生活もあと3日しかできません。クリスマスと新年の間はどうやって勉強しよう。静かな勉強できる場所なんて図書館以外あまりないですよね。嗚呼、悩みの種。

ちなみに、私のブログにも「オススメ・リンク」項目を作りたくて仕方がないのですが、作業の仕方が分かりません(涙)。設定項目全てを見たのですが、無料でサイトを作っている人にはできないのでしょうか…。よう研究します。
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by gwenlondon | 2005-12-20 09:44 | 勉強
紛争出身国の学生から認識させられる限界
紛争国から来た学生の、「紛争と平和構築」の授業で見せる視点は、いわゆる先進国で紛争を外部の視点から見ている国から来た学生たち(私を含む)のものとは異なります。

当然のことながら、彼らは紛争を当事者の視点で見ています。少なくとも紛争で親族を失うとか、生まれ育った土地や家を破壊されるといった経験のない学生や、それを見る機会のなかった人には、こういった視点を持つことは不可能です。現場で数年かけて密着して生活しない限り、持っている「フリ」にしかなり得ないと思います。

授業では、紛争が発生する原因とそれの解決方法を講師が色々な本やレポートから抜粋して説明したりしますが、紛争発生国の出身学生は、無論、過去に自分たちの国で経験した紛争の歴史を当てはめて考えることができます。これは、いわゆる英語圏の研究者が紛争現場に数週間滞在しただけで、まるで何もかも分かったように書いている現場レポートについては、いとも簡単に論破してしまいます。

彼らの発言を聞いていると、現場に数週間数か月間滞在しただけの研究者が書いた記録からしか情報を持たない第三者が入ってきて紛争を解決するとか、援助のパッケージを作成するなんて、無理なのではと思わされます。もちろん全ての情報がそういった情報であるわけではないと思いますが、どれだけの情報が現実を表す情報なのでしょうね。そして、なにが現実なのだろう。紛争出身国の学生が言うことだって、主観の入っている情報でありうるわけですし。国連機関の現地事務所で働いている人でも、国際職員は役人だから特定の国の問題だけに長期間従事することはできないでしょうし、2年~4年ごとに異動がある。また、英語に堪能な現地職員が情報を作成しても、本部レベルの人に取り上げてもらうのって可能なのでしょうか。NGOでも色々な種類があるけれども、彼らが発表する資料で信憑性のあるものを探すのも大変そう…話がそれました。

話をもどして、紛争国から来た学生の話を聞いていると、私なんてそういった研究者が書いた論文かどうかの判断はできないので、何でもかんでもとりあえず読んで、その現場のことを知った「気」になっているだけなのだ、と認識させられます。それ以外のソースがないので仕方がないと言ったらそれまでですし、必ずしも情報が「事実ではない」というわけではないと思いますので、勉強しないよりもした方がずーっと良いはずです。理論を知って消化するのは興味深いし、紛争や国際関係のことを分かった「気」になれるけれども、さらにこれを現実に当てはめ、自分なりの理論を構築し、何よりも「現場を知」ってそれに対応するには、結局現場に行って、現地の人と衣食住を共にして相手とシンクロしない限り、無理なことなのだと思います。

来学期にでも、トルコの学生をランチにでも誘って話を聞いてみようかなと思いました。この分野の勉強を始めてまだ10週間とちょっと。分からないことばかりですし、理解しようと思っても、国際関係や紛争の分野を幅広く触れるだけの大学院の一年間ではとてもじゃないけれども無理だし、少なくとも私の大学院で提供している修士課程の授業とそこで求められている勉強とは異なります。(修士課程で求められる勉強は、沢山の文献を読み、色々な意見を知り、それらの文献のサポートを得て自分の論文を書くことと言われました。それ以上のことをするのは博士課程ですって。)

冗長であまり論旨がはっきりしていません。たぶん、私ももう少しこのことについてよく考えるべきだろうと思います。こんなことを書いてしまって済みません。
でも、ご関心のある方はご意見等寄せて頂ければ幸いです。
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by gwenlondon | 2005-12-19 10:36 | 勉強
今日の過ごし方 ~後編:スープとPubと紛争~
そうこうしていたら、夕食を食べ忘れたので、一昨日スーパーTESCOにて、2つで3ポンドで販売していた"New Covent Garden"スープのマッシュルーム味を、お夜食にいただきました。a0055525_9215028.jpg2つで約600円は、学生の身には高価なのですが、先日ロンドンに5年間在住していた同僚から「美味しいから是非試してみるべし!」というメールをいただいていたので、購入しました。マッシュルーム味は本当のマッシュルームの味がして、美味しかった~。ロンドンで購入する粉末スープは、ハズレばかりで、日本のスープの品質の高さを再確認してきたのですが、これは値段だけの価値があります。300ccほどいただき、残りは後日に。チキン味も近いうちにいただきます。

おなかを少しふくらませ、21時半過ぎに、「紛争と平和研究(Conflict and Peace Studies)」のクラスメートのジュン(June)がバイトをしている、寮の隣のPubへ行きました。彼女に会いに行く約束をしていたためです。

会いに行ったら喜んでくれて、店長の計らいもあり、休憩をとってくれました。
彼女はネパール出身なのですが、なぜ紛争に関心があるのかを聞いたら、以前ネパールにある国連事務所で平和維持に関連する業務をしていたことと、ネパールからインドへの人身売買が多発しているので、女性の人権問題についての仕事をしたいためという返答が帰ってきました。

確かに、「紛争と平和研究」の受講者は、紛争に巻き込まれた経験を持っている国の人や、過去に植民地支配をしていた国の人がほとんどで、受講しているアジア人は、多分彼女と私の2人だけ。そしてモンゴロイド系の学生は私だけ。私の他に日本人の受講者がいないのは、理解できます。(私がこの分野に関心を持った理由はまた別の機会に書きます。)
そしてアジアからの学生の多く(中国の人がほとんど)は、国際関係ではなく、マネジメントや数学、会計学、法律、開発など、就職に即役立ちそうな実学を専攻しているのですね。国際関係を専攻する日本人は、ヨーロッパの政治やアジアの政治を学ぶ傾向にあるみたい。政府や政党から来た人がほとんどだから、そういうものなのかもね。面白い現象です。

お酒はほとんど飲まないので、あまりアルコールの入っていないサイダー(Cider:ロンドンで言うサイダーはアルコール入り)のハーフピント(1pint=0.568リットルなので、その半分)を注文したら、店長さんがご馳走してくれました♪そしてジュンと、この授業はつまらないとか、冬休みの過ごし方を話して、部屋に帰ってきました。

これから引き続き勉強します。Tipsyでご機嫌ですが、フフフッ☆
今現在の気温、マイナス4℃だって。ワー。何か嬉しい。非日常的で☆
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by gwenlondon | 2005-12-18 09:44 | 勉強
今日の過ごし方 ~前編:国際関係の勉強~
今日も図書館へ行こうと思ったのですが、今日のロンドンの天気予報によると気温がマイナス2℃まで下がるということで(現在の気温、マイナス3℃!!)、やめました。食糧は昨日調達したし、毎日図書館に通っていたから、たまには部屋で勉強するのもいいかなと思って。あと、クラスメートが今日、寮の隣のPubでバイトしていて、訪問する約束をしたから、外出はその時にすればいいし☆

最近は、来学期取り上げられる国際関係論の理論の本を読む機会が多いです。
理論、沢山ありますね;
・リベラリズム(Liberal Internationalism)、
・リアリズム(Realism)、
・プルーラリズム(Pluralism)、
・合理的選択理論(Rational choice theory)、
・構造主義(structuralism)、
・英国学派理論(English School Theory)…。

日本語訳、正しいかどうかも分かりませんが、どれも、国際関係を説明する際に作られた単純化された理論です。理論は時代の変遷に従い、新たに作られていくものなので、この理論だけが正しいというものはなく、その時々の状況によって適応できる理論が異なるので、全部勉強しないといけません。ついでに、各々の理論に対する反論もちゃんと頭に入れないと、議論もできないので、ポイントの暗記が重要になりそうです。

ちなみに、私の学校は‘英国学派理論’の発祥の学校だそうで、来学期は2週間にわたってこの理論だけを学ぶことになるそうです。ドキドキ。楽しみ。でも、カナダで働いていたときの同僚で、国際関係論の博士過程に在籍している人は、英国学派を知らないので、実はイギリスだけでしか通用しなかったりして?! Σ( ̄□ ̄;)ガビーン。

一日中本を読んで自分のノートを作って過ごしました。まだまだ理論は沢山あるみたいで(本をぱらぱら見ると、ネオリアリズムやら、ネオリベラリズムやら…)、勉強の道はまだまだ続くのでした。

第一次・第二次大戦の発生原因や、国家の行動の要素を簡潔明快に説明している理論を見ると、何となく国際関係がどういう構造なのか、判った「気」になれて、嬉しくなり、ノートの作成もはかどります。初めて経済学を学んだ時に、グラフ1つで経済現象が説明できるなんて!!と感動したのを思い出しました。もちろん、分かった気になっているだけなので、今後この理論をどれだけちゃんと頭に入れて、来学期のセミナーで積極的に発言できるかが大切になりますが。そして試験に通過することも!!

理論って、アカデミックで堅苦しいものだと最初は思っていたのですが、国際関係を学び、議論するうえでは必要な考え方のベースであるので、今は学ぶことが楽しいです。他の授業の「紛争と平和研究(Conflict and Peace Studies)」でも、なぜ民主主義が重要なのかを説明する民主的平和理論(Democratic Peace Theory)のような理論を知り、それに対する反論を学んだり、それ以外の新しい理論を知る度に、目を見開かされる思いがします。各人によって関心を持つ分野は異なるのだけど、私の関心分野はこれなんだなぁとロンドンに来て再認識できました。英語の文献をもっと早く読み理解できれば、もっと沢山のことを短い時間で勉強できるのに、と強く思います。英語を母国語としない学生の小さな弱点です。でも、そんなことには負けないもんね。

続く…
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by gwenlondon | 2005-12-18 09:16 | 勉強
修士号を取得するまでの道のり
昨日大学院の修了式を見てきましたが、では、どうすれば修士号を取得できるか、その道のりを書いてみます。

大学が設定する最低ラインのの成績(50%)をクリアーした人=「who could follow his/her course of study(学問を修めた人)」が卒業を認定され、12月に行われる修了式に参加できます。

大学によって異なるのかもしれませんが、私の通学する大学院の国際関係の部門では、卒業が認められるまでに、学生に課せられた課題は3つあります。

・3学期を通じてのエッセーの提出:選択した3つの科目の各セミナーで、最低エッセー3本の提出を求められます。これらを通して、大学院レベルの論文の書き方、議論の仕方を担当教官に指導していただくことになります。
卒業前の筆記試験の受験:最終学期(Summer term)には、選択した科目がどの程度理解できているかを確認するための試験が課せられます。3時間で3問の問題を、何の教材も見ることなく答えます。各科目の成績が全体の25%を、3科目で計75%の成績が付きます。
修士論文の提出:自分の関心ある問題に関する論文(10,000ワード)を書くことを求められます。提出期限は9月1日。卒業のための成績の25%を占めます。

上記を通じて担当教官が見るのは、
・国際関係を幅広く理解しているか、に加え、
・修士号レベルの英語で複雑な問題を整理して説明できる能力があるか

です。これらが認められない限り、卒業さえもできません。そして、上記が満たされた上で、さらにすばらしい論文を書いたとか、プラスアルファーがあって、成績の良し悪しに差が出ることになります。

私はとりあえず、良い成績を取る前に、この担当教官が見ている能力だけは高めたい、そして卒業したいと思っているのですよ~。英語を母国語としない外国人にとって、この能力を鍛えることができれば、大学院に来た甲斐もあると思いますし、大学院で得た技術を、卒業後の仕事で反映させるためにここにきたからです。

この本来の留学の目的を忘れずにいたいです。そして今日も図書館に通うのでした。
頑張りますっ☆ (`-´)n」ムキッ
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by gwenlondon | 2005-12-16 07:00 | 勉強
大学院の修了式
今日は、2004年~2005年に在籍していた大学院生の修了式でした。
a0055525_5572424.jpg先生の研究室へエッセーを提出しに行った後、図書館へ向かいましたが、その間にガウンをまとった沢山の学生が道を歩いていて、とてもカッコよかったです。大学院が学問を修めたと認めた人にだけ許されるガウン。あこがれますね。(あと、まるでハリーポッターの映画に出てくるハリーの学友みたい。)これがイギリスの修了式なんだ~。
来年の今日、修了式に参加できるか分かりませんが、私も無事卒業したい、と思う冬の夕暮れでした。
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by gwenlondon | 2005-12-15 05:59 | 勉強
End of the term ~10週間を振り返る~
明日で10週間にわたる今学期は終了です。
ロンドンの地に降り立って早12週間が経ちますが、この間に私は何を成し遂げることができたのだろう。

最初の5週間は、いくら予習をしても、授業の意味が分からなかったし、英語に慣れるのに精一杯だった。国際関係論というと、通常はリアリスト(Realist)とか、理想主義(Idealist)などの理論を学び、その後、方法論(Methodology)や、国際関係論の歴史を学ぶのが通常と思っていたが、私の通う大学院は、まず歴史と方法論から始まり、来学期にリアリストなどの理論を学びます。方法論を語るには、リアリストなどの立場について知っていないと分からないし、それもあってか、国際関係理論の授業についていくのはほとんど至難の業でした。他のセミナーも同様。

そして後半の5週間は、エッセーとプレゼンテーション(研究発表)に追われて過ごしました。プレゼンテーションは第5, 7, 10(今日)週に当たり、エッセーは第7週と第10週(今日と明日)に提出期限がありました。となると、通常のセミナーやレクチャーの予習は全くできません。だって発表やエッセーに時間がとられるのですもの。だから、後半5週間の授業もかなりおろそか。

そして先週の金曜日に返却されたエッセーの点数は、私至上最悪でした。今日担当の国際関係理論の先生にお目にかかったとき「You have your work cut out for you to pass exam(試験をパスするためには、大変な努力が必要)。英語のコミュニケーションに問題がなくても、ライティングが上達しないと卒業は大変。すでに努力しているとは思うが、努力が必要」とか言われたし。何よりも、自分がそれを一番分かっていて、自分にプレッシャーをかけていた状況だったし、焦りだけが先行していたと思う。

とはいえ、この10週間で、当然ながら何の進歩もしていないかといわれたらそうではないと思う。

国際関係論のエッセーは、大学で文学を専攻し、社会人を5年経験した後の自分が初めて大学院で書いたエッセーだし、書いたのは第6週目。今日提出した「紛争と平和研究」のエッセーは、史上最悪エッセーよりもずっと自信を持って書くことができた。今日行った「紛争における文化の役割」に関する発表は、手元のノートを棒読みしてしまうことも多々あったが、前の2回の発表に比べてずっと自信持てたし、初めてクラスメート2人に「Well done! You put useful information!」といってもらえたもんね。
あと、スーパーバイザーが本当にいい人でよかった。昨日と今日、お会いしたときも、「国際関係の勉強をゼロから始めると思ってはダメ。君はほとんどの学生と違い、労働経験がある。学生は国際関係について本で学んだことをあたかも何でも知っているかのように自信を持って話しているだけ。君は自分の持つBackyard(専門知識)や経験、文化を使うんだ。(と言いながら、まるで経験が詰まった2つのトランクを各々の手で持ち上げて前進する動作を見せる)そして、Keep your flag flying!(降参するな!)」と励ましてくれました。また、分からない理論があれば、メールをくれればメールでも返事するとおっしゃってくださったし。また、国際関係論の先生も「試験まで7か月ある。何もあきらめることはない。君のようにライティングが不得意な学生もいたが、努力で試験は楽々パスしてきた。悲観する必要はない」と言って、いい教材を紹介してくれたり、正しい勉強の仕方をご助言くださったり。

楽観主義的なことばかり書いてしまったけれど、でも、なぜか楽観的。それは多分、勉強をどう進めればよいか見えてきたことと、プレゼンテーションの場数を踏んだことや、エッセーの書き方をつかめてきたこと、セミナーで発言する回数が増えたことなどで、少し自分に自信が付いてきたのだと思う。今学期の10週間、何も得ていないわけではなかったよね(当たり前?)。

ロンドンに1年間、学費の半分の奨学金を得たとはいえ、残りの学費や生活費を支払い、時間を投資し、1年の労働機会を捨てて勉強しに来たのは何故かというと、それは、もっと自分が成長したいからであり、将来希望する仕事に就くためには通らなくてはならない道であるから。だから絶対に自分に負けたくないし、後悔のない日々をロンドンで過ごしたいですね。

うぉー負けないわぁ~! ヾ(`o´)ノグワー 絶対にやり返す!(←何を?)

このいくつか経験した悔しい思いを、クリスマス期間の勉強で取り戻して、次の学期で盛り返してやる。絶対この思いを忘れるまい、と夜も更けてきたロンドンで1人強く思うのでした。
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by gwenlondon | 2005-12-09 08:24 | 勉強
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
by gwenlondon