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カテゴリ:統計から垣間見るイギリス( 4 )
統計から垣間見るイギリス
「イギリスの人々は1ポンド=100円感覚で生活しているらしい」、という話を以前から伺っていたこと(実際は1ポンド≒202円前後)、またロンドン地下鉄の初乗りは3ポンド(≒600円)にまでつりあがったことから、では、イギリスの所得水準ってどれくらいなのか疑問が出てきたため、国家統計省(拙訳。英文ではOffice of National Statistics)の統計資料「社会動向 2005年版(拙訳:Social Trends No.35 2005 edition)」をみてみました。

フルタイムに限定された情報なので、パートタイムを含むイギリス全体の数値を表せないのが残念です。でも、ないよりはイイということで…。所得以外にも、人種別人口や、通勤時に利用する交通手段まで、色々な情報がありました。

3部構成になっています。

1. 統計から垣間見るイギリス― 前編 ―
2. 統計から垣間見るイギリス― 中編 ―
3. 統計から垣間見るイギリス― 後編 ―
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by gwenlondon | 2006-01-07 04:30 | 統計から垣間見るイギリス
統計から垣間見るイギリス - 後編 -
今回は給与とは関係ありませんが…。
人種別人口の項目は少し驚きでした。

項目は、
白人(White):イギリス白人(White British)、アイルランド白人(White Irish)、その他(others)
アジア人(Asian):アジア人もしくはアジア系イギリス人(Asian or Asian British)
黒人(Black)黒人もしくは黒人系イギリス人(Black or Black British)
中国人(Chinese)
その他の国・民族の人(Ethnic groups)
に分かれていて、各々人口数が掲載されていました。
なお、人種別給与差の情報はなかったです…。これも次回への課題に…。

この人口項目でまず、ここで白人(White)、黒人(Black)とはっきりと書いているところが驚きでした。今でも色分けしているの?! 公的資料に記載してもいいの??(でも何らかの社会政策を取る際には、人種別数値が必要となるかしら。)あと、中国人が、単独で項目に掲載されているのが驚き。元植民地からの移民ではないのに、沢山いるということなのでしょう(ちなみに、私のフラットメート5人全員が中国・台湾出身。実に6分の5! おそるべし)。なお、アジア人項目で一番多いのが、インド人、その次にパキスタン、バングラデシュが続いていましたが、元イギリス植民地だった国が上位を占めるのも当然ですね。

そして、通勤時の交通手段(2003年)別 利用者比率。
徒歩、自転車、車、バス、鉄道、その他の5項目があり、いづれも性別ごとに分けられています。

男性で1位は車(75%)、2位は徒歩(7%)、3位は鉄道(6%)、以下バス、自転車、その他と続きます。
女性で1位は車(68%)、2位は徒歩(14%)、3位はバス(10%)、以下鉄道、自転車、その他となっていました。

確かに自転車は道路を走らなくてはならなくて、怖いため、女性の比率が少ないのも分かる気がします。あと、2003年現在ですでに鉄道、バス利用者がそう多くないのが納得でした。あと、私が45分かけて通学するように、徒歩で通勤する人も多いのね…。

2005年7月の爆破テロ以降、自転車の売り上げが急激に伸びたという記事をどこかで目にしたことがあること、(ロンドンですが)地下鉄の値段が上がったことから、この統計の2005年版が発表される時には、さらに大きく変わっているかもしれません。

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平均所得水準に戻って…
フルタイム勤務の情報しか得られませんでしたが、女性の労働人口が、女性の全人口の73%にあたり、そのうちの5分の4がパートタイムであることから、実際のイギリス全体の平均給与は下がると思います。となると、1ポンド100円感覚で生活するのは、誰もができることではないと思いました。

ただこれは、ものの見方の違いなのかもしれません。
つまり、TESCOで買う生活必需品の価格は、物によっては安いと思いあります。チーズ類は信じられないくらい安いし、マッシュルーム類、牛乳、お肉、野菜、果物、パスタ類に関して言えば、1ポンド100円で計算しても大丈夫カナと思うときがあります。

翻ってロンドンの地下鉄の料金や、タバコ、お酒類などになると、とても高い。タバコは(私は吸いませんが)、近所のパブにある自動販売機でで5ポンド48ペンスで売っていましたし、近所のコンビニ(?)ロンディス(Londis)でも3ポンドで売っていました。地下鉄は初乗り3ポンド(600円)。もちろん、地下鉄はオイスターカードを使えば、初乗り1.5ポンド(300円)に、ゾーン1内の1日乗車券は4.8ポンド(960円)ですが、そうは言え、300円あれば、営団地下鉄線内なら、片道でどこへでも行けるから高いといったら高いのですけれど。

でも、これって日本の価格基準でみたときの話で、実はここの人たちの常識でいうと、地下鉄の値段は「こんなものだ」という常識を持っていて、これくらいの値段は許容範囲だったりするのかもしれないですね。ゆえに、「この国の人は1ポンド100円で生活しているのだろう」と、日本から来た人は感じるのかもしれません。
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ちなみに図書館で統計資料を調べているときに、統計資料の本棚には、人種差別に関する統計とか、性差に基づいた統計とか、種類が豊富で、イギリスの現状にあった統計なのだと思いました。将来的に日本にも外国人労働者が入ってきたら、こういった統計が出てくるのかもしれません。
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by gwenlondon | 2006-01-07 04:15 | 統計から垣間見るイギリス
統計から垣間見るイギリス - 中編 -
あと、当然ながら業種・職種によっても、週当たりの中間総給与所得は変わってきます。上位と下位3職種を書き表してみると、

上位
1位 主要組織の重役(Directors and chief executive of major organization):1791ポンド(36万3021円)
2位 政府上級官吏(Senior officials in National Gov't):1168ポンド(23万6744円)
2位 開業医(Medical Practitioner):1168ポンド(23万6744円)

この後、パイロット&航空エンジニア、銀行マネージャー、弁護士・法務関係者、などが続きます。

下位
1位 レジャー施設やテーマパークの接客係(Leisure and theme park attendants):191ポンド(3万8714円)
2位 フラワーアレンジメント、お花屋さん(Floral arrangers and flourists):197ポンド(3万9930円)
3位 洗濯屋・ドライクリーニング業(Launderers, dry clearners):204ポンド(4万1349円)
その後は、Elementary personal service occupation(これってどういう意味でしょう??)、小売店のレジ打ち、ウェイター、バースタッフと続きます。

最上位と最下位の給与所得の差は約10倍! 驚きです。
それもそうですが、こんなに幅広い業種を対象に統計を取っていることも、新鮮でした。ただ、フルタイムのフラワーアレンジメント業って…あるのかしら?

所得ギャップが大きすぎると考えるが、生活を快適に思っている割合(2003年)は74%、そしてギャップを何とかするのは困難であると考える人の比率(2003年)は83%もいるとのこと。

所得格差は認識しているものの、それでも人口の約3分の4が満足した生活を送っているのは、あきらめの境地なのか、それともお金が沢山あればよいというものではなく、温かい家族でつつましくという感じなのでしょうか。でも、確かにお金は沢山あるよりも、こちらの方がイイナ…。

統計って面白いですね。社会の一端を見ている気がします。

この統計資料の中でも人種別項目には、驚きの発見が。(長すぎたので…さらに続く)
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by gwenlondon | 2006-01-06 00:32 | 統計から垣間見るイギリス
統計から垣間見るイギリス - 前編 -
イギリスの人々は1ポンド=100円感覚で生活しているらしい、という話を以前から伺っていたこと(実際は1ポンド≒202円前後)、またロンドン地下鉄の初乗りは3ポンド(≒600円)にまでつりあがったことから、では、イギリスの所得水準ってどれくらいなのか疑問が出てきたため、国家統計省(拙訳。英文ではOffice of National Statistics)の統計資料「社会動向 2005年版(拙訳:Social Trends No.35 2005 edition)」をみてみました。ただ、フルタイムに限定された情報なので、パートタイムを含むイギリス全体の数値を表せないのが残念です。でも、ないよりはイイということで…。所得以外にも、人種別人口や、通勤時に利用する交通手段まで、色々な情報がありました。

2002年4月~2003年4月の、週当たりの常勤労働者の平均総給与額(税込み)は、476ポンド(9万6481円相当)。単純に52倍(52週=1年間)してみれば、1か年で2万4752ポンド(501万7037円相当)ということになります。

税額は平均18%ということなので、本当に単純に税額控除してみると、約2万1781ポンド(441万4838円)くらいになります。

この、フルタイムワーカーの平均総給与額は、税込みであり、国家公務員も含まれる給与額なので日本の国税庁が出している民間給与の実態調査とは単純比較できないのは残念。でも、世界的にみてもこの所得水準は高いといえると思いますが、パートタイムの給与所得は見当たらず…。女性の16~59歳の労働人口は73%であり、労働者の3分の4がパートタイムという記載があったので、こちらを含めたら、実際のイギリス国内の所得水準は変わるかと思います。次回なんとか見つけ出したいです。

(ちなみに、国税庁サイトの「民間給与の実態調査結果より」によると、2004年12月末現在の、日本の民間平均給与所得額は439万円。)

しかし、イギリス(イングランド(England)、ウェールズ(Wales)、スコットランド(Scotland)、北アイルランド(North Ireland)の4つから構成)内の地域によっても給与所得に差があるようで、各地域の週当たりの給与所得の中間額で最も高い水準を保っているのは、イングランドの西部、ブリストル(Bristol)からエセックス(Essex)とケント地方を帯状にのばした場所付近だそう。一番高いのは、ブラックネル・フォレスト(Bracknell Forest)で579ポンド(11万7358円)、第二位はすぐ隣のウォッキンガム(Wokingham)で572ポンド(11万5939円)、ロンドンは第三位の541ポンド(10万9656円)であることが分かりました。

というか、Bracknell ForestとWokinghamって、初めて聞いたのですが、有名なのかしら…。

(長すぎたので…続く)
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by gwenlondon | 2006-01-05 08:29 | 統計から垣間見るイギリス
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
by gwenlondon