Living in LondOn
2006-11-03T20:45:12+09:00
gwenlondon
ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
Excite Blog
ロンドンからの発信は終わります
http://london05.exblog.jp/4536048/
2006-10-20T02:34:00+09:00
2006-11-03T19:56:37+09:00
2006-10-20T02:34:47+09:00
gwenlondon
生活
大学院生活が9月に終わり、少しの休みを経て、またバタバタと帰国準備をして、あっという間に、帰国してしまいました…。1年間の生活の場の整理は大変でした、と言い訳しつつも、事前連絡せずに戻ってきてしまったことを、どうぞお許しください。
ロンドンでの1年間は、とても有意義でした。
毎日の勉強の準備は、本当に本当に大変で、辛くて、意味の分からない文章を一生懸命に読み込む、でも、時にはいくら読んでも意味不明で、家族にも友人にも誰にも言えず、一人でお部屋や、テムズ川のほとりでコッソリ涙したり。でもクラスメートや担当の先生にはフテブテしく相談して乗り切ろうとしてもいました。図書館が23時まで開館しているので、冬休みはクリスマス前日までの毎日を、閉館時間まで読書に明け暮れたり。落ち込むことも、しばしばありました。
でも、時間は流れるもので、あっという間に1年が経過。実は、この地で仕事ができたらどんなに良いだろうとも思うようになりました。ロンドンについては、学校の周りと寮の周りのタワーブリッジ・バトラーズワーフしか知りませんが、ステキな場所です。
異国の地ではあるけれども、ロンドンは世界中の国から人々が集まり、活動している場所。自分の意見をしっかり持って、筋の通っていることを言えば受け入れてくれる土地。そういう意味で、とても魅力的ですし、挑戦し甲斐のある土地だとおもいます。
また、ご近所さんから受けた親切や、寮でであった友人たち、クラスメートという狭い範囲ではあるけれども、いい人に恵まれました。
とはいえ、元々帰国が前提の留学だったため、故郷へ戻ることになりました。いつの日か、何らかの形でロンドンに戻れたらどんなに良いかと思います。友人たちは皆んな世界中に散りじりになってしまったけれど、「次の人生では、お互いに St. Katharine's Dock の白鳥に生まれ変わって再会しよう!」と話せる 友だちができたのも、ステキな思い出です。(変な約束…(笑))
そして、ブログを通じて出会った皆さんからも、いつもいつも、ポジティブなエネルギーを分けてもらっていました。顔も知らない皆さん、なのに、温かいコメントや勉強になるお話しを教えてくださった皆さん。
1年間のサイトを通じて、色々な方から情報をいただいたり、ステキな写真に心潤ったり、励まされたりと、このサイトなしにはロンドン生活を語れないくらい、ステキな思い出が、ブログを通じて出来上がりました。ブログを見てくださった方も、ブログにコメントしてくださった方も、皆さんに感謝しています。本当ですよー。1年間、無事生き残れたのは、学校と、友人たちと、そしてブログで得られたお友達のおかげさまです。人は一人では生きていけませんね。
Gwenの、1年間の冒険と勉強にお付き合いくださり、ありがとうございました。
また場を変えて、こういった形で自分の意見を発信できたら、と思っています。
とはいえ、さりげなく、写真をもうちょっとUPするかもしれません…。それと、変わらず皆様のサイトにはひょっこり遊びに参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。東京は朝晩と秋風が涼しいですが、どうぞ健康にはくれぐれもお気をつけて。
Best wishes,
Gwen xoxo]]>
失踪者を発見!
http://london05.exblog.jp/4318533/
2006-09-20T12:20:00+09:00
2006-09-20T12:21:05+09:00
2006-09-20T12:20:14+09:00
gwenlondon
生活
9月初めに修士論文の提出を終えました。ヾ(↑▽↑)ノ
そして就職活動をしているところです。......φ(。。;;)
まず、修士論文の内容は、
Can we make Afghanistan join the Democratic Zone of Peace by Imposing Democratic Frameworks?
サクッと訳すと、民主主義同士は戦争をしない、つまり民主主義国家間は平和的であるという理論があるが、非民主主義国に民主化を押し付けることで、その国が他の民主主義国家と平和的な関係を構築できるのか、民主化を押し付けられた国家の国内を平和的にさせることはできるのだろうか、というような意味です。ご関心のある方は、下記に短い概要を乗せましたので、ご覧くださいませ☆
ちなみに、短期的には NO という結論です。
(国際社会が100年、200年という歳月と、惜しみない大金をかけたら、もしかしたらYESに成りうるとも言えるので、「短期的」という表現を使っています)
せっかく書いた修士論文、何とか生かしたい! と強く思っており、少し改良を加えた後、元の職場の人などに送り、意見を求め、さらに改良をして、どちらかに提出したい、とも思っているところです。…だって、せっかく書いて生み出したものですもの、この2か月の努力と修士論文を生かしたい、とも思うのです。でも、どうやって活かせばよいのかというのも、まだまだ考える余地があるようです。時間も心もかけましたし、就職活動でも利用したいところですが、民主主義を広めることに関心を持っている組織って…どなたかご存知でしたらご紹介くださいませ☆
バールと市場へ出かけて以来、Gwenは何をしていたかと言うと、一言で表せば、というか、一言で表せるくらいシンプルですが、
修士論文のために必死で書物を読んでいた...φ(。。;)
でしょうか。多数の書物やエッセーを、苦労苦痛を伴いながら読み解き、夏のロンドンを満喫することもなく、外出することもなく、寮、もしくは時々図書館で、2か月を過ごしました。
なぜなら、自分の読まなくてはならない書物を調べてみたら…、2か月弱では、足りないのでは?!という疑問が発生したためです。
おかげさまで、少しだけ英文を読むスピードがアップした気がしますし、日焼けもせず白肌キープができましたが、反面、イギリスにいて、イングランドを旅行したことがないという、つまりイギリスのことが全然分からないで日々を過ごす事になってしまいました。結局は、近所のロンドン塔・タワーブリッジと、学校の周辺しかしらないで帰国の日を迎えることになりそうです…。
ですので、帰国前には、ウィンザー城くらいは行ってみたいと、ささやかな願望を持っております。
とはいえ、12月の卒業式を迎えたら最後、もはや無職になるためΣ( ̄□ ̄;)ガビーン、就職活動も頑張ります~。
ご無沙汰し、ご心配をしてくださった方、本当にありがとうございました。
m(_ _)m
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概要(拙訳)
民主主義を非民主国家に押し付けることで、その国家に平和と安定をもたらすことができるという、広く浸透している考えには疑問がある。この論文では、非民主国家の民主化計画を調査することを目的としている。まず論文では、自由民主主義が平和であるという理論の論拠、証拠、批判に焦点を当てる。またアメリカの外交政策とそれに対する批判に焦点をあて、非民主主義国に民主主義をもたらすことの可能性を模索する。上記の考察を元に、民主主義を根付かせるために必要とされる5つの条件(市民社会、政治社会、法による支配、国家官僚機構、経済社会、各5条件の存在)を検討し、それらをアフガニスタンの状況に適用する。結論では、アフガニスタンは上記5つの条件を満たしていないこと、国際社会の長期的展望の欠如から、民主主義を推し進めて平和をもたらすことは困難であることを論じる。
ABSTRACT
The largely held belief of implementing democracy for peace and stability in a non-democratic state is questionable. This research is aimed at examining the democratization projects in non-democratic states. It assesses theoretical arguments and the evidence on whether democracies are more peaceful or not undertaking the case of Afghanistan. The paper focuses on the liberal democratic peace theory; its arguments, evidence and criticism. And then it attempts to find out the possibility of successfully implementing democratization in non-democratic states by referring the American foreign policy and its scepticism. Based on the above examination, this paper will apply five essential conditions; civil society; political society; rule of law; a state bureaucracy; and economic society; for consolidating democracy by using the current situation in Afghanistan. It concludes with the difficulties of pushing Afghanistan into the democratic zone of peace by using democratic frameworks, considering the lack of fulfilment of conditions for democratisation, as well as the short term interest and support of the international community.]]>
インドから来たバール、タコに出会う
http://london05.exblog.jp/3961372/
2006-07-17T08:02:00+09:00
2006-11-03T04:28:17+09:00
2006-07-17T08:02:27+09:00
gwenlondon
生活
ロンドン 晴れ
* タコを見たことも、食べたことも無い、インド人バールの経験 *
バールはインドから来た学生で、情報システムの修士号の勉強をしています。gwenとは、寮内にあるコンピュータールームで出会って以来、とても仲良しのお友達。土曜日はお天気もよかったので、バールは、マーケットへ行こうと思い立ち、2人でボローマーケット(Borough Market)へ出かけました。
* ボローマーケットの詳細についてはこちらの過去のブログから
マーケットでは試食のチーズやら、パンやら、ジャムやら色々とあるので、マーケットをブラブラしながら食べ歩き。野菜などの葉物コーナーには、みずみずしい夏の野菜が所狭しと並び、季節感一杯です。魚介類コーナーも訪れました。
サメなどの興味深い魚がある中、バールはある奇妙な物を見つけました。
こちら。タコ(octopus、蛸、章魚)。
「これは何かしら、いやねぇ、食べられるのかしらねぇ。」とgwenに質問。「これはタコ(octopus)だよ。日本では普通に食べるよ」との答えに、「これが噂の Σ( ̄□ ̄;)ガビーン」、という雰囲気に(でも表情は変化させず。さすが大人)。「足は何本あるのだろう、毒があるのでしょう、どうやって食べるの?、イカって見たことある?」などの質問を浴びせ、gwenはそれらに答えた後、「今日の夕食に炒め物か、トマトスパゲッティを作ってあげる」と提案しました。バールは日本の食文化を否定しては失礼と思ったのでしょう、OKと、快く了解してました(快く、でも目の色は「OKと言って失敗だったかも…」と言う感じ。それを見てこちらは終始笑いっぱなし!)。タコの足を一本購入、2.5ポンド(≒520円)。
タコの足とネギの炒め物
材料:
タコ足 1本
ネギ(Spring onion) 1束
ニンニク 2かけ
塩・コショウ
油
タコは初めてのバールに、塩でタコ足を揉んでもらい、臭みとヌルヌルを取ってもらいました。このモニョモニョした感覚は初めてだったよう、バールは沢山写真を撮りました。故郷のお母さんにタコを食べた、とメールで送って見せるそうです。
できあがり。
他にもサラダやダンドゥーリチキンなどがあります。
料理前にバールは、インターネットで本当に毒がないか、どんな栄養があるのかを確認したそう。タコには鉄分が含まれているよ、と栄養価に関する知識を食事中に説明してくれました。また食べてみると、タコは弾力があり、そのエキスは美味しく、ご飯にとても合うことが分かり、バールは大満足。一人でほとんど平らげたのでした。
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gwenの学んだこと(lesson learnt):
1.日本から来た人からしたら普通の食べ物であっても、国が変われば、「日本人は奇妙な物を食べている」と思われることがあるということ。(フランス人が、カエルやウサギ、野バトを食べるのを、Σ( ̄□ ̄;)えーっ!と思うように。)
2.しかし、ちゃんと調理してあげたり、言葉で説明すれば、食文化に対する理解を深めてあげることもできるということ。逆に、自分が変わった食材に出会っても、受け入れる心を持つこと。(でも、ヘビとかは絶対無理…)
3.日本の外の視線から見たら、私たちはもっと他にも何か、不思議な物を食べているに違いないですが、自分の視点からでは分からない それ を発見するのはとても楽しい♪、ということ。自分の持つ常識が、違う視点から見たら常識ではないことを知るのは面白いですね。
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* 食べやすい方がよいかなと思い、本当はタコとトマトソースのスパゲティを作ろうと思いましたが、和風で食べたいということで、こちらを作りました。次回は、洋風で挑戦! こちらのサイトを参照させていただきました。ありがとうございます。m(_ _)m
シンプルにおいしい、毎日]]>
大学の卒業式
http://london05.exblog.jp/3950671/
2006-07-15T10:52:00+09:00
2006-07-15T11:46:22+09:00
2006-07-15T10:48:01+09:00
gwenlondon
勉強
ロンドン 晴れ(ちょっと肌寒し)
旅行から戻り2日目。ロンドンに戻った後、中華街で食べた中華料理がひどくて(たぶん、古い油を使って料理しているみたいでした)、体調を崩していました…。今日は朝から晩まで図書館に出かけました。ストラスブールの写真も近いうちに更新します。
でも、旅行のお話の前に、今日は大学学部の卒業式がありました。
肖像権に問題がないことを願いつつ…。
イギリスの大学は3年で卒業できます。学生は150か国以上からきていることから、色々な民族衣装の上に卒業のガウンを着ている学生が沢山。家族連れが多くて、3年間の学業を無事に終え、誇りに思っているような学生が沢山いました。
7月1日に寮内で、寮生の引越し大会(?)があり、フラットから3人の中国からの学生がいなくなり、代わりに新たにアメリカ、フランス、イスラエルからの学生が入ってきました。そのうち、アメリカから来た学部生一人曰く、「もし無事卒業できなかったら、親に殺されていたわ!危ないところだった」と言うくらい、勉強はハードみたい。(そもそも英語圏であるアメリカの学生がなぜ、イギリスに来て勉強するのか、何故イギリスを選ぶのか、とても関心あります。3年で卒業できるなどのメリットもあるでしょうが、それは次回質問してみます。)
大学院の卒業式は12月。私も無事卒業したいものです。その前に修士論文を後1か月半で終わらせなくてはなりません。1か月半あるということは、その間に努力すれば、いい成績を残せるかもという可能性はあります。悔いだけは残したくないです。]]>
旅に出て参ります
http://london05.exblog.jp/3901171/
2006-07-07T22:37:33+09:00
2006-07-07T22:32:51+09:00
2006-07-07T22:32:51+09:00
gwenlondon
生活
ロンドン 雨
本日より12日まで、元同僚を訪ねに、旅へ出てまいります。
修士論文のことは、ロンドンに置いてきます☆ m(_ _)m
ロンドンに戻りましたら、また写真を掲載します☆
皆様、ステキな週末を ヾ(≧▽≦)ノ]]>
グリニッジ探索 - マーケット 後編 -
http://london05.exblog.jp/3900986/
2006-07-07T22:14:00+09:00
2006-07-07T22:28:56+09:00
2006-07-07T22:14:31+09:00
gwenlondon
グリニッジ
この赤ちゃん服も本当にかわいくて。写真では見ずらいかもしれません。
この手りゅう弾型革製小物入れは、猛烈に心惹かれましたが、持っていても使い道がないので、我に返り断念。
手作り写真フレーム。
色々な種類の室内用フレグランス。フルーツの香りは思わず口にしたくなるくらい。
こういう年代物のバターナイフとか、ナイフ・フォークセットにすごい憧れがあるのですが、…日本に持って変えることを考えると…。
19世紀のロンドン・テムズ川沿い地図。
そんなマーケットの中でも、一段とお気に入りになったお店。それはチョコレート屋さんです。
壁一面が、チョコレート。
種類が沢山ありすぎて、選択が困難。そんなときには店員さんに好みを伝えれば、いくつかの種類に絞ってくれます。
駄菓子屋さんの駄菓子みたい☆
「植民地時代にイギリスは世界中の砂糖とカカオをイギリスに取り寄せたの。でも、イギリスから外国へは、5%しか輸出されなかった。当時は、イギリス人が世界中のほとんどのチョコレートを食べていたのよ。」と、植民地時代を引き合いに出して説明する店員さん。大英帝国を持っていたことをイギリス人自身が誇りに思っているところが、現在アメリカ人が「アメリカは帝国ではない」と否定しているのと対照的で面白いなぁと思うところです。
もちろん、「帝国(Empire)」の定義によって、アメリカを帝国と呼べるかどうか変わってきますが…。
店 名:Mr. Humbug
住 所:Unit 12
Greenwich market
London
SE10 9HZ
サイト:http://www.mrhumbug.com/
今回の自分へのお土産:
チョコレート250g、ヨガの本(←昔から関心があった)]]>
チラリと日記
http://london05.exblog.jp/3896446/
2006-07-07T05:38:00+09:00
2006-07-07T22:27:01+09:00
2006-07-07T05:38:21+09:00
gwenlondon
生活
ロンドン 晴れ/曇り
寮内で、大規模な引越しがあったり、インターネット回線の不調のため、サイトの更新が全然出来ませんでした。m(_ _)m
7月1日、寮内で引越しがありました。この寮は4つの棟から成っていますが、そのうちの1つを夏休み中に一般の人に開放するということで、その棟に住んでいる学生が他の棟の空き部屋に引っ越すというものです。
私はラッキーなことに引越しは無く済みましたが、中国のフラットメート3人が帰国したり、ボーイフレンドと暮らすということで出て行きました。問題児だらけで、大変なフラットでしたが、これで中国フラットでの生活は終了。何気に寂しい気持ちもあったりして。
新しいフラットメートが3人、入居してきました。フランス人、イスラエル人、アメリカ人の学生です。隣の部屋に引っ越してきたイスラエルの学生は、夜中にピョンピョン部屋の中で飛び回っているみたいで、床が揺れたり、反対の隣に入居してきたアメリカの学生は毎晩3人のお友達が泊まっていて、時々キッチンで夜遅くまで賭け事をしていたり、とこれまた興味深い人たちが入ってきました。でも、共同の場所をきちっと片付けるので、超余裕です。ここでの滞在は残り2か月なので、残りを平穏に暮らせたらいいなぁと思っています。
最近は、どんなに遅く眠っても、必ず9時には目が覚め、10時には外出準備を終え図書館へ出かける日々です。修士論文の構想がまとまり、読むべき資料探しに明け暮れ、夕方におなかペコペコになって帰宅しています。
試験期間にちょっと近い感じで、日中は本を読み、学校と寮との往復をする日々。あと2か月で帰国と考えると、勉強しなくては、少なくても修士論文の分野についてはしっかり理解していきたいと思うと、勉強以外する気にあまりなれません。もったいないですね。
でもいいお友達もいて、夜に一緒に散歩したり、時々夕食に出かけたりして、気分転換も少しは、できています☆
ロンドンを歩けば、今はひるがおが季節のお花みたいで、色々な場所で見かけます。St. Paul's Cathedral前にて。
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大学院は完全に終了
http://london05.exblog.jp/3848185/
2006-07-01T04:05:00+09:00
2006-07-01T12:56:52+09:00
2006-07-01T04:05:53+09:00
gwenlondon
生活
ご覧いただいている皆様、一週間お疲れさまでした。また、民主主義について、マーケットについて、コメントをいただきまして、ありがとうございます。勉強させていただいています。
私ですが、今週は、学校の教育センターが主催・提供する「修士論文の書き方講座」に朝から晩まで毎日参加していました。夕方以降は友人と過ごしています。フローチャートにすると、
日中は勉強
→夜、誰かのフラットでお別れ会
→近所のタワーブリッジのそばにあるMore Londonという場所で無料映画会で映画鑑賞&朝まで語り
→数時間就寝
→学校、
と言う感じでした。
(睡眠不足のため、お肌に大きなにきび 吹き出物が1つ!!Σ( ̄□ ̄;))
修士論文の書き方講座は、本当に有益でした。修士論文のナビゲートの仕方、精神的に辛くなったときの対処方法、自分の意見と分析とのバランスを取る方法、資料の探し方、論文の構成の作り方…。英語で論文を書いたことのない人にとっては必須の情報ですが、英語圏で大学の学部を終了している人であっても、参加している人は多く、大教室も、朝10時からのセミナーであっても、人が座りきれないくらいあふれかえっていました。
でも、今日で今週も終わり。学校提供の公式行事は全て終了しました。あとはこれまで先生からいただいたご助言や講座で得た知識を元に、自分の修士論文を書くだけ。ちょっぴり大変ですが、
「やり遂げてみせる! ( `□´)ノ エイエイオー」
という気持ちで一杯です。
…と、卒業試験が終わったのに、まだまだ闘いモードのgwenでした。
日が暮れてからは、毎日お別れの話ばかりで少し悲しいけれど、大学院で一緒に頑張ってきた人たちとは、元々一年間でお別れの予定でしたし、仕方がありません。一期一会の気持ちを持って人に接することって大切なんだなぁと思います。自分はそれを実践してきたか…、率直に言って時々忘れていましたが、基本的には育った文化が変わっても、相手に対する尊重がない限り、良好な人間関係を築く事はできないという認識はあるため、そのように行動してきたつもりです。この夏は「一期一会の気持ち、さらに強化期間」としたいです。(宣言)
というわけで、これから、More Londonで映画「The Constant Gardener(日本語タイトル"ナイロビの蜂")」を見てきます~。More Londonの場所と、イベントについても、近いうちにサイトに写真つきで載せます~。
More London イベント情報はこちらから
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グリニッジ探索 - マーケット 前編 -
http://london05.exblog.jp/3819324/
2006-06-27T09:58:00+09:00
2006-06-27T12:23:28+09:00
2006-06-27T09:58:17+09:00
gwenlondon
グリニッジ
ロンドン・グリニッジ編最後です! グリニッジ(Greenwich)は、天文台に行くべしですが、場所を事前に調べないと、どこに天文台があるのか、さっぱり分かりません。しかし、無計画に188番バスに乗ってグリニッジに向かおうとお考えの方でも、大丈夫。計画せずともいける場所は3つあります! (1)グリニッジ大学、(2)海洋博物館、そして、(3)グリニッジマーケットです。(なぜならグリニッジのバス停の近くにあるから迷わず見つけられる…)もちろん、計画を立てたほうがずっといいと思いますが…。
グリニッジマーケットの入り口
こういった屋内型のマーケット
いろいろな物が置いてありますが、アンティークの品物も結構ありました。こちらはケーキを乗せるお皿でしょうか。アンティーク物を見る目をお持ちの方は、オススメです。(gwenはさっぱりなので、「きれいなお皿だな」と遠目に見るだけ…)
アンティークと言っても、陶器だけではありません。こういった60年代に流行ったブローチとかが置いてあったりします。カワイイ~(☆o☆)と思ってみていましたが、値段は30ポンド以上(≒6,300円)だったりして…。質素な生活を送る学生で、且つこれらを活用する道を見出すことが難しい人は、手にとって見て、ブローチの歴史を感じるのも、良いものです。
ちなみに、このアンティークな洋服屋さんにおいてあった、古着だけど最もオシャレなワンピース。30ポンド(≒6,300円)
そのほかにも、手作りの指人形や小さなおもちゃ、
自分でスパンコールやビーズ、色を塗って作る紙のマスク、
手作りカードなどが置いてあります。
しかし! gwenが注目したのはこれらです
帽子。全て手作り。帽子を心から愛してやまない私には、欲しい物がたくさんでした。
こちらのテレビで競馬を見ると、競馬はいわゆる上流階級の楽しむスポーツのようで、誰もが着飾って観戦している様子を見ることができます。その時に女性が被っている帽子を見ると、つばが広くて、たくさんのお花や飾りがついているのです。そんなときに使えそうな帽子も置いてありました。オードリー・ヘップバーン主演の「マイフェア・レディ」にも出てくる競馬のシーンを思い起こします。
ちなみに、言い訳ではありませんが、別に賭け事をするために競馬のことを知っているわけではありません。先日、たまたまテレビを開いたらそれが映っていて、観戦している人たちの服装が、日本の競馬を楽しむ人たちの印象とは異なることから、ちょっぴり観察しただけです。いい訳でした☆
長いので、マーケット後編に続きます。]]>
民主主義を世界中に広めること
http://london05.exblog.jp/3819259/
2006-06-27T09:43:00+09:00
2006-06-27T13:17:10+09:00
2006-06-27T09:43:37+09:00
gwenlondon
勉強
ロンドン 雨
「民主主義はベスト」という考えを私は持っています。だってそれに変わるものはありませんし、個人の基本的人権(自由とか、平等とか、政治に関わり自己の意思を表明する権利とか)を重視して、多数決の意思をもって物事を決める原則という定義を見ての通り、個々人の幸福を重視していますし、それはとても大切なことだと思います。
ただ、紛争を経た国の復興支援を行う上で、いきなり非民主主義国家に、民主主義や個人の権利などの考えを付与することで、逆に混乱を招くこともあるのかなと思います。個人の権利を紛争後の国家再建の過程で全面的に保護することができればよいのですが、長期にわたる持続可能な平和を作っていくためには、民主主義を浸透させることに固執せず、個々人の最低限の幸福(暴力を受けないとか、そういう類)を保護することをまずは目指し、もしくは、個々人の権利を一時的ながらも制限することを念頭において、強固な国造りを進め、それから個人の権利の拡大をしていくのがいいのかなぁと思ったりします。 ------------------------------------------------
なぜなら、
(1) 民主主義を実際に根付かせようと、国際社会が努力している国家を探すと、あまり成功例がないように思えますし、民主主義を根付かせる過程で今のイラクみたいな泥沼の戦いを経なくてはならないことが多いようです。血みどろの戦いを経てまで、定着が成功するか分からない民主主義を定着させるべきなのか。また、
(2) 民主主義をベストと全ての国や人が思うのか、つまり非民主国の人々の意思を無視して、民主主義を根付かせることはよいことなのか。なによりも、
(3) 全く異なるイデオロギーから民主主義を根付かせる、つまり人の考えや生活様式、文化を変えるにはどれだけの時間がかかるか想像もできませんが、それを変えるために、民主主義の浸透を進める第三国(主にアメリカ)から、どれだけ真面目に時間や資金の投入が必要か。
それを考えると、民主主義は最良ではあるが、即非民主主義国にそのアイディアを付与するのは難しいのかなと思いますし、人の国の文化を変えるならば、それなりの覚悟を持って第三国は取り組むべきだと思います。
上記3つについて説明した上で、私のアイディアを書きます。
(1)
現在世界中の国を見たときに、民主主義を成功させている国はどういう国なのかを考えてみると、多くの場合、EU諸国、アメリカ・カナダ、オーストラリアくらいではないでしょうか。これらは、自由や個人の権利を得るために戦ってきた歴史を持つ国々です。つまり、ある程度民主主義に対する考えが普及している国々。日本もある程度成功していますが、それはもともとのベースが他の国と違うことも挙げられそうです。例えば、民主主義をそうでない国にもたらし、その国家の破綻を予防するためには、6つの要件がそろわなくてはならないと言われています:(1)国家が国家としての機能を果たしていること、(2)強固な市民社会の存在、(3)強固な政治機能(複数政党の存在、選挙、選挙のルール、立法府の存在)、(4)法の支配、(5)効果的な官僚制度、(6)強固な経済機能。これらを兼ねそろえた上で、民主主義が根付くと仮定した場合、紛争を経て、国家の力が疲弊している、元々非民主主義もしくは民主主義の理論に沿わないイデオロギーが存在していた土地に、いきなり民主主義だけを導入しても、上手くいかないと思われます。国家の上記6つの機能を作り上げるには、かなりの時間と資金を必要とします。そこまで考えて第三国が他の国を支援しているのか疑問。
(2)
それに、民主主義を広めようとしている国は、ウィルソン大統領時代に、民族自決の重要性についても言っていますが、もし民主主義を他国が希望しない場合(ニジェールが過去に国民選挙で民主主義を否決したことがあります)民主主義の押し付けにより、各国の選択の自由を奪っている、つまり他国の民族自決主義を尊重するというアイディアに相反しているともいえます。つまり、民主主義は、代替案がないという意味でベストアイディアと思いますが(正確に言うとgwenは+福祉・環境・医療なども考慮に入れた政策も考えている民主主義の方がいいかなぁと思ったりします)、全ての人たちが同じように思っているとは限らないということも忘れてはいけないと思います。つまり、民主主義を全ての国が希望するということを前提にして議論していいのかという疑問を持つべき。そこから問題を考え直さなくてはならないのではと思います。
(3)
ヨーロッパの場合、民主主義を広めることは難しいことじゃないと思うのですよ。18世紀からフランスを初めとして、人権、自由、民主主義を勝ち取るために、それこそ戦ってきた、そういった歴史があるので、そういったアイディアに対する認識も深いと思います。でも、そうでない国々に民主主義を広めるには、時間がかかるでしょう。人が慣れ親しんだ主義や様式を変えるには、世代の交代が必要なくらいだと思います。民主主義を他国に定着させるためには、それ相応の覚悟が必要だと思います。戦争が終わって3・4年で「はい、大統領選挙を終えました(選挙はまさに、民主主義を根付かせたように見せるにはうってつけの象徴的イベントと認識しています)。もう国際社会による支援は要りませんね」となっては、残された人はどうすればいいのでしょう。本当に民主主義を根付かせたいなら、最後まで責任もって徹底的に関わってよっ、と言いたいだけなのです。国家の再建を適当にやっては、その疲弊した国に残る個々人が結局被害者になると思うのです。
なお、軍国主義だった日本、ナチスドイツ、ファシストのイタリアが上手く民主国家に転換できたのは、結局、元々自由主義のアイディアを持つ人々が大多数いてそれに対する基盤があり、彼らが一時的に抑圧されていて、外部からの支援によって国家の再建が可能だったこと、もしくは寡頭政治や軍事主義、共産主義グループの力は実はそんなに強くなかったということがあげられそうな気がします。何よりも、アメリカによる、上記3国に対する復興支援のコミットは素晴らしいものだったのだと思います。少なくても日本なんて、80年代にはアメリカに脅威を感じさせるくらいの強い国になりましたが、それは、日本自身の努力だけではなく、戦後日本が自国の安全保障について考えず、アメリカの保護の下で、経済成長に特化できる状況にさせてくれた環境、軍事に取り組まないことで野心のある国家と言うイメージを近隣国に与えないで来ることができたというイメージの上でのメリット、+冷戦という環境という超ラッキーな状態であったことは否めないと思います。
じゃー、私の考えは何かと言うと、個人の幸福を最も重要な物として考えた場合、個人の幸福に対する考えで、民主主義、イスラムの教え、その他のアジアの考えに重なる部分は存在するので、そういった重なる部分から、より世界に共通する主義を国際法なり何なりで法制化していくことで、最低限の個人の権利の保護をしていくのがよいのかなと思います。そして紛争後の平和構築段階であっても、そういった人類に共通する考えをまずは導入し、現地の文化を尊重するのが最初。それから、より広い個人の権利や幸福を守っていくという考えを時間をかけて少しづつ広めていくのがいいのかなと思うのです。つまり、「最初に民主主義ありき」ではなくて、「個人の幸福が守られるような環境を作る」ことができればいいのだと思います。そこで各文化の中にある基本的な、個人の幸福や権利が守られていくことで、少しづつ、よりひろい権利の保護に拡大していけるのかなと思います。
なお、「世界人権宣言」が1948年に国連で採択されていますが、内容を見れば1789年のフランスの「人と市民の権利の宣言」やアメリカの「権利章典」にルーツがあるので、西洋製です。つまり、本当の意味での世界中の人たちの文化に共通する権利や個人の幸福の総体を指していないと考えています。
ツッコミどころ満載かもしれませんが、まだまだ修行中の学生と言うことでお許しください。でも、むしろツッコミを入れていただけると勉強になりますし、ありがたいです。
長い文面を、読んでくださりありがとうございます。]]>
別れの始まり
http://london05.exblog.jp/3796935/
2006-06-24T09:34:00+09:00
2006-06-24T13:21:27+09:00
2006-06-24T09:34:50+09:00
gwenlondon
生活
ロンドン 多分晴れ
今日2件目のアップです。
今週は、夜更かしもしくは、朝に就寝する生活を送っています。
大学院での卒業試験が終了し、今月30日で大学の第三学期であるSummer Termが終了します。学校側が提供する「修士論文の書き方セミナー」が、来週24日から一週間行われますが、それが終われば、授業もなく、9月1日までに修士論文を書き上げ、学校側に提出して、全てが終了。あとは卒業できるかどうか発表される秋までをドキドキしながら過ごし、12月(昨年の場合は14日)の卒業式を待つのみです。…私は修士論文を終えたら、日本に戻るため、卒業できると判明しても、たぶん卒業式は出席しませんが、出席しなくても卒業証書は郵送で送られるそうです。
と言うわけで、今週から自分の帰国まで、別れを惜しむ期間となります。知人でも何人かの学生が今月中に母国へ帰国し、故郷で修士論文を書くそう。そういった人たちと一緒に食事したり、外出することが多くなりました。この一週間で、外食3回、寮でお料理2回、パブでサッカー観戦3回、人の部屋で語り2回、キッチンで朝まで語り1回と、何か毎日がお祭りみたいです。少なくとも今月中は、そんな調子が続きそうです…。
一番好きな人たちのうちの1グループである、日本人仲間の一人が今月末に帰国、来月にまた一人帰国します。異国にいて日本の知人自体少ないし、大学院にいる日本の友人はロンドンに3人しかいませんが、同郷の人と一緒に過ごす時間を少しでも持つことが、精神的にもちょっとした支えになってくれます。彼らは皆んな男性ですが、性別を全く気にしない友人たちで、人生について、人のあり方について、これまで語ることのできる人たちでした。
昨日も朝5時半まで、うちのフラットのキッチンで、互いの客観的に見た対人関係の問題点について率直に意見をし合ったり、将来のことを話したり、好みの女の子の話(私の場合は好みの男性。ちなみに年上好き、且つ福山雅治カッコイイ☆:笑)をしたり。大学の学部を卒業して数年が経っていたこともあり、こんなに自分や相手の内面に触れるような話ができる人たちに会えたのは本当によかったなぁと思います。
その中でも、特に面白かったことは、心理学を勉強している人から出てきた言葉。「自分の人生に、現時点で満足していると言えるか」との質問にyesかnoで答える、というもの。
4人中、現時点でyesと答えたのは1人。他の人は、以前はnoだったけれども、yesの割合が確実に増えているという人。noだし自分の人生は変えようと思えば変えられるけれど、変えることで周囲の人に与える影響を考えると、変えられないでこのまま進まなくてはならなさそうという人。また、yesかnoか判断をつけるのは難しいが多分no、という答えが出てきました。gwenがどれかは、内緒☆
そこで心理学を学んでいるアキさん曰く、現在yesかnoかは、自分の認識の中に置きつつも、その状況から、yesの方に向かうように自分で行動していくことが大切なんだということを話していました。
現状が満足でyesと答えられるなら、それはそれでOKの人生。答えがnoなら、noをyesの方向に向かわせるように行動することで、人生はより良くなるということみたい。
試験が終わると、一気に修士課程が終盤に差し掛かってきたという感じが出てきます。あと2か月ちょっとで帰国。今後どうなるか分かりませんが、いい方向に進むよう、yesの割合をより増やしていくよう、行動していかないとね。でもよりよい方向に進むには、結局明確な目的と意思が必要、つまりまずは気の持ちようと、自分のありたい姿を作ることかな、と思うのでした。
The Anchor and Hopeで食事を終えた後、パブに立ち寄り、パブを追い出された後に、3人の仲間と写真撮影。後はタワーブリッジ☆]]>
グリニッジ探索 - 海洋博物館編 -
http://london05.exblog.jp/3796659/
2006-06-24T07:34:00+09:00
2006-06-24T13:04:32+09:00
2006-06-24T07:34:45+09:00
gwenlondon
グリニッジ
博物館。中は撮影禁止でした。
外には、大きないかりから、
英国海軍の戦闘機まで。
この博物館の裏手も、緑が一杯。
また、グリニッジ大学の隣には、フェリーが出ていて、タワーブリッジにはフェリーで帰れることが判明。
でも、往復で7ポンド(≒1,470円)、片道6ポンド(≒1,260円)という表示を見て、断念…。だって、値段の付け方が変ですもの。次回はフェリーで往復するというのもアリかもしれません。
ちなみに、こちらはフェリーではなくて、フェリー乗り場の近くにある展示されている船。
グリニッジマーケットに続く]]>
イングランド戦 3試合目を パブで観る
http://london05.exblog.jp/3778953/
2006-06-21T19:34:00+09:00
2006-11-03T20:45:12+09:00
2006-06-21T19:34:43+09:00
gwenlondon
ワールドカップ 2006
ロンドン 曇り
再びW杯のお話ですみませんが、イングランド第三試合を、学校内のパブで見てきました。試合後暴れる人たちをこれまで見たこともあり、危険かなと思いましたが、屈強そうなインドの学生が一緒に来てくれたので、観戦が実現しました。
学内のパブは人がいないとこんな感じ。
今回は明らかに学生に見えない人たちもいたので、学内のパブとはいえ、一般の人がかなりいたように思えます。
初めてイングランド戦をパブで見ましたが…人々の一体感が強かったです。
こちらは、上手く撮れていませんが、人で埋め尽くされています。
こちらも。もう、歩けないくらい。
何がすごいって、点数が入ればパブが揺れるほどの歓声が上がり、テレビのReplayで得点ゴールが再度テレビに流れれば、また歓声。抱きあがって跳ね上がって、それは忙しそうなのですが、皆んなが熱く一体なのです。
それ以外にも、相手チームのプレーヤーがイエローカードをもらえば、歓声が響き、その選手の名前がテロップに載れば、また歓声。
ビールの名前が入った帽子を被る人。たぶんスウェーデンのチームのサポーターでしょうか(選手のシャツの色に似ているから)。でも、イングランドの紋章が入っているし…??
点数が2対2になったところで、もう試合は動かないだろうし、もしイングランドが負けたりして、色々と巻き込まれるのは怖いので、試合終了5分前にパブを後にしました。
帰り道には酔っ払ってテムズ川に飛び込み、はしごで登ってくる人。
写真は撮りませんでしたが、鼻の骨が折れて血だらけの人がミレニアムブリッジをフラフラと歩いていたりして…。
イングランドを応援する人々の熱い思いを体感でき、良い経験になりました。]]>
グリニッジ探索 - 大学編 -
http://london05.exblog.jp/3772461/
2006-06-20T19:03:00+09:00
2006-06-24T07:49:02+09:00
2006-06-20T19:03:13+09:00
gwenlondon
グリニッジ
学校近くを走る188番バスの行き先に「北グリニッジ(North Greenwich)」と見つけて以来、多大なる関心を持っていました。その日は卒業試験が終わって数日目だし、188番バスはタワーブリッジ近くを走っているし、と思い立ち、冷やしたミネラルウォーターを持って、バスに乗り込みました。
グリニッジといえば、世界標準時のグリニッジ天文台ですが、調べ物をせずに出かけたため、現地に到着しても、どこに何があるのか分からず、バス停の前のグリニッジ大学とその周辺をブラブラするにとどまりました…。次回クラスメートと行く予定なので、そのときには天文台を目指します。 グリニッジは、タワーブリッジから188番バスに乗ります。どれだけの時間がかかるか心配でしたが
実際、30分もせずに到着。そんなにご近所とはΣ( ̄□ ̄;)、ビツクリです。
グリニッジは、バス停の周辺に関して言えば、学生街の様子。少し離れると、キレイな建物が並んでいます。
バス停のそばに、グリニッジ大学があります。とても美しい場所と聞いていましたが、緑も建物も「イギリスの大学」的、つまり広大な緑に囲まれた、時代を感じる建物のあるキャンパスでした。
そうよ、イギリスの大学は、緑がまぶしいものなのよ!
私の通学する大学院に、芝生を半分ほど分けてもらいたいです。(ロンドンの街中にあり、緑と言っても、道路沿いの街路樹に囲まれているくらい…)
広すぎてカメラに収まりません。
こーんなに広くて、とてもキレイな場所で勉強できる、学生がウラヤマシイ。(T_T)
海洋博物館に続きます。]]>
「紛争は、必ずしも悪いものではない」…本当?
http://london05.exblog.jp/3770403/
2006-06-20T10:16:00+09:00
2006-06-21T20:17:12+09:00
2006-06-20T10:16:24+09:00
gwenlondon
勉強
ロンドン 曇り
今日は久しぶりに1日涼しい日でした。気温も18℃~22℃くらいを前後していて、7分丈のシャツを着てちょうどよいくらい。
今日はカメラを持ち運び忘れて、ロンドン画像がなく、すみません…。
久しぶりに、指導をしてくださる先生であるスーパーバイザーにお目にかかりました。目的は、修士論文のアウトラインを作るための相談です。
修士論文について、紛争後の国の復興支援をする上で、現場国の文化があまりにおろそかにされている、ということについて書く予定です。
まだ草稿段階ですが、過去に、紛争後の平和構築として使われる計画書・工程表(?)・報告書を見ることがよくあったことがきっかけです。西側の文化をそのまま、西側ではない国にもたらそうとしている?という疑問がありました。紛争後の平和構築を行う際に、計画を作る側と、計画を実行する国との、文化の違いがあまりに意識されていないし、それが復興支援に悪影響をもたらしているのでは、という意見が私の中にあります。
西側の文化は素晴らしいものだと思いますが、それをいきなり異なる文化にもたらしても、いっそうの混乱を招くだけの可能性があるのでは。そこで、もう少し他国の文化や、そこにいる人のこと考えて、国の建て直しについて考えましょうよ、ということを修士論文に書きたいと思います。
------------------- 続 き ---------------------
より具体的に言うと、アフガニスタンの国家再建の柱として「ボン基本合意」というのがありますが、そこに「民主主義とイスラム、多様性、社会的正義の原則に基づき、アフガン人が自由に将来を決定する」という くだり があります。「多数による意思をもって物事を決める原則」である民主主義と、その正反対にあるイスラムの原則が、そこに一緒に書かれていること自体、疑問系です。
上記以外にも、重なり合わない部分の方が多い、そんな西側文化を、非西側の国に、しかも国連や国際社会の支援の名の下に押し付けるって、どうなのだろうというわけです。それに、復興支援計画は機械的で、且つ無機質(数字が舞う世界:例えば、ある組織はテントを数百張り現場に立てましたとか、数個の井戸を掘りましたとか、報告書に書いたときに、見栄えがいい感じの資料が多い)で、そこにいる人間のことよりも、実績を重視しているように感じることもあります。
別の事例を出すと、「紛争は必ずしも悪いものではない」という話が当大学院の授業でも、出稼ぎ先だったカナダでも、普通に出てきます。異なる意見同士をぶつけ合えば新しいアイディアが生まれる、紛争があることは健全なこと、という考えが背景にあります。個人の権利が尊重される西洋諸国に見られる考えで、日々の些細な会話であっても意見を求められ、意見の応酬があるのは、その文化の一部の表れかもしれません。
でも、日本で育った私的には、「紛争は悪いものではないよ。むしろ健全な社会の証拠だ」というアイディアを、日本社会に適用するのは難しそうと思いますし、人と衝突しないように振舞うことを、暗黙的に感じさせる「社会(学校、職場、友人、ご近所など)」・環境で生活してきた気がします。ここで個人は、西洋的な個人そのものの尊重というあり方とは少し異なる、共同体があっての個人というあり方のように見えます。「波風を立てない」、「出るくいは打たれる」。
東南アジアも似たような考えを持っていて、ASEAN(東南アジア諸国連合)は、紛争を直接解決しようとしていません。紛争が存在しても、非公式に協議を重ねて合意を作って、紛争を回避する方法を考える組織です。領土問題や、環境汚染の問題など色々抱えているにも関わらず、この、アジア独自の紛争に対処する方法(ASEAN Way)のおかげで、ASEAN発足の1967年以来、ASEAN加盟国である東南アジアの国家間で紛争が起こることもなく済んだとも言えます。シンガポール、インドネシア、マレーシアを初めとする国家元首の舵取りの上手さもあるけれど。
(ベトナム戦争は、ASEAN以外の国が関わっている為、ノーカウント)
(アジアを植民地としたイギリスなどは、その国の文化を壊すようなことはしなかったそうです。そのため、イギリスに「良い印象を持っている」と、インドの学生は話しています。)
そこで一例ですが、そんな紛争をできるだけ避けて、誰の面子も壊さずに非公式の話し合いを通じて問題を良い方向に向かわせようとする文化が、アフガニスタンにもあると理解していますが、そんな国に、例えば「紛争は悪いものではない」「個人が個人としてあるべき」というアイディアをもたらして、紛争をある意味推奨する国に作り上げようとしたら……?
そこにいた人たちは、そんなに簡単にこれまでの価値観をかえることができるのかしら。「国際社会の善意」を持って、他国の固有の文化を破壊することにならないかしら。それをすることで、どういった反応が出てくるのかしら。
また、Azarという人が、紛争後の平和構築に第三国が関わる場合、その平和構築計画を実施・安定させるためには、少なくとも7~10年の期間が必要と言っています。
でも実際、メディアなどから、紛争が収まったように「見えれ」ば、他国の人々の関心はすぐに薄らいでしまう。現在、イラクの復興支援に7~10年の期間をかけて、取り組もうとする雰囲気は、見当たりますか…? 押し付けられた「支援」を残して、支援組織が去った後、その国に残された人たちはどうなるの?!
話がそれましたが、ともかく、紛争後の平和構築を考える上で、文化の違いがあまりに意識されていないし、復興支援を考える際に、その国の人間・社会が主体になっていないと思ったので、その辺りに焦点を当てて、修士論文を書きたい、と思っています。本当は、紛争がもたらす経済も入れたかったけれども、書ききれないので、パス。
まだまだあいまいで、分かりづらく、失礼しました。アウトラインがはっきりしたら、またサイトに書いてしまうかもしれませんが、ご意見などありましたら、教えてください。
お付き合いいただきありがとうございます。m(_ _)m
ちなみに、この話を熱くスーパーバイザーに語ったら、目が輝いていたので、ちょっと嬉しかったです。アウトラインの助言をいただいたのでした☆ しかも、夏休みでも必要ならアドバイスに乗ってくださるって♪フフー、頑張ります☆]]>
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