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需要を満たせない公開講座( ̄へ ̄メ)
今日はコートがなくても十分なくらいロンドンは温かでした。そんなロンドンに今晩、台湾の台北市長 馬英九氏が、私の通学している大学院の公開講座にて演説しました。なのに、なのに、会場に入れませんでした。

この公開講座、6時半からでしたが、4時に並び始めた人はすでに入れなかった模様。私は5時半頃会場に行きましたが、もう定員一杯でした。

いつもそう。当大学院の公開講座で有名な人が来ても、384人しか入れない会場を使って講演をし、今日は1,000人以上が追い出されたとのこと。別の会場でビデオを使って講演の様子を見れるようにすればいいのに、そういった対応もしない。会場前はパッと見、ほとんど中国からの学生でしたが、会場前でたむろっている学生は、当大学院の学生だけではなく、その周辺の大学、さらにはオックスブリッジからわざわざ彼の講演のためにロンドンに来ていたとのこと。その現場には、入れないと知って、泣き叫んだり、怒り狂う人がいて、ちょっと怖かったです。また、中国の点心を売る屋台が出ていたり、The Epoch Timesという中国語の新聞が号外を出していたりして、お祭り騒ぎでした。きっと彼らも次の台湾総統となるかもしれない人が、どういった外交政策を持っているのか聞きたかったに違いない。こんなに需要があるのに!

と思って、入れなかった中国からの学生から話を聞くと…。
馬氏は、どんな政治家よりも見た目がいいので、映画スターを見る感覚で、今回の講演会に並んでいたらしい。それに、台湾と中国の外交問題なんて関心ないって…。

無論、全ての学生がそうであるとは思いませんが、卒業がかかっている試験のための情報入手と、明日のセミナーへの参加のために、この公開講座への参加を必要としている私に座席を!という思いで一杯でした…。

確かに、馬氏がセミナーの先生と一緒に会場に入っていくのを見かけたのですが、カメラクルーがビデオを回し、学生は「キャァーッ」と黄色い声を上げ、カメラのフラッシュが光っていました。馬氏は一度足を止めて人々に笑顔を振りまいていました。「日本的視点から見たらどうみてもカッコよくないよ、小泉首相の方が顔はいいよ」、と台湾の人に言ったら、KOIZUMIの方が醜い(ugly)と一蹴されました。この人を見るために、オックスフォードから出てきた来た学生がいるの? 信じがたいです。

講演会に参加したフラットメートとその友人4人からの伝聞によると、講演会の参加者のほとんどが中国人と香港人。a0055525_20424280.jpg台湾人もちらほら。馬氏の講演は、これまでの発言とほとんど変わらない、つまり、馬氏の考えている、台湾の最終的な政治的目標は、中国との統一。それは3つの前提条件である、中国の民主化、社会福祉の充実、経済発展が満たされることにより成し遂げられるという見解を述べていたそう。そして、台湾の将来は台湾人が決めるべきだから、選挙を通じて統一するかどうかを決めるべきとも言っていたそう。あと、近いうちに中国大陸を訪問したいと言っていたとのことでした。「ずっと現状維持」「現状維持、後で独立」「現状維持、結論は後」「現状維持、後で統一」の中の最後の派閥ですね。国民党の党是は、大陸との統一。こう言うのも当然ではあります。

台湾の人の希望であれば、統一で良いのだと思います。馬氏が総統選で勝ち抜くかどうかは2008年に分かりますが、台湾のある学生曰く、80%の確率で彼が次期総統になるだろうと、一般に予測されているとのこと。私的には、勝負は下駄を履くまで分からないと思いつつも、2008年までの間に陳水篇 現総統が何をするのかにも、注目したいと思いました。

このフラットメートとその友人から、辛めの中華料理をご馳走になりながらお話を聞いたところ、「台湾は本当はね、大陸と統一したがっているのよ」と、言っていました。理由は「文化も一緒、言葉も一緒、私たちと同じ中国人だと思っているからね。イギリスに99年間も統治されて西洋化した香港と違うから、私たち中国人も台湾の人に親しみがあるのよ」「それに中国も民主化が進んでいるからね」とのこと…。台湾の統計を見ると、程度の差はあれ、自分は台湾人と言っている人の割合が84%(2002年6月現在)もいることなどから、セミナーで学んだことと違うのにちょっと驚きつつ…。それと、彼女の発言のどこまでが本音で、どこまでが外国人の私に対して与えている説明なのか、判断できなくて軽く頭を抱えつつ…。

先週出席した「アジア太平洋国際政治」の授業で、講師の先生に、「公開講座に必ず出席すること、そこでの講演内容を踏まえて、14日のセミナーでゲストスピーカーとして来る馬氏と議論することになる」と言われていたのに、この公開講座に参加できなかったということは、明日のセミナーにちゃんと参加できないということじゃない…。

しかも同じく会場に入れなかったセミナー受講生曰く、明日もしかしたら馬氏は、国際政治のセミナーにゲストスピーカーとして来れず、同行している台湾の大学の教授が講演するかもしれないとのこと。1か月前から楽しみにしていたのに。とはいえ、台湾問題の情報はその専門家の先生の方が沢山持っているでしょうから、それはそれでよしですね。

明日は馬氏が講演に来るのか、それとも同行者なのか。明日は良いお話が聞けるといいなと思います。
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by gwenlondon | 2006-02-14 08:13 | 勉強
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
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