土曜日の午後、同じ寮にいる学生から電話がかかってきました。
何でも、クレジットカードを取られた上、勝手に使われたとのこと。
金曜日の夜、知り合いに誘われてバーに飲みに行った際、お財布から現金30ポンドとカード1枚を抜き取られ、一緒にいた知り合いはサイフごとなくしたみたい。
サイフにあった、学生証や母国の銀行のカードは手付かず。現金とカード一枚だけを抜き取って、ズボンの後のポケットにサイフをもどしたということだから、何と鮮やか!
それを土曜日の午後に気づき、即カード会社に連絡したら、すでに50ポンドほど使われていたそうです。カードの使用を停止し、そして私に電話をくれました。あと、
ロンドン警視庁(the Metropolitan Police)にも盗難届けを出すようカード会社より言われたそうです。
一緒にロンドン警視庁のサイトを見ていたら、インターネットで被害届を出すことができることが判明、それで届けを出していました。
インターネットで被害届が出せるなんて!
サイトによると、届出できる事件にも条件があり、緊急事態ではない窃盗(Theft)や、公共物などの破壊行為(Criminal Damage/Vandalism)、車上荒らし(Theft from a motor vehicle)、車の損傷(Damage from a motor vehicle)に限られます。交通事故(Road Traffic Accidents)もしくは衝突事故(Collisions)、落し物(lost property)については対象外です。
上記の緊急対応の必要が低い犯罪の他に、憎悪犯罪(Hate crime:日本でもヘイト・クライムという?)も、インターネットで届出を出せるそう。ヘイト・クライムには、怨恨による犯罪・事件、人種の違いや、同性愛者、性同一性障害、信仰、(英国の)非国教徒、障害者などの理由によって犯罪が行われたと、被害者が認識した事件のことを言うそうです。その他にも、人に相談しずらい犯罪に巻きこまれた、もしくは目撃した場合の通報情報もありました。
ただ、犯罪が深刻、現在進行形である、犯罪者が近くにいる、犯行現場を目撃した、現場に証拠が残っている場合は、インターネットではなく、緊急連絡「999」を利用すること、ともあります。
ロンドン警視庁サイトより、緊急性のない犯罪もしくは憎悪犯罪の被害報告サイト
(Non-Emergency Crime and Hate Crime/Incident Report)へ移動、そこで、1. あなたの名前と犯罪との関係、2. 犯罪の種類、3. 被害者・加害者の情報、4. 被害者情報、5. 犯罪現場の名称、6. 犯罪が行われた日時、7. 被害情報、8. その他情報、9. これまで書き込んだ情報の確認 を記入して、被害届の提出が終了します。
ネットで被害届が出せるのは便利ですね。お世話になりたくないけれど…。
そういえば、「2月14日からデビットカードを使用する際には必ず暗証番号(PIN)を入れることになります」、というお知らせを最近いたるところで見ます。これまで暗証番号を入れないで買い物ができていた場所で思い出すのは、大学図書館、M&S、TESCO、Sainsbury's、Tube…沢山あります。これまで、暗証番号を入れないでいいという状態が続いていたこと自体おかしなことです。そんなカードが盗難にあったらそれこそ悲惨ですもの。