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ロンドンからの発信は終わります
ご無沙汰しております。

大学院生活が9月に終わり、少しの休みを経て、またバタバタと帰国準備をして、あっという間に、帰国してしまいました…。1年間の生活の場の整理は大変でした、と言い訳しつつも、事前連絡せずに戻ってきてしまったことを、どうぞお許しください。

ロンドンでの1年間は、とても有意義でした。

毎日の勉強の準備は、本当に本当に大変で、辛くて、意味の分からない文章を一生懸命に読み込む、でも、時にはいくら読んでも意味不明で、家族にも友人にも誰にも言えず、一人でお部屋や、テムズ川のほとりでコッソリ涙したり。でもクラスメートや担当の先生にはフテブテしく相談して乗り切ろうとしてもいました。図書館が23時まで開館しているので、冬休みはクリスマス前日までの毎日を、閉館時間まで読書に明け暮れたり。落ち込むことも、しばしばありました。

でも、時間は流れるもので、あっという間に1年が経過。実は、この地で仕事ができたらどんなに良いだろうとも思うようになりました。ロンドンについては、学校の周りと寮の周りのタワーブリッジ・バトラーズワーフしか知りませんが、ステキな場所です。

異国の地ではあるけれども、ロンドンは世界中の国から人々が集まり、活動している場所。自分の意見をしっかり持って、筋の通っていることを言えば受け入れてくれる土地。そういう意味で、とても魅力的ですし、挑戦し甲斐のある土地だとおもいます。

また、ご近所さんから受けた親切や、寮でであった友人たち、クラスメートという狭い範囲ではあるけれども、いい人に恵まれました。

とはいえ、元々帰国が前提の留学だったため、故郷へ戻ることになりました。いつの日か、何らかの形でロンドンに戻れたらどんなに良いかと思います。友人たちは皆んな世界中に散りじりになってしまったけれど、「次の人生では、お互いに St. Katharine's Dock の白鳥に生まれ変わって再会しよう!」と話せる 友だちができたのも、ステキな思い出です。(変な約束…(笑))

そして、ブログを通じて出会った皆さんからも、いつもいつも、ポジティブなエネルギーを分けてもらっていました。顔も知らない皆さん、なのに、温かいコメントや勉強になるお話しを教えてくださった皆さん。

1年間のサイトを通じて、色々な方から情報をいただいたり、ステキな写真に心潤ったり、励まされたりと、このサイトなしにはロンドン生活を語れないくらい、ステキな思い出が、ブログを通じて出来上がりました。ブログを見てくださった方も、ブログにコメントしてくださった方も、皆さんに感謝しています。本当ですよー。1年間、無事生き残れたのは、学校と、友人たちと、そしてブログで得られたお友達のおかげさまです。人は一人では生きていけませんね。

Gwenの、1年間の冒険と勉強にお付き合いくださり、ありがとうございました。

また場を変えて、こういった形で自分の意見を発信できたら、と思っています。

とはいえ、さりげなく、写真をもうちょっとUPするかもしれません…。それと、変わらず皆様のサイトにはひょっこり遊びに参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。東京は朝晩と秋風が涼しいですが、どうぞ健康にはくれぐれもお気をつけて。

Best wishes,

Gwen xoxo
# by gwenlondon | 2006-10-20 02:34 | 生活
失踪者を発見!
大変ご無沙汰しております。Gwenは生きております。タワーブリッジに生息していました。

9月初めに修士論文の提出を終えました。ヾ(↑▽↑)ノ
そして就職活動をしているところです。......φ(。。;;)

まず、修士論文の内容は、

Can we make Afghanistan join the Democratic Zone of Peace by Imposing Democratic Frameworks?

サクッと訳すと、民主主義同士は戦争をしない、つまり民主主義国家間は平和的であるという理論があるが、非民主主義国に民主化を押し付けることで、その国が他の民主主義国家と平和的な関係を構築できるのか、民主化を押し付けられた国家の国内を平和的にさせることはできるのだろうか、というような意味です。ご関心のある方は、下記に短い概要を乗せましたので、ご覧くださいませ☆

ちなみに、短期的には NO という結論です。
(国際社会が100年、200年という歳月と、惜しみない大金をかけたら、もしかしたらYESに成りうるとも言えるので、「短期的」という表現を使っています)

せっかく書いた修士論文、何とか生かしたい! と強く思っており、少し改良を加えた後、元の職場の人などに送り、意見を求め、さらに改良をして、どちらかに提出したい、とも思っているところです。…だって、せっかく書いて生み出したものですもの、この2か月の努力と修士論文を生かしたい、とも思うのです。でも、どうやって活かせばよいのかというのも、まだまだ考える余地があるようです。時間も心もかけましたし、就職活動でも利用したいところですが、民主主義を広めることに関心を持っている組織って…どなたかご存知でしたらご紹介くださいませ☆

バールと市場へ出かけて以来、Gwenは何をしていたかと言うと、一言で表せば、というか、一言で表せるくらいシンプルですが、

修士論文のために必死で書物を読んでいた...φ(。。;)

でしょうか。多数の書物やエッセーを、苦労苦痛を伴いながら読み解き、夏のロンドンを満喫することもなく、外出することもなく、寮、もしくは時々図書館で、2か月を過ごしました。

なぜなら、自分の読まなくてはならない書物を調べてみたら…、2か月弱では、足りないのでは?!という疑問が発生したためです。

おかげさまで、少しだけ英文を読むスピードがアップした気がしますし、日焼けもせず白肌キープができましたが、反面、イギリスにいて、イングランドを旅行したことがないという、つまりイギリスのことが全然分からないで日々を過ごす事になってしまいました。結局は、近所のロンドン塔・タワーブリッジと、学校の周辺しかしらないで帰国の日を迎えることになりそうです…。

ですので、帰国前には、ウィンザー城くらいは行ってみたいと、ささやかな願望を持っております。

とはいえ、12月の卒業式を迎えたら最後、もはや無職になるためΣ( ̄□ ̄;)ガビーン、就職活動も頑張ります~。

ご無沙汰し、ご心配をしてくださった方、本当にありがとうございました。

m(_ _)m

Gwenの修士論文の概要はこちら (日本語・英語)
# by gwenlondon | 2006-09-20 12:20 | 生活
インドから来たバール、タコに出会う
7月15日(土)
ロンドン 晴れ

* タコを見たことも、食べたことも無い、インド人バールの経験 *

バールはインドから来た学生で、情報システムの修士号の勉強をしています。gwenとは、寮内にあるコンピュータールームで出会って以来、とても仲良しのお友達。土曜日はお天気もよかったので、バールは、マーケットへ行こうと思い立ち、2人でボローマーケット(Borough Market)へ出かけました。

* ボローマーケットの詳細についてはこちらの過去のブログから

マーケットでは試食のチーズやら、パンやら、ジャムやら色々とあるので、マーケットをブラブラしながら食べ歩き。野菜などの葉物コーナーには、みずみずしい夏の野菜が所狭しと並び、季節感一杯です。魚介類コーナーも訪れました。
インドから来たバール、タコに出会う_a0055525_748423.jpg
サメなどの興味深い魚がある中、バールはある奇妙な物を見つけました。

インドから来たバール、タコに出会う_a0055525_7474245.jpg
こちら。タコ(octopus、蛸、章魚)。

「これは何かしら、いやねぇ、食べられるのかしらねぇ。」とgwenに質問。「これはタコ(octopus)だよ。日本では普通に食べるよ」との答えに、「これが噂の Σ( ̄□ ̄;)ガビーン」、という雰囲気に(でも表情は変化させず。さすが大人)。「足は何本あるのだろう、毒があるのでしょう、どうやって食べるの?、イカって見たことある?」などの質問を浴びせ、gwenはそれらに答えた後、「今日の夕食に炒め物か、トマトスパゲッティを作ってあげる」と提案しました。バールは日本の食文化を否定しては失礼と思ったのでしょう、OKと、快く了解してました(快く、でも目の色は「OKと言って失敗だったかも…」と言う感じ。それを見てこちらは終始笑いっぱなし!)。タコの足を一本購入、2.5ポンド(≒520円)。
インドから来たバール、タコに出会う_a0055525_7493939.jpg
タコの足とネギの炒め物
材料:
 タコ足 1本
 ネギ(Spring onion) 1束
 ニンニク 2かけ
 塩・コショウ
 油

タコは初めてのバールに、塩でタコ足を揉んでもらい、臭みとヌルヌルを取ってもらいました。このモニョモニョした感覚は初めてだったよう、バールは沢山写真を撮りました。故郷のお母さんにタコを食べた、とメールで送って見せるそうです。

インドから来たバール、タコに出会う_a0055525_755597.jpgできあがり。

インドから来たバール、タコに出会う_a0055525_7502320.jpg
他にもサラダやダンドゥーリチキンなどがあります。

料理前にバールは、インターネットで本当に毒がないか、どんな栄養があるのかを確認したそう。タコには鉄分が含まれているよ、と栄養価に関する知識を食事中に説明してくれました。また食べてみると、タコは弾力があり、そのエキスは美味しく、ご飯にとても合うことが分かり、バールは大満足。一人でほとんど平らげたのでした。

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gwenの学んだこと(lesson learnt):

1.日本から来た人からしたら普通の食べ物であっても、国が変われば、「日本人は奇妙な物を食べている」と思われることがあるということ。(フランス人が、カエルやウサギ、野バトを食べるのを、Σ( ̄□ ̄;)えーっ!と思うように。)

2.しかし、ちゃんと調理してあげたり、言葉で説明すれば、食文化に対する理解を深めてあげることもできるということ。逆に、自分が変わった食材に出会っても、受け入れる心を持つこと。(でも、ヘビとかは絶対無理…)

3.日本の外の視線から見たら、私たちはもっと他にも何か、不思議な物を食べているに違いないですが、自分の視点からでは分からない それ を発見するのはとても楽しい♪、ということ。自分の持つ常識が、違う視点から見たら常識ではないことを知るのは面白いですね。
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* 食べやすい方がよいかなと思い、本当はタコとトマトソースのスパゲティを作ろうと思いましたが、和風で食べたいということで、こちらを作りました。次回は、洋風で挑戦! こちらのサイトを参照させていただきました。ありがとうございます。m(_ _)m
シンプルにおいしい、毎日
# by gwenlondon | 2006-07-17 08:02 | 生活
大学の卒業式
7月14日(金)
ロンドン 晴れ(ちょっと肌寒し)

旅行から戻り2日目。ロンドンに戻った後、中華街で食べた中華料理がひどくて(たぶん、古い油を使って料理しているみたいでした)、体調を崩していました…。今日は朝から晩まで図書館に出かけました。ストラスブールの写真も近いうちに更新します。

でも、旅行のお話の前に、今日は大学学部の卒業式がありました。
大学の卒業式_a0055525_9201695.jpg
肖像権に問題がないことを願いつつ…。

大学の卒業式_a0055525_926252.jpg
イギリスの大学は3年で卒業できます。学生は150か国以上からきていることから、色々な民族衣装の上に卒業のガウンを着ている学生が沢山。家族連れが多くて、3年間の学業を無事に終え、誇りに思っているような学生が沢山いました。

7月1日に寮内で、寮生の引越し大会(?)があり、フラットから3人の中国からの学生がいなくなり、代わりに新たにアメリカ、フランス、イスラエルからの学生が入ってきました。そのうち、アメリカから来た学部生一人曰く、「もし無事卒業できなかったら、親に殺されていたわ!危ないところだった」と言うくらい、勉強はハードみたい。(そもそも英語圏であるアメリカの学生がなぜ、イギリスに来て勉強するのか、何故イギリスを選ぶのか、とても関心あります。3年で卒業できるなどのメリットもあるでしょうが、それは次回質問してみます。)

大学院の卒業式は12月。私も無事卒業したいものです。その前に修士論文を後1か月半で終わらせなくてはなりません。1か月半あるということは、その間に努力すれば、いい成績を残せるかもという可能性はあります。悔いだけは残したくないです。
# by gwenlondon | 2006-07-15 10:52 | 勉強
旅に出て参ります
7月7日(金)
ロンドン 雨

本日より12日まで、元同僚を訪ねに、旅へ出てまいります。
修士論文のことは、ロンドンに置いてきます☆ m(_ _)m
ロンドンに戻りましたら、また写真を掲載します☆
皆様、ステキな週末を ヾ(≧▽≦)ノ
# by gwenlondon | 2006-07-07 22:37 | 生活
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ロンドンに留学していた大学院生です。こちらで見た面白いもの、経験を記録してきましたが、帰国により、ロンドンからの発信は終了となります。これまでありがとうございました。m(_ _)m
by gwenlondon